ヒストアクリルガイドライン 構造化抄録フォーム ガイドラインタイトル 血管

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ヒストアクリルガイドライン 構造化抄録フォーム
ガイドラインタイトル
血管内投与禁忌の塞栓物質ガイドライン
項目名
ヒストアクリル塞栓術
文献 No.
169
ID
8591620
文献情報:著者、タイトル、雑
Winkelbauer FW, Nierderle B, Graf O, Prokesch R, Thurnher S, Wildling R, Lammer
誌名、発行年、巻(号)、ペー
ジ
J、Malignant insulinoma: permanent hepatic artery embolization of liver
metastases--preliminary results.、Cardiovasc Intervent Radiol、1995、18(6)、
353-9
目的
研究デザイン
エビデンスレベル
エビデンスレベル (二次)
対象(患者、疾患、病態など)
症例数
研究施設、国
インスリノーマ肝転移に対するヒスト肝動脈塞栓術の評価(初期経験)
症例報告
Ⅴ
Ⅴ
低血糖症状を有するインスリノーマの切除不能肝転移 3 例
3例
介入/検査
NBC-LP(1:4)注入。葉塞栓術後、1-2月後に他葉塞栓(unilobar sequential
ウィーン大学、オーストリア
embolization)。側副路も塞栓。治療法、フォローアップは186文献とほぼ同様。
評価項目
腫瘍縮小、症状、生存
統計手法
結果
結論
なし
症状消失 3、PR3(WHO)、再発なし
効果的だった。長期間の効果が期待できる。
CQ1 ヒストアクリルの血管塞 無
栓の機序ならびに効果に関す
る記載(有の場合、その内容)
CQ2 どのような状況が適応か インスリノーマ肝転移
についての記載
CQ3 ヒストアクリル血管塞栓 治療関連死0、虚血性胆のう炎1(5日後→胆摘:3例中1例は胆摘後症例なので頻度は
術による合併症に関する記載
50%)、LDH一過性上昇
塞栓がより完全、より永久なほど塞栓後症候群は重症化する(The more complete and
permanent an arterial occlusion is, the more severe the postembolization syndrome
is.当たり前だが)
CQ4 ヒストアクリルの安全な
使用方法に関する記載
CQ5 ヒストアクリル塞栓術施
行時の疼痛対策(前投薬、局所
麻酔、全身麻酔、薬剤の血管内
投与、その他)に関する記載。
CQ6 ヒストアクリルの血液凝
固能低下時の有効性に関する
記載
CQ7 ヒストアクリル使用時に
混合する造影物質に関する記
載
CQ8 ヒストアクリル使用時の
リピオドールとの混合比に関
する記載
CQ9 ヒストアクリルと他の塞
栓物質併用に関する記載
コメント
作成者
作成日
班長コメント・班長名
委員会コメント・委員会名
無
ドルミ 2.5 ㎎前投、術中フェンタニール
無
無
1:4 (186 文献と同じ)
無
供覧症例が同グループによる他文献(供覧症例が同グループによ る他文献
(Winkelbauer FW, Niederle B, Pietschmann F, Thurnher S, Wildling R, Prokesch
R, Lammer J:Hepatic artery embolotherapy of hepatic metastases from carcinoid
tumors: value of using a mixture of cyanoacrylate and ethiodized oil.、AJR、
1995、165(2)、323-327)と同一であり、残念な文献。186 文献コメントに準ずる。
竹内義人
2011・6・25
竹内義人
血管塞栓術に用いる NBCA のガイドライン作成委員会