受賞者紹介 環 境活動部門 梅村学園 三重中学校・高等学校 (松阪市) ● 取組概要 中学校長 冨山 眞 授業の一環として、毎年中学1年生全員(約 140 名)を対象に、事前・事後学習に加え、終日 地元の松名瀬海岸において、三重大学・三重県水産資源室・松阪漁協・ボランティアを講師として 環境学習を行い、その後海岸の清掃活動を行っている。 また、クラブ活動として、中高科学系のクラブの生徒 が、三重大学の研究者の指導のもと生物相調査を毎月行 い、その結果を校内外で発表するとともに、その知識と 経験を活用して、自らプログラムを作成し、子どもから 大人までを対象とした干潟の観察会の講師を務めている。 ● 受賞者メッセージ この度は松阪市の松名瀬海岸における中学校1年生に 総合学習「海の調査」開会式 よる環境活動及び中高の科学系クラブによる研究活動 が、第3回みえ環境大賞を受賞しましたこと、大変光栄 に存じます。私学でありながら地域の学校の一つとして、 約 10 年にわたり地域の自然環境を対象に、地域の皆様 の支援を得て、様々な調査・研究活動を行ってまいりま した。松阪森林公園周辺の人工林の込み具合の調査・研 究・発表から始まり、阪内川の水生生物の調査、そして その集大成として全国有数の干潟を有する松名瀬海岸で のフィールドワークがあります。入学して間もない時期 全国発表会 に地域の自然環境に興味を持つ機会を持ち、更にクラブ 活動でその興味を深化させ、研究し、発表する段階まで 活動を進めています。生徒の自然環境に対する意識が変 化していくのが実感できる6年間となっています。高校 卒業後更に関心を高め、大学で研究を続ける生徒が出る ことも願っていますが、まずは自然環境に興味を持つ生 徒が増えるという「裾野を広げる」活動の持続が大切だ と考えています。この受賞を機会に、再びフィールドを 貝による海水の浄化実験 海から川・山へ広げていければと思っています。 3
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