インドネシア:5 月 石炭指標価格(HBA) 2.14%下落 2016 年 5 月 26 日掲載 5 月 17 日付けの地元報道によると、政府は 2016 年 5 月の石炭指標価格(HBA)を FOB 51.2 USD/トン に設定した。4 月 FOB 52.32 USD/トンから 2.14%減で、3 月以降の上昇傾向の維持とはならなかった。 インドネシア石炭鉱業協会(ICMA)幹部は、世界の石炭市場は供給過剰な状況のままであり、3 月、4 月の HBA 上昇は一時的なものとした。業界では、すでに 2016 年度半ばまでには、価格は下降傾向に戻る と想定していた。また、国内の石炭需要は、新規発電所計画の生産開始である 2018 年には、大きく上昇 すると期待されているが、下降傾向にある石炭価格を再び浮上させるには不十分であると付け加えた。 (石炭開発部 辻 誠) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確 な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとら れた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の 図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願 い申し上げます。
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