収 入 印 紙 占有移転禁止等仮処分命令申立書 平成 年 月 日 鹿児島地方裁判所 川内支部 御中 債権者代理人弁護士 清 水 秀 郎 当事者の表示 別紙当事者目録記載のとおり 仮処分により保全すべき権利 建物収去土地明渡請求権 申 立 て の 趣 旨 1 債務者は、別紙物件目録記載の建物に対する占有を他人に移転し、又は占有名 義を変更してはならない。 債務者は、同建物の占有を解いて、これを執行官に引き渡さなければならない。 執行官は、同建物を保管しなければならない。 執行官は、債務者に同建物の使用を許さなければならない。 執行官は、債権者が同建物の占有の移転又は占有名義の変更を禁止されている こと及び執行官が同建物を保管していることを公示しなければならない。 2 債務者は、別紙物件目録記載の建物について、譲渡並びに質権、抵当権及び賃 借権の設定その他一切の処分をしてはならない。 との裁判を求める。 申 立 て の 理 由 第1 被保全権利 1 1 本件土地の所有者 債権者は、下記土地(本件土地)の所有者である(甲1)。 所在 鹿児島県薩摩川内市 地番 地目 地積 2 賃貸借契約の成立等 ① 土地賃貸借契約の成立 ② 本件土地上の建物(本件建物) 3 本件土地賃借権等の相続 4 本件土地賃借権等の無断譲渡 5 よって、債権者は、債務者に対し、本件土地の所有権に基づき建物収去土地 明渡請求権を有している。 第2 保全の必要性 1 債権者は、債務者に対し、建物収去土地明渡請求訴訟を御庁に提起すべく準 備中である。 2 しかるに、債務者の実兄である申立外無断一郎は、本件建物を売却処分する ため、不動産業者にその旨の仲介を依頼する等している。このため、申立外無 断一郎において債務者を代理して本件建物を処分し、若しくは本件建物に対す る占有を移転し、又は占有名義を変更するおそれは大きい(甲 2 )。 このおそれが現実化すると、債権者が勝訴の判決を得てもその執行が不能又 は著しく困難になるので、本件建物収去土地明渡請求権を保全するため本申立 てに及ぶ。 疎 明 甲1 全部事項証明書(土地) 甲2 土地賃貸借契約書 甲3 全部事項証明書(建物) 甲4 戸籍謄本 方 法 書 類 甲 甲 報告書 添 付 1 甲号証 各1通 2 固定資産評価証明書 2通 3 訴訟委任状 1通 3
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