土 岐 市 T E L F A X メールアドレス 所 報 発行責任者 発 行 日 題 字 教 育 研 究 所 0572-54-1111 (内 281) 0572-55-6310 [email protected] No.514 所 長 樋田 東洋 平成27年 3月26日 山 田 恭 正 教育長 撮 影 駄 知 酒小 井学 校 弘 敏 ~ 6 年 生 に 感 謝 し て ~ 「 6 年 生 を 送 る 会 」 先 生 主体性と社会性の伸長 土岐市教育研究所長 目下の私たちの最大のミッションは学力向上。 樋田 東洋 思いを知ったりルールを作ったりして、自分た 指導改善サイクルを確立しながら授業改善に取 ちの力で問題を克服し成長していきます。自分 り組んでいます。結果に責任を持つという厳し たちをよりよくコントロールする力を身に付け さの中で、私たちの指導は確実に変わってきて ていくわけです。主に学級づくりの中で行うことにな います。 りますが、失敗や試行錯誤をさせつつ育てなけれ そんな中、少し心配なことがあります。指導 ばなりません。多くの時間と労力がかかります。 全体が教師主導に傾き、主体性あるいは自らを 今、特に学力を巡って結果を性急に求める空 治める力の育成が手薄になってはいないかとい 気があります。急ぎ過ぎると大切なものを落と うことです。 してしまいます。主体性と社会性を育てなけれ 先生が願いを語り、子どもに願いや目標を持 ば学力も付きません。心配が杞憂に終わること たせ目標を達成させていく。このプロセスの中 を念じつつ、子どもに向かう姿勢を今一度振り で、子どもたちは様々な問題に直面し、仲間の 返えってみたいと思います。 □出来栄えよりも過程を大切にしている □減点的でなく加点的な見方で評価している □指示や命令中心の指導でなく、自己選択や自己決定に導くよう努めている □躾け的な指導とともに、生き方や価値を問う指導を大切にしている □学級内で生じるトラブルを厄介と感じず、指導のチャンスと捉えている □ルールを守る力だけでなく、ルールをつくりよりよく変えていく力を育てている □思いやりや人と仲良くする心とともに、自らを治めていく力を育てている 研究推進の在り方,各校の研究・実践の交流と他校の研究会への参加を中心に研修しました。 1 学校所員の役割 (1)『土岐市小・中学校教育の方針と重点』の具現をめざす教育研究所の事業に協力する。 (2)確かな学力の向上をめざして,校内研究の充実を図り,授業改善を行う。 (3)校内研究の成果を市内に広めるとともに,他校の研究成果を校内に広める。 2 今年度学校所員会の活動 【研修Ⅰ】〔オリエンテーション〕5月23日(金) ・講話(教育研究所) ・学校所員の役割 ・校内研究の進め方① ・各校研究構想交流 【研修Ⅱ】〔管外研修〕6月20日(金)*岐阜大学附属小学校公表会への参加 《研究主題》「学びをつなぎ,明日を拓く児童生徒~自ら問い続ける児童の育成~」 【研修Ⅲ】〔各校実践交流〕8月26日(火) ・市研究推進指定校報告 ・各校実践交流 ・校内研究の進め方② 【研修Ⅳ】〔校区内学校の研究会授業を参観〕※各校区ごと 【研修Ⅴ】〔市研究推進指定校中間報告会への参加〕1月30日(金)*肥田中学校にて ・公開授業参観 ・中間報告ならびに全校研究会 【研修Ⅵ】〔市研究推進指定校中間報告会への参加〕2月2日(月)*土岐津小学校にて ・公開授業参観 ・中間報告ならびに全校研究会 【研修Ⅶ】〔各校実践交流と研修のまとめ〕2月24日(火) ・市研究推進指定校(6校)報告 ・指定他校実践交流(校種別,校区別) 3 各校校内研究テーマ 学校名 土岐津小 学校所員名 入口 下石小 佐々木 妻木小 小栗 鶴里小 瞬 美樹 由子 小森 光栄 曽木小 今井 悦子 駄知小 長田 智子 肥田小 星野 寿美子 泉小 西 雅昭 泉西小 島﨑 弥里 土岐津中 小池 智明 西陵中 小野木 学 濃南中 丹羽 みゆき 駄知中 鍵谷 肥田中 柳河瀬 泉中 安藤 聡史 直 亮 内容・実践の詳細は「研究紀要 No.284 学習指導の改善」をお読みください。 校内研究主題 どの子にとっても「わかった」「できた」「おもしろい」と実感できる 授業の在り方 ~ 児童理解に基づいた指導・援助の工夫改善 ~ 「できた!わかった!」と学びを実感できる子の育成 ~ 基礎学力をつける算数科授業のあり方 ~ 学び方を身に付け,主体的に学び合う子 ~ 妻木小「まんぞく授業」をめざして ~ 自ら学び,自ら考える子どもの姿を求めて ~ 算数科の授業を通して ~ 「わかった」「できた」と満足感が実感できる子の育成 ~ 算数科の授業を通して ~ 自分の考えをもち,意欲的に話す子の育成 仲間とのかかわり合いを通して,学ぶ楽しさを感じる子の育成 ~ 算数科における授業実践 ~ 追究し合う子 ~ 子どもが「できた,分かった」と実感できる授業を目指して ~ 生き生きと学ぶ子をめざして ~「できた,わかった」と実感できる算数科の指導の在り方 ~ ともに学ぶ中で確かな学力を身に付ける生徒の育成 ~生徒同士が関わり合う学習を通して ~ 「学ぶ楽しさ」を実感できる生徒をめざして ~「わかった」「できた」と実感できる授業づくり ~ 楽しくてためになる授業づくり ~ 濃南タイムを核として追究し ,「できる 」「わかる」喜びを味わう姿をめざし て ~ 仲間と共に主体的に学ぶ生徒の育成 ~『積極的な授業改善』と『学級の学習目標に向かう取組』を通して ~ 仲間とかかわり合い,学ぶ楽しさが味わえる授業づくり 練り合い高め合う生徒の育成 ~ 課題探究能力を高める授業の創造 ~ 各校では「子どもの実態を踏まえて指導計画や個に応じた指導・援助を工夫し,子ども自身が学びを実感 しながら確かな学力を身に付ける」ことを目指した研究・実践が行われました。 「土岐市 幼、小・中学校教育の方針と重点」 土岐市教育研究所 ~平成26年度の具現状況及び平成27年度の方針と重点の策定の方向、配慮事項について~ 平成26年度の学校評価から 把握した成果 <幼稚園> ・ 「実践課題」 「幼稚園経営」 「指導(特別支援) 」 「健康」 「環境」の項目の評価が上がっている。 ・児童理解に努め、職員の共通理解のもとで、 個に応じた指導がなされている。 ・支援を要する園児について、個別の指導計画 のもと、指導・援助がていねいに行われてい る。 <小・中学校> ・ 「学校経営」の評価が高く、管理職のリーダー シップのもと、全職員が学校経営に参画する 意識をもって取り組もうとする姿勢がうかが われる。 ・ 「生徒指導」の評価が上がっており、問題行動 や不登校問題、いじめの解消などに力を注い でいることが分かる。 ・中学校では、 「進路指導」の全ての項目の評価 が上がっている。発達の段階に応じたキャリ ア教育が充実されている。 平成26年度の学校評価から 把握した課題 <幼稚園> ・評価が低い項目としては「言葉」があげられ る。読み聞かせや園児同士が関わり合う活動、 日常的な会話の中で豊かな言語にふれる機会 を多くするなどの言語活動の充実を図る必要 がある。 <小・中学校> ・小学校・中学校共通してやや評価の低いもの が、 「総合的な学習の時間」である。目標や育 てようとする資質や能力及び態度を明確に し、内容を見直す必要がある。 ・ 「小学校外国語活動」では、昨年度に引き続き、 2年間を通した指導計画の工夫改善が課題で ある。 次年度の方向や配慮事項等 【幼稚園教育方針】 子どもを大切にし、 夢中になって遊ぶ保育を行い、 生きる力を育む 【幼稚園実践課題】 ・遊び手の側に立つ保育指導の実現 ・友達と関わり合う力の育成 【小・中学校教育方針】 子どもを大切にし、 学ぶ楽しさのある学習を行い、 生きる力を育む 【小・中学校実践課題】 ・学び手の側に立つ学習指導の実現 ・仲間と関わり高め合う力の育成 策定にあたっては、各幼稚園、小・中学校の評価結 果や市教育委員会による訪問等の状況、国・県・市に おける学校教育の今日的な課題等を総合的に判断し、 岐阜県学校教育の方針と重点の趣旨をふまえて、以下 の点を大切にしました。 ①土岐市教育振興基本計画「 夢・絆プラン(後期計 画) 」の推進 ②望ましい人間関係を築く力を高める指導の充実 ③確かな学力を育成する指導の充実 ④安全・安心な学校づくりの一層の推進 ■次年度の新規研修事業について 学力向上推進委員会(年6回程度) ○役割 校内の指導改善サイクルを推進し、児童生徒の確か な学力の向上を目指す。 ○活動方針 ・校内研究との関連を図りながら、自校「指導改善プ ラン」の取組を推進する。 ・研修や活動成果を市内に広めるとともに、市全体の 指導改善の推進に資する。 ○構成員 各小・中学校の「学力向上推進教師」(原則) 平成 2 6年度 教育課題解決プロジェクト 実践概要 「教育の今日的課題に対して、学校現場の協力のもとにプロジェクトを立ち上げ、実践上の課題やよりよい指導・実践 の在り方を明らかにし、土岐市学校教育の向上に資する」を趣旨として、実践校より報告をいただきました。 各校の『報告書』より、主なことをまとめました。 ◆実践課題 【土岐津小学校】 ◆命を守るための健康教育はどうあるべきか 歯と口の健康づくりから体の健康づくりを考え、実践を行った。 □ペアブラッシングによる児童相互の歯磨き活動を行った。 □「3・3・3運動」に向けた保健委員会の啓発活動を行った。 □養護教諭や担任による積極的な予防活動に力を入れた。 ・ミニ保健指導をはじめとして、 「カミング30」 「はっきり読 み」 「あいうえ体操」などのトレーニングを行った。 ◎噛むことの大切さに対する意識や歯磨きに対する知識・技術 が一段と向上した。 【妻木小学校】 ◆図書館教育はどうあるべきか 読書量を増やすために、8つの取組を中心として、工夫・改善 を行った。 □学年の発達段階に応じた目標冊数の見直しを行った。 □一人あたりの1回の貸出冊数を増やした。 □「図書館祭り」の取組で、創意ある委員会活動を行った。 □教師やPTAによる読み聞かせを行った。 ◎学校全体および一人当たりの平均の貸出冊数が増加した。 ◎図書館祭りの多様な取組のおかげで、多くの児童が多分類の 本に親しむことができた。 【鶴里小学校】【曽木小学校】 ◆小中学校間連携はどうあるべきか 両校が閉校となり、新たに平成27年度より濃南小学校が開校 となる。そこで統合に向けた実践を行った。 □社会見学や修学旅行などの体験的行事を合同で実施した。 □生活面での約束など、できるだけ共通した指導を行った。 □濃南三校で共通して、家庭学習の取組を行った。 □濃南小学校の新設に向けて、交流会や教育計画検討会を複数 回行った。 ◎子どもたちの人間関係を広げることができた。 ◎三校共通の学習集中週間が定着してきた。 ◎教育計画を両校の職員で協力して検討し、両校のよさや課題 を踏まえた新たな計画をつくり上げることができた。 □主な実践内容 ◎成果 【下石小学校】 ◆いじめのない学級集団を育てる指導はどうあるべきか 実態や変化をとらえて指導にあたり、どの子も安心して生活で きる集団づくりを行った。 □年2回のQU検査により学級集団の実態をとらえた。 □QU検査の見方や分析の仕方を研修した。 □「ひびきあいの日」への取組で、 「言葉づかいを考えよう~ にこにこ言葉を使おう~」キャンペーンを実施した。 ◎具体的な検査結果をもとに実態把握をすることができ、学級 経営に生かすことができた。 ◎人が嫌がる言葉づかいをしないようにし、仲間を大切にする ことへの意識化ができた。 【駄知小学校】 ◆命を守るための健康教育はどうあるべきか 食物アレルギーに対して、教職員が状況に応じた対応ができる ように訓練を行い、共通理解を図った。 □知識理解のための研修会・演習を4月に行った。 □演習のフイードバックとして、基本的なチーム編成でシュミ レーション訓練を11月に行った。必要な物品や環境調整も 確認した。 ◎所定の記録用紙に、規定の記録が取れるようになった。 ◎管理職不在時に、指揮系統が機能できる基盤を構築できた。 ◎指揮者の指示に基づき、応急処置の流れを理解して実践でき る基礎ができた。 【泉小学校】 ◆命を守るための健康教育はどうあるべきか 食物アレルギーについての理解を深め、全職員が適切に対応で きるよう実践を行った。 □4月に研修を行い、食物アレルギーに関して理解を深めた。 □昨年度の課題をもとに、改善点を一つ一つ検証した。 □保護者との事前面談の時間を十分に確保した。 ◎対応食を対象の児童に確実に渡すシステムができた。 ◎組織的に対応する手順が明確になった。 ◆学校図書館教育はどうあるべきか 豊かな心を目指すために、子どもたちの読書の量と質の向上を 求めて取り組んだ。 □学年ごとに年間目標冊数を決めて、図書館の利用を勧めた。 □読み聞かせの機会を多くもった。 □本好きになるよう図書委員会による主体的な取組を行った。 ◎多くの児童が読書の目標冊数を超え、読書量を確保できた。 【肥田小学校】 ◆家庭・地域との連携教育はどうあるべきか 夢と絆のつどいを通して、夢・絆プランに示された理念や目標 を確認する実践を行った。 □なかよし委員会の児童が、青少年育成委員会やPTAの方と 一緒にあいさつ運動を実施した。 □PTA役員が中心となり、児童からあいさつ標語を募集し、 プレートをつくり、校内や公民館に設置した。 □つどいでは、学校の代表として6年生が、自分たちの思いや 成長の姿を発表し、地域の方に感謝の気持ちを伝えた。 ◎児童自身が地域の人に支えられているかを実感し、自分も肥 田町の一人であることに喜びを感じることができた。 ◎課題に向き合い、乗り越えようと努力する機会になった。 【泉西小学校】 ◆いじめのない学級集団を育てる指導はどうあるべきか 「にこにこ言葉」をいつも意識し、思いやりのある人間関係を 築くことができる児童の育成を目指した。 □毎月25日を「にこにこ言葉の日」とし、自分の言葉遣いを 振り返って意識を高める機会にしてきた。 □6年生から1年生までの児童による「なかよしグループ」を つくり、オリエンテーリングやなかよし集会などの行事で協 力して活動する機会を多くした。 ◎なかよしグループによる行事への取組を通して、児童は楽し みながら望ましい人間関係をつくることができた。 ◎学級の諸活動においても仲間への思いやりや感謝の心と言 葉、姿を意識する児童が増えた。 【土岐津中学校】 ◆いじめのない学級集団を育てる指導はどうあるべきか QU検査の分析を活用した学級経営を推進し、いじめのない学 級集団を育てる実践を行った。 □QU検査を6月と11月の年2回、全学級で実施した。 □現職研修に「QUの結果活用」を位置づけ、学年所属職員単 位で研修を行った。 □各担任が学級における組織やグループづくり、懇談、体育祭 の役割やチーム決めなどの場で、QUの結果を活用した。 ◎学年所属の職員でQUの結果を見て、研修したことで新たな 気づきが得られ、生徒の相対的な位置を知ることができた。 ◎活動を意図的に仕組んだり、誉める指導を意識したりするな どの個に応じた支援や助言ができた。 【西陵中学校】 ◆小中学校間連携はどうあるべきか 本年度配置された主幹教諭を通しての連携を視野に入れ、小中 の連携を図った。 □主幹教諭が、校区3校のスクールカウンセラーの配置を統括 し、配慮を要する児童生徒の情報を共有した。 □小中の円滑な接続のため、3つの取組を行った。 ・6月に小中連絡会を行い、旧担任から情報提供を受けた。 ・両小学校6年生児童を対象に中学校生活についてのオリエン テーションを実施した。 ・小中接続テストを実施した。 ◎生徒理解が深まり、中学校での指導に生かすことができた。 ◎中学校生活に向けての目的意識をもてるようになった。 【濃南中学校】 ◆家庭・地域との連携教育はどうあるべきか 生徒の自立を促す家庭学習への支援を校区の小学校と連携して 行った。 □期末や実力テスト前を家庭学習強調週間とし、濃南三校で共 通して家庭学習の取組を行った。 □取組表を活用し、生徒自身が計画・実行・反省し、さらに改善 を行う習慣が身に付くようにした。 □アンケート調査により、児童・生徒および保護者の家庭学習に 関わる意識や実態を把握した。 ◎個々の家庭学習の習慣と内容が高まってきた。 ◎生徒・保護者の意識や実態が明らかとなり、重点目標を設定 して、次の取組に生かすことができた。 【駄知中学校】 ◆家庭・地域との連携教育はどうあるべきか 平成25年度「夢と絆のつどい」の取組を継続することで、地 域との連携を強化して、生徒の健全育成を図った。 □学校のあいさつ運動に、平成26年度より駄知ふるさと再生 委員会の方が参加し、一緒にあいさつ運動を行った。 □公民館が募集するボランティア活動に積極的に参加し、のべ 400名の生徒が参加できた。 □青少年育成町民会議の発表や参観、どんぶりまつり、公民館 祭りなどの地域の行事に積極的に参加した。 ◎ふるさとを愛する心が育まれた。 ◎平成25年度の「夢と絆のつどい」で確認されたことを意識 して、人との関わりを大切にした活動が学校内外で見られた。 【肥田中学校】 ◆家庭・地域との連携教育はどうあるべきか 「夢と絆のつどい」をよい機会と捉え、家庭や地域との関わり を見つめ直し、「常識があり,心豊かな生徒」の育成を進めた。 □生徒会役員と学年リーダーの連携によるあいさつ運動や青少 年育成会とタイアップした合同あいさつ運動を実施した。 □地域の行事に中学生ボランティアとして積極的に参加した姿 を全校集会で価値づけた。 □つどいでは、学校の代表として3年生が、行事を核として、 仲間との絆を強めながら歩んできたことを発表した。 ◎地域との関わりに目を向け、見つめ直させることができた。 ◎あいさつ運動やボランティア活動への参加を含め、生徒たち に地域との関わりをさらに強く感じさせることができた。 【泉中学校】 ◆いじめのない学級集団を育てる指導はどうあるべきか QUを有効活用し、仲間と関わり生活を高める中で、自己実現 できる学級集団を目指し実践を行った。 □QUの分析結果を基に、温かい人間関係の中で自己肯定感を もち、やる気を高められる活動の充実を図る視点から経営案 を見直した。 □行事への取組を常時活動とつなげて仕組み、常に自分たちで 評価し、改善する活動サイクルを意識させた。 □委員会活動や行事への取組の中で、異学年集団での活動を意 識的に仕組んだ。 ◎個々の生徒の特徴や学級の状態について知ることができ、具 体的な指導に生かすことができた。 「心にひびく言葉」 「見方」から「観方」へ 曽木小学校 校長 石垣 寿子 20数年前、現勤務校の校長室で、校長先生か チャンスをとらえて誉め、子どもを成長させてみ ら「ピグマリオン効果を知っているか」と問われ える方は、子どもの姿に思ったような成果はみえ 「????」 となったことを、 最近よく思い出します。 なくても、決して子どもに力がないとは言われま 20代後半で毎日が無我夢中で学級経営をしてい せん。そのように支援しなかった自分の観方のど た頃です。何を答えたらいいのかわからない私で こに原因があるのかを探ってみえました。 した。ダメなことをストレートにいっても素直に 子どもたちが失敗をすると指導が悪かったと責 受け止めることができないだろうと思われての問 められるのではないかと、つい自分をかばおうと いだったと思います。答えられない私に「子ども します。でも、観方を変えるだけで、子ども達が の見方を観方に変えてみては・・」というような 生き生きとします。 ことをおっしゃいました。 子どもの心を観て指導のできる教師でなくては それから、月日は経ちました。頭にあるのは、 いけない。ということは当たり前のことなのかも 教師の「観方」を変えるだけで子ども達の良さを しれません。でも、謙虚に子どもたちに接してい どれだけ引き出せるかが違ってくるということで なくてはできないことです。常に謙虚に心の目を す。 多くの先生方に出会ってきました。 その中で、 磨いていく自分でありたいと思います。 子どもたちの良さを引き出せるように、 種を蒔き、 掲 示 板 ◇「卒園・卒業 おめでとうございます」 *幼稚園卒園児 354名 *小学校卒業生 528名 *中学校卒業生 498名 ◇ 東濃地区学校図書館教育賞 【優秀賞】妻木小学校 ◇ 平成26年度文部科学省優秀教職員表彰受賞 泉西小学校…廣島 由美子先生 ◇ 東教推教育実践研究論文等入賞者 【一般の部】優秀賞 泉西小…廣島由美子先生 優良賞 下石小…佐々木美樹先生 肥田中…石原靖子先生 入 選 西陵中…佐々木武先生 泉 中…北川慎二先生 【新人の部】新人賞 泉 中…熊﨑裕子先生 入 選 肥田小…成橋俊次先生 泉 小…神谷真弓先生 泉 小…七原正和先生 ◇平成26年度岐阜県ふるさと教育表彰 【優秀賞】泉西小学校 西陵中学校 ◇平成26年度 岐阜県教育振興会 教育研究奨励金交付校 下石小学校 ◇平成26年度「ひびきあいの日」表彰校 人権文化あふれる学校賞 1校 鶴里小学校 ひびきあい賞 1園・5校 泉小学校附属幼稚園 鶴里小学校 曽木小学校 駄知小学校 濃南中学校 駄知中学校 今年度も「教育とき」のご愛読、ありがとうございました。
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