9 皆様初めまして、あるいはお久しぶりです。カービィ小説ＭＬのでもお楽しみ頂けることを願いつつ……それでは、どうぞ。集を行い、人気投票の末に選ばれた作品の改稿版になります。少しさせて頂きました。掲載作は、ＫＮＭＬにて『秋』のお題で短編募のが一番、ということで、次のページからは短編を丸ごと一作掲載さて早速ですが、カービィ小説を紹介するならやはり読んで頂くて頂きました。以後お見知り置き頂けますと幸いです。に出会っていきたい、という思いから、今回は紹介冊子を作成させって頂きたい、願わくば仲間を増やしたい、そして更に色々な作品きております。そして、折角のカービィ小説をもっと沢山の人に知が完成、更にオフライン活動（下記）も開始し、活動の幅を広げてすが、最近はそれらの作品のほぼ全てが保存された『小説保管庫』参加者が書いたカービィ小説がメールで配信されるシステムなので二次創作小説を発表しあうメーリングリスト』です。簡単にいうとカービィ小説ＭＬ（以下ＫＮＭＬ）は『星のカービィにまつわる『きょうのごはん』をご覧頂きありがとうございます！ハガネカービィと申します。この度はカービィ小説ＭＬの紹介冊子 Preface ◆カービィ小説ＭＬ出版部について◆ カービィ小説ＭＬでは、『カービィ小説ＭＬ出版部（ＫＮＭＬ出版部）』というサークル名で、小説本やマンガ本、あるいは携帯クリーナーといった、カービィのオリジナルグッズを作るオフライン活動（同人活動）も行っています。星のカービィ小説本『ながれぼしのおもいで』などの頒布のほか、この冊子『きょうのごはん』のオフライン版の無料配布も行っていますので、もし同人イベントなどで見かけた折にはぜひお立ち寄り下さいませ。 2 お絵かき大特訓！カービィとアドレーヌの星のユービィⅤ プププランドの秋、今日はとてもいい天気だ。いているところにカービィがやってきた。「アドちゃん、探したよ！」アドレーヌは手を止めカービィの話を聞いた。「あら、カー君じゃないの。どうしたの？」そう言われたアドレーヌは少し考えた後笑いながんだ。だから絵を教えてよ！」「せっかく芸術の秋だからさ、僕も絵を描きたいどうやら絵を教えてもらいに来たらしい。のはアドレーヌ。森の中にある大きな切り株の上で絵を描いている「るんるんる～♪」かれた。一つの絵を完成させたアドレーヌは、鞄チブック、絵の具、筆など基本的な道具ばかりだ。早速カービィは道具を広げた。画用紙にスケッ「いいわ！あたしが色々教えてあげる」とのんびり口ずさみながら絵筆を進ませていく。ら言った。からサンドイッチと水筒を出すと一息つくことにそれを一つ一つチェックしたアドレーヌは、まず「わかった」道具を完璧にするところからが大切なのよ」「いいカー君。まず最初に鉛筆は全部削ってね、最初に基本から教えることにした。した。少し経って、アドレーヌは再び絵を描き始める。「今日もいい天気ねぇ、こうやって絵を描いてる時間ってすっごく幸せ……」と呟きながら絵を描 3 キャンバスにはあっという間に美しい風景画が描カービィとアドレーヌのお絵かき大特訓！れていた。チブックを見せる。そこには形の崩れた花が描か絵を描き上げたカービィはアドレーヌにスケッもちろん文房具のカッターを使ってである。「あー、うん……まぁその…………」すぐにカービィは鉛筆をカッターで削り始める。の次はパレットを綺麗にしてキャンバスを整えて「あの……ダメ？」ーヌと、その様子に気がついたカービィ。何と言っていいかわからず言葉に詰まるアドレ「それが済んだら次は筆の毛先を揃えるのよ。そ次々と必要なことを説明するアドレーヌとつい絵の具を出して……」つ、一生懸命やっていく。数分後、少々不格好だていこうと必死なカービィ。聞いたことを一つ一アドレーヌは鞄から一冊の本を出し、カービィる。の隣に座って本を開き、一つのページを読みあげ「スケッチのコツ。まず描く対象物をよく見る事」アドレーヌは近くの花を指さして言った。が鉛筆や筆の準備が完了した。ケッチブックと鉛筆を出して」「カー君、まずはあれをスケッチしましょう。スカービィはスケッチブックをめくると言われたとおりに対象物をよく見つめた。「オッケーわかったよ」というとすぐにカービィは花の絵を描き始めた。だが描き方は酷いものだ「次に鉛筆を構えて大体の大きさを計ること」ービィ。これがスケッチするときの大きさの参考そう言われて鉛筆を前に構え、大きさを計るカった。その様子を心配そうに見守るアドレーヌ。どんどん描き続けるカービィ。「できた！」 4 「スケッチするときは一気に描き上げず少しずつになるのだ。明をするアドレーヌ。だが絵の具を使って描く絵 ……」と風景画を描く練習を始めたカービィに説る事がわからず間違った色を混ぜたりバケツをひはほとんどわからないカービィ。彼女の言ってい敗までしてしまった。さすがにアドレーヌも疲れっくり返したり、挙句の果てに筆を壊すという失言われたとおりにスケッチブックと花を何度も丁寧に、よく見てスケッチすること」見比べながら描き始めるカービィ。また心配そうへと帰ることにし、カービィも自分の家へと向かそう言ってアドレーヌは昼食を食べるために家「とりあえず、お昼だし休憩にしましょ」を見せたため、カービィは申し訳なく思った。に見守るアドレーヌ。やがて再びスケッチブックをアドレーヌに差し驚いた。口で３つちょこっと教えただけなのに彼上達したスケッチが描かれている。アドレーヌはっていった。出した。そこには、リアルさはないが間違いなくの描いた絵は大きく上達していたからだ。ところが、午後のレッスンの時間にカービィは遅れていた。待たされたアドレーヌはイライラし「全く……一体どこで何をしてるのかしら？」ながら座りこむ。カービィは言われたとおりにする。は風景画を描く練習よ、筆と絵の具を用意して」の物や遠近法に気をつけて描くのよ、それから色そこへカービィが息を切らせてやってきた。何「カー君、いいかしら？風景を描くときは周りを塗るときは最初に広い部分から塗ってそれから 5 「すごいわカー君！少し上達したじゃない。次カービィとアドレーヌのお絵かき大特訓！「ちょっとちょっと！落ち着いて、一体何があ「アドちゃんアドちゃん！大変なんだよぉ… やらとても慌てているようだ。い。でこんなに必死になったカービィは見たことがなするカービィにアドレーヌは心を打たれた。今ま懸命真似して覚えるから！」と必死になって懇願「うん、アドちゃんありがとう！」くから同じように真似して覚えて！」「わかったわカー君、今からあたしが風景画を描（カー君がこんなに本気になってるなんて……） …」カービィは一息ついて言った。ったの？」「あのねぇ……」アドレーヌは絵の具をパレットに出し絵を描き始める。それを真似するカービィ。絵の勝負が待っているとなると一生懸命である。アドレーヌは」ドロシアと絵の腕前勝負をすカービィに絵の全てを教えるため、カービィはそ「ふぅ……終わった」と絵の具まみれになったカせた。絵を描き上げるのと同時にカービィも絵を完成さ中じゃないの！」れを見て覚えるため……。やがて、アドレーヌが「うん、だから大急ぎなんだよ！アドちゃんのービィが呟いた。らないからだ。絵を描く様子を見せて！全部覚えるから、一生「勝負することになったって……カー君まだ練習カービィが慌てている理由を聞いてアドレーヌることになったぁ「えぇぇぇぇ !? は驚いた。もちろん今の状態のままでは勝負にな !? 6 えることになっているとはね……）修業に来たんだっけ。それがいつの間にか絵を教（そういえば、元々あたしはプププランドへ絵のらふと思った。取った。そこには、アドレーヌが描いたものと瓜そう言ってアドレーヌはカービィから絵を受け「終わったのね、ちょっと見せてくれるかしら？」二つの絵が描かれていた。大空を見上げながら自分の故郷や修業中の時の事、そしてこちらでの生活等を振り返るアドレー「すごいわカー君！あなたは見て覚えさせた方がよさそうね！」（これも修業のうち。帰ったら日記にまとめておヌ。それから数日間、アドレーヌは絵を描きカービ「えへへ、僕の特技はコピー能力だからね！」ふと気が付いたら、空が赤くなり太陽は西へ沈こうかな）「っと、いけないいけない！あたしもそろそろみかけていた。級品に近いレベルまで上がった。女の顔には笑みが見られた。帰らなきゃ！」と自分の家へと駆け出していく彼勝負の前の日、ついにカービィの絵の腕前は一「よくやったわカー君。教えられることはここまＦＩＮで、後は自分の力を信じて行くまでよ」荷物をまとめて大喜びで家へと帰っていくカー「うん、わかった。アドちゃんありがとう！」ビィを見送ったアドレーヌは、道具を片づけなが 7 ィは真似ることを繰り返した。カービィとアドレーヌのお絵かき大特訓！どうもこんにちは。今回の掲載小説の作者のユーとを願いつつ、失礼致します！星のユービィⅤ ハガネカービィでは、Ｗｅｂやイベントでお話できる日が来るこ説が、あなたをお待ちしております。小説保管庫を覗いてみて下さい。沢山のカービィ小もしお楽しみ頂けたようでしたら、ぜひＫＮＭＬの星のユービィⅤさんの作品はいかがでしたか？み頂きありがとうございました！付くといいなぁと思っております。ではでは、お読発売されました。これを機にＫＮＭＬがもっと活気さてさて２０１１年はＷｉｉでカービィの新作がまに気にいって頂けたら幸いです。まだまだ慣れていない部分もありますが読者の皆さとになりとても興奮しなおかつ不安もありました。今回、自分が紹介冊子用の小説を書けるというこビィ（星のユービィⅤ）です。 Postface 8