茶病害虫防除情報 - JA鹿児島県経済連

茶病害虫防除情報
【第 3 号】
平成 27 年 4 月 30 日
鹿児島県経済連・肥料農薬課
良質夏茶の
良質夏茶の安定生産に
安定生産に向けた
一番茶後の
一番茶後の病害虫防除対策
(ハマキムシ類
ハマキムシ類 カンザ
カンザワハダ
ワハダニなど)
一番茶の生産は早場・中間産地で終盤、遅場産地で最盛期に入ってきました。今年も諸々
の厳しい条件での生産になりましたが、皆様の努力・工夫で良質茶の生産がすすめられました。
本当にご苦労様です。今回は一番茶後の病害虫対策についてお知らせします。
◎ 病害虫の
病害虫の発生概要
一番茶期は直接の病害虫の発生被害は殆どみられませんでした。しかし気温が上がり、病
害虫の発生が多くなる時期になりました。
ハマキムシ類は最近県内全域でやや多くなってきています。県病害虫防除所の発生予察情
報では、第1世代のチャノコカクモンハマキ、チャハマキ発生は発生量「多」
、発生時期「並」
の予報です。各産地とも刈番茶の摘採直後頃がふ化~若齢幼虫発生期で、ハマキ天敵や薬剤
による防除の適期になります。
カンザワハダニは今年も各産地とも一番茶まで少発生で経過し、一部の園を除き被害は殆
どみられませんでした。例年一番茶摘採後の今頃からが発生のピークになり、その後減少しま
すので今後多発生する恐れは少ないと思われます。県病害虫防除所の発生予報でも発生量は
「やや少」となっていますが、5 月中旬頃までは発生に注意しましょう。
サビダニ類はこの数年多発生していましたが、今年はこれまで発生は少ない状況です。
しかし、これから乾燥した晴天が続くと一番茶後に急に発生が多くなる恐れもありますので
ハダニ同様しばらく注意が必要です。
◎ 基本的防除
基本的防除対策
防除対策
① ハマキムシ
ハマキムシ類
類の防除法
防除法
ハマキコン N 使用園は防除の必要はありません。ハマキ天敵利用園や薬剤防除園ではこ
の世代に地域のフェロモントラップなどによる予察情報を活用し防除しましょう。
防除適期の予想は早場産地が 5 月 1-2 半旬頃、中間・遅場産地が5月 2-3 半旬頃にな
ると思われます。なお、不揃いにより早く発生した幼虫は摘採などで除去されますので、
適期より遅れても概ね刈番茶摘採後頃に防除すればよいでしょう。薬剤による防除では、
天敵類に影響の少ない IGR 剤などによる防除が望ましいでしょう。
②
カンザワハダニの
カンザワハダニの防除法
防除法
一番茶摘採後 5 月上中旬頃が発生のピークになりますので、発生がみられる園では刈番
茶摘採後早目に防除します。天敵(ケナガカブリダニなど)の働きが活発になる時期であるため
天敵に影響の少ない薬剤を選びましょう。なお、発生は天敵の活動と梅雨の影響で 5 月下
旬以降には自然に減少しますので5月中・下旬以降の防除は必要ありません。
-1-
③
サビダニ類
サビダニ類の防除法
防除法
一番茶摘採後頃に急増し、摘採残成葉の褐変・萎縮・落葉などの被害を生じる事があ
ります。茶園が褐色化するなどで発生に気づいたら早めに防除します。通常はカンザワ
ハダニと同時防除できますが、発生の多い場合は専用剤での防除が望ましいです。
表 一番茶後の
一番茶後の病害虫防除法
病害虫名
チャノコカクモン
チャノコカクモン
ハマキ
防除薬剤
ハマキ天敵
天敵
ハマキ
希釈倍数
1000~2000 倍
使用基準
前日 -
エスマルク DF
ゼンターリ顆粒水和剤
ンターリ顆粒水和剤
デルフィン顆粒水和剤
ルフィン顆粒水和剤
サブ
サブリナフロアブ
リナフロアブル
ロムダ
ロムダンフロアブ
ンフロアブル
ファルコンフロアブ
ファルコンフロアブル
マトリックフロアブ
マトリックフロアブル
スピ
スピノエースフロアブ
ノエースフロアブル
フェニックスフロアフ
フェニックスフロアブ
フロアブル
ディアナ SC
ダニサラバ
ニサラバフロアブ
フロアブル
マイトコーネフロアブ
マイトコーネフロアブル
スターマイトプ
スターマイトプラスフロアブ
ラスフロアブル
スターマイトフロアブ
スターマイトフロアブル
1000 倍
1000 倍
1000~2000 倍
1000 倍
1000 倍
4000~8000 倍
1000~2000 倍
2000~4000 倍
2000 倍
2500~5000 倍
1000~2000 倍
1000 倍
1000 倍
2000 倍
チャハマキ
カンザ
カンザワハダ
ワハダニ
サビ
サビダニ類
サンマイトフロアブ
サンマイトフロアブル
ハチハチ乳剤
ハチハチ乳剤
スターマイトプ
スターマイトプラスフロアブ
ラスフロアブル
ダニゲ
ニゲッターフロアフ
ッターフロアブ
フロアブル
7 日前
7 日前
前日
7 日前
14 日前
7 日前
7 日前
7 日前
7 日前
7 日前
7 日前
-
-
-
-
2回
2回
2回
2回
1回
1回
2回
1回
14 日前 1 回
7 日前
1回
※14 日前
使用上の
使用上の留意事項
① ハマキムシ類に影響の大
きい薬剤の混用・近
接散布は避ける。
② ふ化から2齢迄の
若齢期に散布する。
③ 発蛾最盛日の 16-
22 日後が散布適期。
① BT 剤は若齢幼虫期
散布の効果が高い。
② 天敵類への影響が
少ない。
① マイトコーネは遮光栽培で
は遮光開始 14 日前
までに使用する。
② 同一系統薬剤の使用
は年 1 回とする。
1000~2000 倍 14 日前 2 回
1000~1500 倍 14 日前 1 回
1000 倍 14 日前 1 回
7 日前 1 回
2000 倍
備 考
☆ ハマキ天敵使用園
ハマキ天敵使用園では
天敵使用園では、
では、クワシロカイガ
クワシロカイガラムシ防除
ラムシ防除は
防除はアプ
アプロード
ロードエースフロアフ
エースフロアブ
フロアブルで行う。
スプ
スプラサイド
ラサイド乳剤で
乳剤で
クワシロカイガ
クワシロカイガラムシを
ラムシを防除する
防除する場合
する場合ハマキ
場合ハマキ天敵散布
ハマキ天敵散布は
天敵散布は第 2 世代(
世代(二番茶後
二番茶後)に行う。
☆ ハマキ天敵
ハマキ天敵と
混用または近接散布
天敵と混用または
または近接散布
可能な
可能な薬剤・・・
薬剤・・・サンマイトフロアフ
・・・サンマイトフロアブ
サンマイトフロアブル
ダニサラバ
ニサラバフロアブ
フロアブル
避ける薬剤
ける薬剤・・・
薬剤・・・スフ
・・・スプ
スプラサイド
ラサイド乳剤
ピラニカEW
ラニカEW
ミルベ
ミルベノック乳剤
ノック乳剤 マイトコーネフロアブ
マイトコーネフロアブル カネマイトフロアフル
カネマイトフロアフル
ダニゲ
ニゲッターフロアブ
ッターフロアブル
ダーズ
ーズバン乳剤
-2-
バリュースターフロアブ
リュースターフロアブル
ハチハチ乳剤
ハチハチ乳剤