オリーブの育て方 オリーブ・・・モクセイ科 常緑高木 ■年間作業カレンダー 地中海沿岸が原産地の常緑樹です。 生育が旺盛で樹勢が強く、育てやすい木です。 鉢植えでも十分育成できる ので、ガーデニング素材に適した樹木です、洋風のお庭によく似合います。 風にそよぐ姿と、表は濃緑で裏側が銀色 とも称される葉色、かわいらしい葉の形などが魅力です。結実しますが生食はできず、また自家受粉しないため単独で は結実しません。オリーブの実からとれる油は、調理用、美容製品など様々な方法で利用されています。 管理方法 ■植えつけ ■肥料 ■季節ごとの管理 日光を好むため、日当たりのよく水はけの よい場所を選んで植えましょう。またどちら かといえば乾燥した場所を好みます。 路地植えの場合は、水はけのよい用土と一 緒に緩効性の肥料(発酵油粕)などを混ぜ込 みます。 オリーブの木は根が浅いために、強風時など 倒れやすいので、支柱で支えてあげるとよい でしょう。 生育期の3~4月にかけて、緩効性 の肥料を与えましょう。 夏は夏バテ防止に、液肥を水やりの ときと同じように与えます。 秋の結実前(8~9月)と、結実後(10~ 11月)のお礼肥として緩効性肥料を与 えましょう。 もともと乾燥気味の環境を好むため、梅雨時期 の高温多湿な環境には注意しましょう。 寒さにあたることで花が咲き、結実します。寒さに はある程度耐えることができますが、東北以北の 気候や、霜・凍結には弱いため、移動できない路 地植えの場合は注意が必要です。鉢植えであれ ば軒下などに移動させ霜がつかないようにしま しょう。 ■剪定 ■水やり 伸びすぎた枝や込み合っている部分の枝など は、枝の分岐から切り落としましょう。適期は2月 ごろです。 余分な枝を間引いておくことで、他の葉に光が 当たるようになります。 真夏や渇水時以外はほぼ不要です。 鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら与え るようにしましょう。 病害虫 ■病気 ■害虫 炭そ病 発生時期:周年 「症状」葉に黒褐色の斑点が広がり、穴が開 いたりします。 「対策」高温多湿環境で発生しやすい病気 です。 風通しを良くし、定期的に殺菌剤を散布する ことで予防できます。 ハマキムシ 「症状」巻いたり重ね合わせた葉の 中に幼虫がいます。 「対策」幼虫が小さいうちに、低濃度 の薬剤散布で予防できます。 葉の中にいる幼虫に薬剤が届きに くいため、補殺するか確実に薬をあ てるようにします。 オリーブアナアキゾウムシ 「症状」成虫は葉を食害します。幹の中に卵を産 み付け、幼虫はそのまま幹の内部を食害し樹木 を枯死させます。 「対策」スミチオン乳剤で成虫を駆除します。幹の 幼虫の居場所がわかれば、捕殺しましょう。 コメリドットコム 「HowTo情報」に、DIY情報、住まいやくらしに役立つ ノウハウが満載です。
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