天野 いつかさん (美容食学A級/ナチュラルエイジングプログラム受講中) 〈二種のおにぎりの彩り野菜あんかけ〉 テーマ:春の食材と手に入れやすい材料で作る元気になるおうちごはん。 目的 :春の食材を子供でも食べやすいように工夫して、見た目にもよく、 ナチュラルエイジングの教えを基に、栄養もしっかりとれることを目的としています。 工夫した点:野菜あんを宝石のように見せたかったので、色の濃い野菜を考えて使いました。 自宅でも簡単に使えることを意識して、手に入れやすい食材を使うことを 目的としました。 美容は、健康な体と共に作られるものであると思っているので、その点も 考慮しています。 おにぎり2種類共にじゃこを使用しているので、それぞれの味を変えることにしました。 《材料》4人分 だし汁(鰹と昆布のだし) 赤パプリカ 黄パプリカ グリンピース(茹でたもの) 大根 人参 生姜の絞り汁 濃口醤油 自然塩 葛粉 水 400cc 1/2個 1/2個 60g 1/4本 1/3本 小さじ1 小さじ1~ 小さじ1~ 20g 20cc 【菜花としらすおにぎり】4個分 玄米ご飯 菜花 しらす 240g 4束 30g 【大豆とちりめんおにぎり】4個分 玄米ご飯 240g 茹でた大豆 100g ちりめん 30g 濃口醤油 大さじ1 本みりん 大さじ1 ごま油 少量 《作り方》 【野菜あん】 ①人参と大根は、サイコロ状にカットし、下茹でしておく。 パプリカもサイコロ状にカット。 ②だし汁を鍋に入れ下茹でした大根、人参、グリンピース、パプリカを入れて中火にかける。 ③自然塩とお醤油、生姜の絞り汁を入れ、味を整え、葛粉を水で溶いたものを入れて、 とろみをつける。 (水溶き葛粉を入れた後、味が薄ければ醤油、塩を少量足す。) 【菜花としらすおにぎり】 ①菜花を茎の方から塩ゆでし、冷水にさらし、水気をよく切ってみじん切りにする。 みじん切りにした後更に、水気を切る。 ②しらすと①を玄米ご飯に混ぜ、塩を少量手に取り、おにぎりを作る。 【大豆とちりめんおにぎり】 ①フライパンにごま油をひき、茹でた大豆とちりめんを炒める。 ②①に、醤油とみりんを入れて味をつける。 ③②の熱が取れたら、玄米ご飯に混ぜておにぎりを作る。 フライパンにごま油をひき、おにぎりの両面を軽く焼く。 器におにぎりをそれぞれ一つずつ入れて、野菜あんをかける。 《期待する効果または効能》 春のお野菜 ●菜花・・・β カロテンを豊富に含んでおり、抗ガン作用や、免疫賦活作用もありますが、 体内でビタミンAに変換され髪の健康維持、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、 のどや肺などの呼吸器系を守る働きがあります。 またビタミンCも豊富に含む事から、花粉症の症状を抑える効果も期待 できます。 苦味があるので、さっと茹でたあと、水気をしっかり絞り、玄米ご飯に じゃこと共に混ぜることで、子供でも食べやすいようにしています。 ●グリンピース・・・・・・食物繊維が豊富でビタミンC、カリウム、カロチンも豊富。 便秘解消、美肌、美白効果も期待できる。 その他野菜 ●赤パプリカ・・・・赤唐辛子にも含まれている赤い色素のカプサイチンは、β カロテン よりも高い抗酸化作用があると言われている。 体内の不要なコレステロールを排出する働きがあるので、生活習慣病の 予防や、新陳代謝を活発にすることから、美肌効果や、疲労回復にも 効果を期待できる。 ●黄パプリカ・・・・ビタミンCを豊富に含むので、シミ・そばかす予防、美肌効果、ルテインが 含まれているので、アンチエイジングにも効果が期待できます。 ●大根・・・デンプンの消化酵素であるジアスターゼ、グルコシターゼなどの酵素を含んでいる ので、食物の消化吸収を助けると共に整腸作用も期待できます。 ビタミンCが豊富。 ●人参・・・β カロテンを多く含んでいます。 体内でビタミンAに変換。呼吸系を守る働きがあります。 ●葛粉・・・吉野本葛を使用しています。フラボノイド系やサポニン類が含まれ、 体内浄化や、体を温める効果、アンチエイジング、自律神経の安定作用等、 様々な効果が期待できます。 ここでは、生姜と合わせて野菜あんにしたことで、体を温めること、デトックス効果 等を期待しています。 ●大豆・・・豆類は、ナチュラルエイジングでは欠く事のできない食材です。 穀物(玄米)と豆類の組み合わせは、炭水化物を効率よくエネルギーに 変えてくれます。 またたんぱく質の構成成分であるアミノ酸20種類のうち必須アミノ酸9種類は、 豆と穀物の組み合わせで摂れる事から体が機能的に働く事が期待できます。 ●じゃこ・・カルシウムが豊富。 塩分が多いので、カリウムを含む食材と一緒に摂る事が望ましいです。
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