交換式キャリアー 交換式荷台の概要 交換式荷台の概要 交換式キャリアーは荷台を素早く入れ替えるために使用するもので、これによっ て融通性が向上し車両の休止時間が低減します。 この準備は、オプションとして工場に注文することができます。詳細情報は「工 場装着のオプションパッケージ」のセクションに記載されています。 荷台の例: • コンテナ • オープンプラットホーム • オープン式サイドまたはリヤウォール付きボックスボディ 最も一般的なタイプの荷物スワップは、ドライバーが上昇した荷台の下で車両を 後進させる、エアサスペンションを使って車両を上昇させる、荷台をロック装置 に固定する、です。 荷降ろしの高さは、どの荷台を使用しているかによって異なります。車両の荷降 ろしの高さは、選択されているタイヤのタイプやサブフレームの高さといった架 装のデザインなど、車両の仕様によって異なります。 347 697 交換式荷台の捻り剛性は、荷台のタイプおよび車両走行時の荷台の有無によって 柔軟から剛直へと変化することがあります。 06:10-04 発行 4 ja-JP 1 (7) © Scania CV AB 2014, Sweden 交換式キャリアー 交換式荷台の概要 デザイン スワップボディフレームは次のような設計にすることができます: 1 351 473 1. サポートポイントを分配、サブフレームなし。荷降ろしの高さによって数種の 類別があります。 2. 一体型サブフレームを、シャシフレームの全長、あるいはその一部に沿わせて 取り付ける。 2 安全性 351 472 交換式キャリアーにはストッパーを取り付け、荷積み中に荷台がキャブのリヤ ウォールにぶつからないようにしなければなりません。 一体型サブフレームの例 06:10-04 発行 4 ja-JP 2 (7) © Scania CV AB 2014, Sweden 交換式キャリアー 推奨事項 推奨事項 取り付け スカニアからの推奨は以下の因子に対する最良の全体的解決を与えます: • フレーム振動への感応性 • 積荷の配分 • ドライバーコンフォート 注記: 上記に関して車両を最適化するには、一体型サブフレームの使用を推奨します。 重量および高さの最適化という点においては、分割型サブフレームの使用、もし くはサブフレームを全く使用しないという方法にも一理あります。しかしこの場 合、走行快適性が影響を受けます。これは、走行快適性は架装またはサブフレー ムのデザイン、ならびにサブフレームへの固定方法に依存するためです。 架装は、フロントアクスル圧力が許す限り前方に配置してください。 06:10-04 発行 4 ja-JP 3 (7) © Scania CV AB 2014, Sweden 交換式キャリアー 推奨事項 接合型サブフレームを使用したスワップボディフレーム サブフレームはできる限りフロントアクスルに近い箇所で、シャシフレームに接 触させて取り付けなければなりません。通常、フレキシブルブラケットがサブフ レームのフロント部に、固定ブラケットがリヤ部に使用され、フロントリヤスプ リングブラケットの直前から始まります。長いリヤオーバーハング付きのトラッ クでは、最後部位置にフレキシブルアタッチメントを装備することが時には適切 であることがあります。 図の A および B 寸法は、軸間距離およびリアオーバーハングの長さに依存します。 ただし、これらの寸法は 900 mm を超えてはいけません。 A A A B 349 051 875 接合型サブフレームを使用したスワップボディフレーム 06:10-04 発行 4 ja-JP 4 (7) © Scania CV AB 2014, Sweden 交換式キャリアー 推奨事項 フロントアクスルの中央とサブフレームの前端部の間の距 離およびフロントブラケット フロントアクスルの中央とサブフレームの前端部との間の最大許容距離: • エアサスペンション付きフロントアクスル: 600 mm • リーフスプリングサスペンション付きフロントアクスル: 800 mm • エアサスペンション付きフロントアクスル:550 ~ 700 mm の範囲で出来る限り 前方へ。 • リーフスプリングサスペンション付きフロントアクスル:550 ~ 875 mm の範囲 で出来る限り前方へ。 600 327 097 フロントアクスルのセンターと第一サブフレームアタッチメント間の距離: 800 エアサスペンションまたはリーフスプリングサスペンション付き車両のフロント エンド 06:10-04 発行 4 ja-JP 5 (7) © Scania CV AB 2014, Sweden 交換式キャリアー 推奨事項 二分割型サブフレームを使用したスワップボディフレーム 固定した架装アダプターブラケットを用いて、短いフレームセクションをシャシ フレームにしっかり押し付けて取り付けることができます。 荷重が最適な状態に配分されるよう、フレームセクションをサスペンションのサ ポートポイントの近くに配置してください。 351 474 横方向のたわみを防止し良好な走行性を維持するため、ねじれに対する剛性を持 つビームをエンドビームや交差補強として使用する、あるいはこの双方を組み合 わせるなどして、ボギーまたはリヤアクスルの第一ドライブアクスルの後ろで シャシフレームを補強してください。 06:10-04 発行 4 ja-JP 6 (7) © Scania CV AB 2014, Sweden 交換式キャリアー 推奨事項 サブフレームなしのスワップボディフレーム 通常、荷台は、スペーサとして当板を用いる以外はシャシフレームのアッパーフ ランジ上に直接載っているか、もしくはシャシフレームの荷重を逃がすための局 所的なサポートの上に載っています。このサポートは、代替の荷降ろし高さがス ワップボディフレームにある場合、折りたたむことができます。 コンテナのロックおよびサポートが固定されているメンバーには、大きな力がか かります。そのため、これらのメンバーの取り付け箇所と直結させてクロスメン バーをシャシフレームにインストールしてください。これによって、フレームサ イドメンバーのウェブが曲がることを防止します。 351 137 横方向のたわみを防止し良好な走行性を維持するため、ねじれに対する剛性を持 つビームをエンドビームや交差補強として使用する、あるいはこの双方を組み合 わせるなどして、ボギーまたはリヤアクスルの第一ドライブアクスルの後ろで シャシフレームを補強してください。 06:10-04 発行 4 ja-JP 7 (7) © Scania CV AB 2014, Sweden
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