Press Release(Jp) - YUMIKO CHIBA ASSOCIATES

©Riitta Päiväläinen, Courtesy of Yumiko Chiba Associates
Riitta Päiväläinen
「River Notes」
会期: 2015 年 4 月 11 日(土)- 5 月 2 日(土)
会場: Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku
〒160-0023 東京都新宿区西新宿 4-32-6 パークグレース新宿#206
営業時間:12:00-19:00
定休日:日、月、祝日
オープニングレセプション:4 月 11 日(土) 18:30 – 20:30
トークイベント:4 月 11 日(土) 17:00 – 18:30
※登壇者:アリ・サールト×リッタ・パイバラネン×岡田 勉(スパイラル チーフキュレーター/横浜市 象の鼻テラス アートディレクター) *通訳有
ユミコチバアソシエイツでは、2015 年 3 月よりフィンランドの現代写真を紹介する連続企画「Unseen Landscape」をスタートします。第一弾で
あるアリ・サールト展「CIRCLES」に続き、今回は同じくヘルシンキスクールの一員でありヨーロッパを中心に活躍している写真家リッタ・パイヴァラ
ネンの個展「River Notes」を開催いたします。
フリーマーケットで購入した古着や、使用された生地を自然の中に配置しサイトスペシフィックなインスタレーションを構築、そしてそれを撮影したパイヴァラネンの
写真作品は、観る者に想起を促す仕掛けで満ちています。
撮影に使用された古着は、既にここには着用者がいないという喪失感と同時に、誰かに着用されてきた時間の堆積を示すものであり、それは、生と死、実在と
不在という目に見えないものを、私たちの眼前に浮かび上がらせるメタファーとしても機能します。
写真撮影の舞台の選定は視覚だけに頼らず、衣服が自然の一部となり、且つ作家がそのイメージの中に自らを投入でき、最終的にそこに関わる全てが相互
に共鳴し合う空間を誕生させられる場所が作家によって入念に選ばれます。
過去と現在の中で消えてしまったもの、もはや今では見えないものの痕跡を探し出し、そして在るべき場所にそれを配置することで、失われた個人、失われた
歴史があることを私たちに知らせます。私たちは、もはやそこには無いことをその痕跡によって知るのです。
本展の出展作であり新作となる River Notes シリーズは、景観の中に生地を幾重にも絡み付けあたかも木々や森が衣装を纏うかのように設置し、それが川や
湖に反射する様を新たなイメージの構成要素として取り込みます。そこには、実在と不在という根源的な問いかけにより強くアプローチしようとする作家の姿勢を
見ることができます。
本展はパイヴァラネンの日本での初めての個展となります。是非ともご高覧ください。
■作家ステートメント
1997 年以来、私は主に「書かれていない歴史」に興味を持ってきました。それは、図書館の本や公のファイルやアーカ
イブで見つけることはできませんが、コートの裂け目やアームチェアの薄く擦り切れた肘の部分に感じることができます。
例えば、私は凍らせた古着を使い、一時的に、特定の場所のためのインスタレーションを自然の中に制作しました。
私にとって、一着の衣服はその以前の着用者を表しています。誰かが存在したことを語っているのです。しかし、その人
はもういません。布地のあせた色とほころびは時の経過を示しています。風が凍らせた衣服を空気で満たすと、彫刻的空
間を創造することができます。そして、前の着用者を思い起させます。この「想像上の出会い」は不在と実在の間の微妙
な違いを表しているのです。
私の最新作「River Notes」は 16 点のカラー写真から成っています。私は継続して上記と同じテーマで作品を作り続ける
だけでなく、我々の潜在意識にも焦点をあててきました。
私はリボン、水に映った影、閑寂な場所の組み合わせについて探求しました。布地を切ったり縫ったりして長いリボンを
作り、自然のあちこちに絡ませました。その結果、迷路のような織り込み、クモの巣、始まりも終わりも分からない輪郭、
自然による有機的な創造物が出来上がりました。
私は自分の作品の中で場所の本質というものを強調したいと考えています。私は作品制作の過程で出発点となるような
―特別な感覚、記憶、形、構造、色、周囲の自然の要素がインスピレーションとして機能する―特定の場所を探していま
す。
風景は単に地理的な客観的現象ではありません。私にとってそれは私的で主観的なものです。風景を扱う制作は、そこに
入り込むことを意味します。その場所を経験し感じ取り、最終的に一体となり、その一部となるのです。私は風景とリボ
ンを一つにして相互に作用しあう対話を創り出します。私は潜在的な物語、心的イメージ、関連性を示唆し、もたらした
いのです。
風景の中をかけめぐるリボンは静止した水面に反映されます。半円形の構造が一つの円として映り、透明の線が融合し、
存在を創りだします。実在とは何でしょう? 風が吹くと、情景は変化し続け、一瞬のまばたきで、映った影は消え去りま
す。影の変わりやすい特性は、その「真の存在」についての問いをもたらすのです。
川、小川、水の溢れた区域の中を歩くと、まったく新しい「見ること」への視点が得られます。私はビーバーや魚や水鳥
の世界におり、大多数の人々とは違う角度から自然を観察するのです。
「River Notes」では、水は我々の夢、記憶そして潜在意識へのはかない蜃気楼として表されています。それは、リボンと
組み合わさって、見るものをさらなるイメージへと誘い込む謎かけなのです。
■オープニングレセプション
日時:2015 年 4 月 11 日(土)18:30-20:30
会場:Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku
■トークイベント
アリ・サールト/リッタ・パイヴァラネン来日に伴う、トークイベントを開催します。
日時:2015 年 4 月 11 日(土)17:00-18:30
会場:Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku
登壇者:アリ・サールト × リッタ・パイヴァラネン × 岡田 勉(スパイラル チーフキュレーター/横浜市 象の鼻テラス アートディレクター)
*通訳有
※事前申込制、参加費:無料
※会場にてアリ・サールト/リッタ・パイヴァラネン研究冊子(通常価格\1,000+税)を、特別価格¥800(税込)にて販売します。
【お申し込み方法】
件名「トークイベント参加」 本文に、参加人数、お名前、電話番号をご明記のうえ、[email protected] までメールでお申し込みくだ
さい。
*定員(25 名)になり次第、受付を終了いたします。
*ギャラリーからの返信メールが届かない場合は、営業時間内にお問合せください。
■関連情報
本展の開催に合わせ、カティ・キヴィネン(ヘルシンキ現代美術館キュレーター)執筆によるアリ・サールトとリッタ・パイヴァラネンの
共同研究冊子を刊行致します。
---
アリ・サールト/リッタ・パイヴァラネン研究冊子
『Tracing the Forgotten, the Dismissed, the Painful / The Song of the River』
著者: カティ・キヴィネン (Kati Kivinen)
ブックデザイン: 小沼宏之
発売日: 2015年4月11日(土)
仕様: A5判、32頁 (両面表紙、モノクロ仕様)
和英バイリンガル
定価1,000円+税
■プロフィール
リッタ・パイヴァラネン (Riitta Päiväläinen)
1969
1998
2002
フィンランド生まれ
BA in Photography, University of Art and Design, Helsinki
MA in Photography, University of Art and Design, Helsinki
[SOLO SHOWS]
2014
Korjaamo Gallery, Helsinki, Finland
2014
Galleri Andersson Sandström, Umeå, Sweden
2014
Galleri Andersson Sandström, Stockholm, Sweden
2009
Skövde Art Museum with Pasi Välimaa, Sweden
2009
Gallery Confluence, solo exhibition, Nantes, France
2008/09 Kerava Art Museum, “Wanderings and Imaginary Meetings” with Ari Saarto, Kerava, Finland
2008
Gallery Camara Oscura, with Aino Kannisto, Madrid, Spain
2008
Kemi Art Museum, “Wanderings and Imaginary Meetings” with Ari Saarto, Kemi, Finland
2007/08 Galleri Andersson Sandström, Umeå, Sweden
2007
National Museum of Szczecin, “Wanderings and Imaginary Meetings”, with Ari Saarto, Szczecin, Poland
2007
Jönköping Art Museum, Jönköping, Sweden
2006
Haninge Art Museum, Haninge, Sweden
2006
Gävle Konstcentrum, Gävle, Sweden
2005
Gallery Archifax, with Ari Saarto, Genoa, Italy
2004
Gallery Valo, Rovaniemi, Finland
2004
City Library of Jönköping, Jönköping, Sweden
2003
Gallery Dina4Projekte, München, Germany
2003
Gallery Stefan Andersson, Umeå, Sweden
2003
Arktikum-centre, Rovaniemi, Finland
2002
Gallery Artina, Helsinki, Finland
2002
Gallery Romfeia, with Ari Saarto, Plovdiv, Bulgaria
2001
The Brewery Arts Centre, Kendal, England
2001
Photographic Centre Nykyaika, Tampere, Finland
2000
VB Photographic Centre, with Nanna Hänninen, Kuopio, Finland
2000
Northern Photographic Centre, Oulu, Finland
1999
Gallery Hippolyte, Helsinki, Finland
1998
Gallery Zinc, Stockholm, Sweden
[SELECTED GROUP EXHIBITIONS]
2013
“Sensibility”, group show, Korjaamo Gallery, Helsinki, Finland
2013
“New Wave Finland - Contemporary Photography from the Helsinki School, ASF/ Scandinavia House, New York, USA
2012-13 “7th Wave - Wihuri and Visual Art”, Kunsthalle Helsinki, FI
2012
“Helsinki Abstract”, Gallery Nikolaus Ruzicska, Salzburg, Austria
2011
2011
2011
2011
2010-11
2010
2010
2009
2008
2007
2007
2007
2006-07
2006
2006
2006
2006
2006
2005
2005
2005
2005
2005
2004
2004
2004
2004
2003
2003
2003
2003
2002
2000
2000
1999
“Female View”, FotoRaum, Wien, Austria
“Helsinki School”, Christophe Guye Galerie, Zurich, Switzerland
“Within/Beyond Borders”, European Investment Bank, Byzantine & Christian Museum, Athens, Greece
“Alice in Wonderland”, Logomo, Turku, Finland
“Suu kuin seitsemän leivän uuni”, Adel Abidin, Pasi Eerik Karjula, Pentti Kaskipuro, Hilda Kozári, Riitta Päiväläinen,
Vantaa Art Museum, FI
“The Helsinki School at Daegu Photo Biennale Korea”, Daegu, Korea
“Highlighted - Contemporary Finnish photography from the collection of Pieter and Marieke Sanders”, Nieuw Dakota,
Amsterdam, Holland
“Regards croisés, Les oeuvres de la BEI à la BCEE”, Luxembourg, Luxembourg
“XIII Mänttä Art Festival”, Mänttä, Finland
“6th Biennale de la Photographie Arficaine”, curated group show, Mali, Africa
“Photo Finnish, The Helsinki School”, Sternersen Art Museum, Oslo, Norway
“Helsinki School”, Art Foyer DZ Bank, Frankfurt, Germany
“Facing East: Contemporary Landscape Photography from Baltic Areas”,Yard Gallery, Nottingham, England
“Vad är Fotografi? Helsinki School”, Borås Art Museum, Borås, Sweden
“Kolme Tietä”, Kuopio Art Museum, with Nanna Hänninen and Taina Kontio, Kuopio, Finland
“The Helsinki School, Finnish photography from the 21st century”, Hôtel de ville de Bruxelles, Grand-Place, Brussels,
Belgium
“Facing East”, Tullie House & Art Gallery, Carlisle, England
“Various Artists: The Helsinki School”, Gallery Photology, Milan, Italy
“Helsinki School, The New Approach”, Künstlerhaus Bethanien, Berlin, Germany
“Peinture Fraîche II: Jeune Création Finlandaise”, Kerava Art Museum, Finland
“Personally”, Kulturhuset, Stockholm, Sweden
“Under Your Skin”, Gallery White Box, New York, USA
“30 by TaiK”, Museum of Finnish Photography, Helsinki, Finland
“Gokann”, 4th Triennial of the Finnish Artists’ Association, Helsinki Kunsthalle, Helsinki, Finland
“Facing East”, The Arts Institute at Bournemouth, England/ Impressions Gallery, York, England
“Peinture Fraîche: Jeune Création Finlandaise”, Nanterre, France
“Zeitgenössische Fotokunst Aus Finnland”, Salo Art Museum, Finland
“Gokann”, 4th Triennial of the Finnish Artists’ Association, Kyoto, Japan
“Summer”, Kerava Art Museum, Kerava, Finland
“Ordinary everyday”, Vantaa Art Museum, Vantaa, Finland
“Zeitgenössische Fotokunst Aus Finnland”, touring group exhibition, Germany
“Artstorm”, touring group exhibition, Sweden, Denmark, Finland, Iceland, Norway
“Jatulintarha”, finnish-brittish artists exhange 2000-2002, Finland, England
“Our Friends From The North”, Hatfield, England
“Exhibition ´99”, The Association Gallery, London, England
岡田勉(スパイラル チーフキュレーター/横浜市 象の鼻テラス アートディレクター)
スパイラルで開催するコンテンポラリーアート展の企画・プロデュースのほか、 外部施設、企業、公共団体のための企画展、パブリックアートの
プロデュースなどを手がけ、2009 年からは横浜市の象の鼻テラスアートディレクターを務める。また、若手アーティストの発掘・育成・支援活動
に尽力するほか、コンテンポラリーアートの理解促進に向け、アーティストのプロデュース、展覧会のキュレーションを担う人材育成の活動も行っ
ている。
■Sponsored by
--------------------------------------------------------------------------------------------------------【本展に関するお問合せ】ぜひ貴社にて御紹介くださいますようお願い申し上げます。画像データの御依頼等は下記までご連絡下さい。
ユミコチバアソシエイツ 担当:鈴木孝史
〒160-0023 東京都新宿区西新宿 4-32-6 パークグレース新宿#316 [Tel] 03-6276-6731 [e-mail] [email protected]
[website] www.ycassociates.co.jp [営業時間] 12:00-19:00 [定休日] 日・月・祝日