来迎寺小学校研究主題「思考力を育てる授業づくり」－思考スキルを習得し、活用できる子を目指して－本校は、平成２６年度に知立市教育委員会より２年間の研究委嘱を受けました。本年度は、その研究の２年目として問題解決的な学習の実践を通して、思考力を伸ばす授業づくりに取り組んでいます。習得した知識問題解決的な学習どうすれば活用問題解決できるかな何がどのように関係してるのかな思〇〇だから考Ａが原因だから、 ▲▲すればＢすればいいのではＣになるはずだ実感を伴う深い理解「考える」ためには「考え方」を身につける必要があります。本校では、この「考え方」を知識と同じように訓練で身につけられる「考えるための技法・技術」であるととらえています。「考えるための技法・技術」を「思考スキル」と呼んでいます。子どもたちが授業で「思考スキル」を活用し、身につけるための方法を考えました。それには、子どもたちが頭の中にある様々な知識を使って考えをまとめる過程を「見える化」するワークシートを使いこなし、説明できるようになればよいのではないかと考えました。そのワークシートを「思考ツール」と呼んでいます。思考ツールの一例温める Before After 評価について思考スキルを活用し、「どうやって考えればいいのか」を「見える化」するワークシート「思考ツール」に書き込みます。書き込んだことを話し合い、考えを説明できるようになれば、思考力が育っていると評価できます。平成２７年度は、特に以下のことに力を入れます！１子どもたちの知的好奇心をくすぐる問題解決的な学習になるように、教材、授業計画、発問を工夫します。２問題解決するために思考する場面を設け、問題解決を通して子どもたちに「分かる」「できる」喜び、充実感を味わえるようにします。３授業で思考スキルを積極的に使って問題解決に取り組み、子どもたちの思考が深まるように授業を進めます。４自分の考えを思考ツールにまとめ（書く）、まとめた考えを人に説明したり、主張を述べたりする（話す・聞く）ことで、考えを深めることができるようにします。５授業を通して思考ツールの具体的な使い方を教えることで、思考ツールの使い方を身につけます。６思考ツールへの記述や発言に対して、「何で ○ ○ したの」「どうして △ △ したの」と聞き合い、その説明をすることで考えを深めたり整理したりして、子どもたち一人一人の考えの質を高めます。７思考ツールへの記述や子どもたちの発言に対して賛成、付け足し、反対など意見をつなげるように求め、少しでも成長した姿を褒め、学習意欲を高めます。８授業中の子どものつぶやきを意識的に拾い、「みんなはどう思う？」と問い返すことで子どもたちの気づきや考えがつながり深まるように支援します。今後、授業の様子や子どもたちの成長を掲載していく予定です。お楽しみに。