保健だより5月号 - 県立伯方高等学校

このように、5月は緊張の糸が緩んできた結果、表面的に見れば問題に
感じることがたくさん見られる時期です。5月に入れば、こうした姿も当
たり前にあり得るとゆったりと捉え、
「できること」
「わかること」を新し
く増やす対応をあせってし過ぎないことも必要です。
H27.5.11
伯方高等学校
保健委員会
担当:3年1組
西本
弘明・阿部
七海
食事や睡眠をバランスよく取り、感染症やけがの予防をしたり、学校生
活のことについて家庭で話をしたりするなど、4月に作りかけていた生活
新学期から1ヶ月が経過しました。大型連休もありましたが、体を休め
ることはできたでしょうか。
5月になり、過ごしやすい季節になりましたが、一方で4月の緊張や疲
れが影響し、体調を崩しやすい時期でもあります。自分の体を休める方法
を見つけ、しっかりと自分をケアしてあげてください。
緊張の糸が緩み、生活リズムが乱れる5月
けがや感染症なども増えがちです。
入学・進級してから、約1ヶ月が経過しました。通常何事に取り組むにして
も、1ヶ月もたてば慣れてくるものです。そのため、入学・進級時に比べると、
「5月になればそろそろ落ち着くだろう…」と考えがちですが、落ち着くケー
スもあれば、そうはいかないケースもあります。
4月末から5月にかけては、大型連休があり、1週間連続で登校する通常の
生活リズムを崩しがちになります。また、入学・進級したばかりの皆さんにと
って、4月は緊張することが多いため、学校生活を自分のものとして満喫でき
なかったり、自分の感情を抑え込みがちな月になります。ですから連休を挟み、
緊張の糸が緩むと、感染症にかかりやすくなったり、不注意からけがをしたり、
精神的に不安定になったり、新生活への期待や意欲が減退しやすくなることも
考えられます。
リズムをもう一度おさらいし、整えていきましょう。
お風呂に入って体を温めるというのは、冬ならば体を温め眠りやすくするため
(体温が下がるときに眠くなります)
、 夏ならば、汗をかいてしっかり放熱させ
て、体の余計な熱を取るためです。
睡眠は、脳や体を休める最も基本的な習慣です。ただ眠るだけでも効果はあり
ますが、睡眠のしくみを理解しておくと、より効果的に睡眠をとることができ、
だるさや疲れなどを解消しやすくなります。
1、寝る前には、スマホを見ない!
人間の体は、夜になり、眠くなり始めると “メラトニン”という睡眠を誘導
してくれるホルモンが分泌されます。私たちは、暗くなってきたことをメラトニ
4、ホットミルクを飲もう!
ンの分泌で把握し、脈拍や体温などを低下させて睡眠の準備に入るのです。
寝る前に、テレビやパソコンのモニターのような、光を発するデバイスを使う
寝る前に温かい牛乳を飲むと寝つきがよくなるとは、昔から言われている方法
と、体は眠ろうとしているのに、脳は別の刺激を受けることになります。
ですが、科学的に証明されています。 牛乳に含まれるトリプトファンと言われ
光の刺激を脳が受けることによって、不自然な覚醒状態になってしまうのです。
るものは睡眠を促す伝達物質を生成するため、温かい牛乳を飲むと、 眠気が襲
ってくるのだそうです。
2、寝る前には部屋を暗くしよう。
スマホやパソコンのモニターだけでなく、部屋が明るいのもメラトニンの誘導
を妨げてしまいます。部屋が暗いとなかなか眠れないという人は、部屋の灯りを
小さくしたり、ベッドランプのみにするなどして、できるだけ部屋を暗くしてみ
4月のエコキャップ
ましょう。
4月1日から4月30日までの間に、1566個集まりました。
活動開始からの合計は、41719個になります。今月も、生徒の皆さん
3、ぬるめのお風呂に入ろう!
だけでなく、保護者の方にも御協力いただきました。
本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
疲れを取るためには、寝つきがよくて、すっきり起きられるのが一番。 すっ
と眠りにつくことができない方は、ぬるめのお風呂に入って体を温める、腹式呼
吸をする、単調な作業をするなどの入眠儀式を取り入れるといいでしょう。