2015年3月31日 お客様各位 日商エレクトロニクス株式会社 エンジニアリング本部 コンピューティングエンジニアリング部 第二プロダクトグループ NOS(Nutanix Operating System) 4.1.1.4GAリリースのご案内 拝啓 貴社益々ご清栄の段、お慶び申し上げます。 平素は格別なるご高配を賜り、厚く御礼を申し上げます。 この度、NOS 4.1.1.4GAのリリースをご案内申し上げます。 敬具 - 記 - ■動作環境 【動作シリーズ】 次のシリーズでNOS4.1.1.4GAを動作させることが可能です。 (NX-1000, NX-2000, NX-3000, NX-6000, NX-7000, NX-8000, NX-9000) 【モデル混在】 以下の場合を除き、同一Nutanixクラスター内に異なるモデルを混在させることができます。 NX-1020、NX-9040は他のモデルと組み合わせてNutanixクラスターを構成できません。 NX-6000シリーズはNX-2000と混在することができません。 NX-8150はNX-2000, NX-2050, NX-3000と混在することができません。 暗号化対応モデル(-Eと最後に付くモデル)と非暗号化対応モデルは混在することができません。 NX-1050を他のモデルと混在させるには10GbEネットワークで構成する必要があります。 NX-1050を1GbEネットワークで構成した場合、最大Node数は8Nodeまでとなります。 クラスター内のハイパーバイザーは同一種類で構成されている必要があります。 クラスター内のNOSバージョンは同一バージョンで構成されている必要があります。 ■新機能 NOS4.1.1で導入された主な新機能は次の通りです。 地理的に離れた場所にある2つのサイト間で、仮想マシンの継続した可用性を提供できるようにな りました。(Metro Availability) 仮想マシンのバックアップをAWSに保存したり、AWSからバックアップをダウンロードしてリストアでき るようになりました。(Cloud Connect) self-encryptingドライブによるデータ暗号化が可能になりました。 ハイパーバイザーとNCCをWeb Consoleからアップグレードできるようになりました。 Prism Centralで100クラスター、10000仮想マシンまでサポートできるようになりました。 Hyper-VでPrism Centralがサポートされました。 KVMでWeb Consoleから仮想マシンを管理できるようになりました。(Acropolis) Web Consoleの証明書変更方法がより簡単に改善されました。 ■既知の問題 本NOSバージョンで次の問題が見つかっております。 Nutanixクラスター全体のデータ冗長性(RF=2)を確認することができません。将来のNOSではGUI操 作で確認できる予定です。 ■解消された問題 本NOSバージョンで次の問題が解消されております。 NOS4.1.1より前のバージョンでProtection Domainを利用してRemote Siteにレプリケーションを行って いる場合、スナップショットから仮想マシンをリストアできない可能性があります。 NX-2000/2050でESXi 5.5 Update1/2を使用している場合にCVMが動かなくなり、ESXiの再起動が 必要になる可能性があります。 NOS4.1/4.1.1/4.1.1.2で KVMを利用して仮想マシンをAcropolisで管理している場合、 Web ConsoleのVMメニューで仮想マシンを選択してUpdateオプションからVirtual Diskに変更を加え ると、仮想マシンからVirtual Diskが削除され、新しいディスクが提示されます。 下記の条件全てに合致する場合にデータの整合性問題が発生する可能性があります。 ・on-disk dedup機能が有効 ・Protection Domain、VAAIプラグイン、KVMハイパーバイザーの内いずれかを利用 ・NOS4.0.3/4.1/4.1.1/4.1.1.2/4.1.1.3を利用 下記の脆弱性 ・CVE-2014-3566(SSL v3.0) ・CVE-2014-9293, CVE-2014-9294, CVE-2014-9295, CVE-2014-9296(NTP) ・CVE-2015-0235(glibc heap buffer overflow) ・CVE-2004-2771, CVE-2014-7844(mailx command execution flaw) ・CVE-2014-8500(bind delegation handling denial of service) ■アップグレードについて アップグレードはローリングアップグレード方式です。一旦アップグレードを開始すると、クラスター内の 全てのController VMが順次自動的にアップグレードされます。(目安:10∼20分/Controller VM) アップグレード実行中のController VMは停止します。しかし、該当Nodeのハイパーバイザーによるデ ータストアへのマウントパスは自動的に他Controller VMへ切り替わるため、データストアは提供され続 けます。 NOS3.5以降の(NOS4.0.3を除く)NOSバージョンで稼働中のクラスターは、NOS4.1.1.4へ直接アップ グレードが可能です。但し、KVMの場合はNOS3.5.5以降でNOS4.1.1.4へ直接アップグレードが可能 です。 これらを下回るバージョン(またはNOS4.0.3)で稼働中のクラスターは、特定バージョンを経由して NOS4.1.1.4へアップグレードする必要があります。該当するお客様は、事前に弊社まで個別にお問い 合わせください。 KVMでAcropolis機能を利用される場合、NOSのアップグレードとは別にKVMのアップグレードが必要 です。 NOS4.1.1.4へのアップグレードに伴い、Controller VMのメモリ割り当てを16GB(重複排除を有効にす る場合はアップグレードガイドに記載の値)に拡張する必要があります。 NOS2.x/3.xからアップグレードする場合は、ご利用機能によっては新しく導入されたライセンス機能 によりWeb Consoleに警告が表示されます。NOS2.x/3.xからアップグレードされるお客様は事前に弊 社まで個別にお問い合わせください。 メーカーのリリースノート、アップグレードガイド、アップグレードモジュールのご依頼は弊社までご連絡く ださい。 ■サポート期間 NOS サポート終了予定 2.x 2015 年 2 月 3.x 2016 年 7 月 ※サポート終了の予定日は都合により前後する可能性があります。 ■お問い合わせ窓口 日商エレクトロニクス株式会社 エンジニアリング本部 コンピューティングエンジニアリング部 第二プロダクトグループ e-mail: [email protected] ■改訂履歴 2015/3/31 初版作成 以上
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