東南アジアの伝統農法 農耕の型 p27~p35 3種類の米耕作 1. 焼畑農業 2. 氾濫での直播 3. 苗(稲)を鋤かれた、あぜがある田圃に移植する 筆者によるとこの3つの中の選択肢は 各地域の唯物的な条件と異なる。人口圧力がその後にくる。 1 伝統的な田圃 中国南部 雲南省 2 東南アジアの伝統農法 • 3つの耕作とその利点 1.焼畑農業 一期作としての、低い労働投入に相当する、一家庭だけの 食料・余剰にあたる。それより多い量がないから貿易、 輸出は困難。 2.氾濫での直播。 一期作として、労働投入に相当する収穫がより多い。 3.苗(稲)を、鋤かれた、あぜがある田圃に移植する。 二期作は可能。高い労働投入に相当する高収量。 3 機械なしの田圃耕法 タイ北部 4 傾斜面のところの棚田 中国南部 雲南省 棚田型の田圃の灌漑、耕作方法は低地と異なる伝統がある。 5 5 天然森林: もう一つの生活の基盤(食糧、燃料などの供給) 中国南部 雲南省 6 東南アジアの伝統農法 土地所有 p35~p37 その伝統と変化 •あいた土地・森林・まだ耕作されていない土地への拡大の場合、 開墾する人がその土地を無料で使えるようになる伝統 •将来的な「支配者」は「従者」を開墾しに送り込む •共同体の家畜が食む共有土地としても見なされていた •焼畑農地は共有財産(共有土地)として見なされた •近代と逆に、土地不足ではなく、土地に相当する労働力不足が あったから戦争・競争の客体は人材(とりこ)であった •近代に伴う変化: 一家庭による恒常的な土地利用の制度 → 近代指摘財産の権利 7 東南アジアの伝統農法 • 道具 p37~p39 指ナイフ 近代バーション 古代インドネシア 8 伝統農業 • 道具 (つづき) 伝統的な鋤。古代朝鮮。 杖(つえ)(穴掘り器 )。中米。 9 機械なしの稲作 ヴェトナム 10 東南アジアの伝統農法 • 食事と食料供給 p39~p45 • • • • • • 米のいくつかの類(籾、餅など)とこれらの作り方 塩をつくる方法 川の魚、海の魚(漁業は第二産業であった) 香辛料(注意: 16世紀から中南米から持ち込まれたものもあった) 果物 砂糖黍(キビ) 質問:近代アジアにおいても上記のどちらがまだ 主な輸出物であるのか? 11 湖での漁業 中国南部の佳林 鵜 12 籾を製粉する脱穀機 (タイ北部) 13 近代アジアにおける 農村から離れた生活の問題点 人にとっての問題: ・都市部のスラム街での不安定な雇用や収入 ・新しく健康問題にさらされる(結核、HIVなど) ・土地所有や生産的な資源からの分離 ・定期的な職業からの分離、生活費に相当しない低賃金 ・人との絆、人にある価値の考え方からの分離 社会や環境にとっての問題: ・スラム ・ごみ ・汚染 ・森林伐採 ・移住労働に伴う伝染病(特にHIV、マラリア、結核) 14 • バングラデシュのダッカ ~ スラム街とごみ問題 バングラデシュ ~ ダッカのスラム街と高級建物の対比 15 • 農村部のごみ問題 16 大気汚染・水源の汚染 クアラ・ルンプール 17 メコン河流域における森林面積の変化 1970年~1990年 中国 タイ ベトナム 情報源泉:World Resources Institute 中国 タイ ベトナム 18 HIVエイズで亡くなった娘の写真を見せるタイ北部のお祖母ちゃん。 後ろの蚊帳の中で残された孫が眠っている。 19
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