NOS(Nutanix Operating System)4.0.2GAリリースのご案内

2015年1月5日
お客様各位
日商エレクトロニクス株式会社
エンジニアリング本部
コンピューティングエンジニアリング部
第二プロダクトグループ
NOS(Nutanix Operating System) 4.0.2GAリリースのご案内
拝啓
貴社益々ご清栄の段、お慶び申し上げます。
平素は格別なるご高配を賜り、厚く御礼を申し上げます。
この度、NOS 4.0.2GAのリリースをご案内申し上げます。
敬具
- 記 -
■動作環境
【動作シリーズ】
次のシリーズでNOS4.0.2GAを動作させることが可能です。
(NX-1050, NX-2000, NX-2050, NX-3000, NX-3050, NX-6000, NX-7000)
【シリーズ混在】

Nutanixクラスター内に異なるシリーズを混在させることができます。但し、NX-2000シリーズのみ
NX-6000シリーズと混在することができません。

NX-1050シリーズを他シリーズと混在させるには10GbEネットワークで構成する必要があります。
NX-1050シリーズを1GbEネットワークで構成した場合、最大Node数は8Nodeまでとなります。

クラスター内のハイパーバイザは同一種類で構成されている必要があります。

クラスター内のNOSバージョンは同一バージョンで構成されている必要があります。
■新機能
NOS4.0.2で導入された主な新機能は次の通りです。

ディスクドライブのファームウェアをWeb Consoleからアップデートできるようになりました。

SSDとHDDの交換手順が簡素化されました。

シャーシ(Node、Disk)のLEDをWeb Consoleからオン/オフできるようになりました。
■既知の問題
本NOSバージョンで次の問題が見つかっております。

Nutanixクラスター全体のデータ冗長性(RF=2)を確認することができません。将来のNOSではGUI操
作で確認できる予定です。現状はドライブやNode故障に伴うデータコピーの進捗状況のみをGUI、お
よびコマンドラインで確認できます。

Internet Explorer(全バージョン)ではcluster summary fileのダウンロードに失敗します。Chrome,
Firefox, Safariをご利用ください。
■解消された問題
本NOSバージョンで次の問題が解消されております。

Remote Supportを設定する際のオプションとしてHTTP Proxy設定をWeb Consoleで行う場合、認証
情報(ID, Password)を同時に設定する必要があります。
■アップグレードについて

アップグレードはローリングアップグレード方式です。一旦アップグレードを開始すると、クラスター内の
全てのController VMが順次自動的にアップグレードされます。(目安:10∼20分/Controller VM)

アップグレード実行中のController VMは停止します。しかし、該当Nodeのハイパーバイザによるデー
タストアへのマウントパスは自動的に他Nodeへ切り替わるため、データストアは提供され続けます。

NOS3.1.0以降のNOSバージョンで稼働中のクラスターはNOS4.0.2へ直接アップグレードが可能です。
このバージョンを下回るバージョンで稼働中のクラスターは、一旦下記の何れかのバージョンを経由し
てNOS4.0.2へアップグレードする必要があります。NOS3.1.0より下のバージョンをご利用中で
NOS4.0.2へのアップグレードをご希望されるお客様は、事前に弊社まで個別にお問い合わせくださ
い。
<NOS3.1.0より下のバージョンでは下記の1つ、もしくは複数のバージョンを経由してアップグレード>
・3.0.3.2/3.0.4.2/3.1.3.3/3.5.4.6

NOS4.0.2へのアップグレードに伴い、Controller VMのメモリ割り当てを16GB(重複排除を有効にする
場合はアップグレードガイドに記載の値)に拡張する必要があります。

NOS2.x/3.xからアップグレードする場合は、ご利用機能によっては新しく導入されたライセンス機能
によりWeb Consoleに警告が表示されます。NOS2.x/3.xからアップグレードされるお客様は事前に弊
社まで個別にお問い合わせください。

メーカーのリリースノート、アップグレードガイド、アップグレードモジュールのご依頼は弊社までご連絡く
ださい。
■サポート期間
NOS
サポート終了
2.x
2015/2 月
3.x
2016/7 月
※サポート終了の予定日は都合により前後する可能性があります。
■お問い合わせ窓口
日商エレクトロニクス株式会社
エンジニアリング本部
コンピューティングエンジニアリング部
第二プロダクトグループ
e-mail: [email protected]
■改訂履歴
2015/1/5 初版作成
以上