2015/05/29

2015 年 5 月 29 日
高松機械工業(6155)
担当 織田真由美
レーティング:
OUTPERFORM(2014/12/16)→
OUTPERFORM
8 期ぶり最高益更新見通し。割安感ありOUTPERFORM継続。
売上高
(百万円)
伸び率
(%)
連 12/3
14,422
連 13/3
15,016
連 14/3
14,519
連 15/3
18,018
連 16/3(予)
20,703
株価(2015/5/28)
期末発行済み株式数(15/3 末)
期末自己株式数(15/3 末)
時価総額
企業価値(EV)
ROE(15/3 実績)
予想配当利回り
予想 PER
BPS(15/3 実績)
PBR
CFPS(15/3 実績)
PCFR
EV/EBITDA(15/3 実績)
+31.7
+4.1
-3.3
+24.1
+14.9
営業利益
(百万円)
伸び率
(%)
988
1,079
737
1,354
2,189
1,157
11,020
28
12,750
10,728
8.7
1.6
8.1
1,026.89
1.1
57.0
20.3
3.6
+9.2
-31.7
+83.7
+61.6
円
千株
千株
百万円
百万円
%
%
倍
円
倍
円
倍
倍
経常利益
(百万円)
1,086
1,243
905
1,459
2,274
伸び率
(%)
純利益
(百万円)
+722.6
+14.5
-27.2
+61.2
+55.8
635
868
436
936
1,562
伸び率
(%)
EPS
(円)
+90.1
+36.7
-49.7
+114.5
+66.8
1 株配
(円)
59.16
79.75
40.08
85.37
142.16
8.00
12.00
10.00
15.00
18.00
株価チャート(週足)
出所:高松機械工業、ブルームバーグ、今村証券
中小型のNC旋盤が主体の工作機械メーカー。売上高の約 9 割を工作機械が占め、このうち 6
割以上が自動車関連向け。自動車部品加工や IT 関連製造装置も手がける一方、新規事業分野と
して農業機械にも参入している。
2015 年 3 月期連結業績は大幅増収増益。設備投資の回復を受けて、主力の工作機械事業の受
注高が前年比 4.1%増の 145 億 59 百万円と前期に引き続き堅調だったことが要因だ。ただ、工作
機械工業会が発表する受注統計では、2014 年度の受注額は 1 兆 5785 億円と 2013 年度に比べて
31.0%増加したことを考えると、伸び悩みの感が否めない。これは 3~4 カ月程度とされるリード
資料1:工作機械部門受注高・売上高(年度)
資料2:売上高推移(年度)
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タイムが半年程度に伸びていることで機会損失が発生していることが要因だ。一方、売上高は
24.1%増の 180 億 18 百万円と過去最高(2008 年 3 月期 162 億 20 百万円)を更新した。主力の工
作機械で内需向けが 41.2%増と大幅に伸長し、外需も 13.9%増となったことがけん引役だ(資料
2参照)。期末の受注残高は 2.4%増の 70 億 29 百万円と高水準を維持している。
足元の工作機械需要は高水準で推移している。海外では北米が好調を維持しているほか、欧
州やアジアも回復している(資料3参照)。一方、国内では生産性向上設備投資促進税制、もの
づくり補助金といった企業設備投資の支援政策が追い風となり、機械の高齢化による設備更新を
後押ししている。経済産業省のアンケート調査によると、2013 年春時点で企業が保有する工作
機械保有期間は「15 年以上」との回答が 45%に達した。こうした更新需要を背景に、日本工作機
械工業会では、今後も緩やかな増加が続くとの見方を示している。足元で日本工作機械工業会が
発表した 2015 年 4 月の工作機械受注額は 1346 億 21 百万円と 19 カ月連続で前年実績を上回って
おり、2015 年通年では 1 兆 5500 億円程度と高水準が続く見通しだ(資料4参照)。
資料3:工作機械受注高 地域別(四半期)
出所:日本工作機械工業会
資料4:工作機械受注高(年次)
出所:日本工作機械工業会
事業環境が堅調なことを受けて、同社の今期業績予想は大幅な増収増益、連結売上高、営業
利益、経常利益、純利益ともに過去最高となる見通しだ。国内の更新需要が旺盛で工作機械需要
が回復していること、また受注残高が高水準にあることが要因だ。
ただ、来年以降については受注動向を見極
める必要がある。生産性向上設備投資促進税
制は、2016 年 3 月末日までであれば即時消却
が可能で、2017 年 3 月末日までであれば 50%
の特別償却が可能だ。足元の需要増加がこの
制度に支えられているだけに、来年以降の反
動減が懸念される点には注意が必要だ。
これに対し同社では、国内需要は反動があ
るものの、海外需要が支えとなるとの見方を
している。トヨタ自動車が中国とメキシコに
新工場を建設するほか、三菱自動車もインド
ネシアで新工場の建設を計画するなど、来年
以降の自動車メーカーの海外での設備投資案
件が出てきている。反動減をカバーできるか、
今後の受注動向を注視したい。
資料5:国内自動車メーカー7 社設備投資額
決算発表後に同社の株価は急騰しているが、PER は 8 倍程度と割安感がある。投資判断をOU
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TPERFORM継続とする。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------アナリストによる証明
本資料に示された見解は、言及されている発行会社とその発行会社等の有価証券について、各アナリストの個人的見解
を正確に反映しており、さらに、アナリストは本資料に特定の推奨または見解を掲載したことに対して、いかなる報酬
も受け取っておらず、今後も受け取らないことを認めます。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------レーティングの定義
O U T P E R F O R M:今後 12 ヶ月間のトータルリターンが TOPIX の予想リターンを 10%超上回ると予想される。
N E U T R A L:今後 12 ヶ月間のトータルリターンが TOPIX の予想リターンの+10%と-10%の間に入ると予想される。
U N D E R P E R F O R M:今後 12 ヶ月間のトータルリターンが TOPIX の予想リターンを 10%超下回ると予想される。
トータルリターン:株価変動率+配当利回り
目標株価は 12 ヵ月間の投資を想定しており、将来発行されるレポートで修正されることもあります。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------本資料に記載された意見及び予想は、記載された日付における今村証券の判断であり、これらは予告なく変更される場
合があります。今村証券は本資料の記載された日付以降に内容の変更・修正を行う義務を負いません。本資料はお客様
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