国語 2 古典B 必修 選択 ・幅広い古典作品に触れることで読解力・鑑賞力

教科名
国語
科目名
古典B
2
単位数
必
修
選
択
必修
担
選択
当
学年(学科)
3年
目 標
・幅広い古典作品に触れることで読解力・鑑賞力を高めるとともに、古人のものの見方・考
え方に触れる。
教科書
新編古典B(大修館書店)、読んで見て覚える重要古文単語315[改訂版](桐原書店)
科目の
副教材等 常用国語便覧(浜島書店)、【基礎から解釈へ】新しい古典文法[四訂版](桐原書店)
選択対象者
センター試験、文系大学受験希望者
1 学習の目標
・優れた古典作品を読み、人物描写、心理描写、表現技法について理解を深める。
・古文と漢文の関わりや、漢文作品の日本文化への影響について考察を深める。
・文語文法の徹底理解。
2
授業内容
・古典作品の読解を行う。
・古典文法の詳細な解説を行う。
・古典文学史についての研究を行う。
3
授業の進め方
・古文および漢文の読解を中心に講義形式で授業を進める。
・各作品の文学史的位置を講義形式で行う。
・和歌・漢詩の創作を行う。
・授業の始めに、古文単語小テストを行う。
4
評価の規準
(1)【関心・意欲・態度】国語や言語文化に関心を深め、国語を尊重し、進んで表現・理解・伝達し
ようとする。
(2)【話す・聞く能力】考えをまとめ、深め、目的・場合に応じ、筋道を立てて話したり的確に聞き
取ったりする。
(3)【書く能力】考えをまとめ、深め、相手や目的に応じ、筋道を立てて適切に文章に書く。
(4)【読む能力】自分の考えを深め、発展させ、様々な文章を的確に読み取ったり読書に親しんだり
する。
(5)【知識・理解】表現と理解に役立つ音声、文法、表記、語句、語彙、漢字等を理解し、知識を身
につけている。
5
評価の方法
・定期考査、小テストの点数、授業への取り組み状況(関心・意欲・態度)、発問に対する対応状況(知
識・理解)、提出物の状況、作文等の出来、スピーチの状況、聞き取りの状況から総合的に評価を行
う
6
言語活動
(a)教科書や資料を正確に読み取り、理解する【読む】
(b)相手が話す内容を正確に聞き取り、理解する【聞く】
(c)常に課題意識を持ち、それを解決することで知識をより深める【思考・工夫】
(d)課題に応じて、様々な資料を読み、解決する【調べる】
(e)書くことにより自己の考えを表現する【書く】
(f)述べたり発表したりすることにより、自己の考えを表現する【話す】
7
月
授業計画
領域・単元(時数)
学習内容
【観点別】
各単元における評価
1
古典文法
文法事項確認・助
詞について(4)
1・2年次に学
習した文法事項を
確認し、助詞につ
いての予備知識を
つける。
随筆
『枕草子』「中納
言参りたまひて」
(6)
既習の『方丈記』
宮廷生活の中での経験や、作者のものの見
と比較しながら、 方・考え方などを、十分に感じ取ることがで
随筆文学について きたか。
理解する。
日記
『紫式部日記』
「和泉式部と清少
納言」(8)
『紫式部日記』
の成立した時代背
景と日記に記され
ている内容につい
て、調べたり補足
の説明をしたりす
る。
邸のようす、中宮の人柄、作者の心情など
をきちんと読み取ることができたか。また、
和泉式部と清少納言、それぞれの人物評につ
いて、どのような点を評価・批評しているか
を読み取り、まとめる事ができたか。
8
詩
桃夭・飲酒(6)
漢詩を読み、そ
の場面展開を読み
取り、詩の中の登
場人物の心情を理
解する。
作品の背景を理解し、現代語訳すること
で、要旨をとらえることができたか。
9
物語
『源氏物語』「桐
壺」(6)
平安時代の代表
的な物語を読み、
すぐれた古典作品
を味わうことの喜
びと楽しみを体験
する。
文章に表れた人間の考えや感情を読み取
り、ものの見方、考え方を深める。
◎
10
小説
「水魚の交わり」
(10)
歴史上の人物の
逸話から、人物像
をつかむ。
登場人物の歴史上の実績について調べ、理
解することができたか。
○
4
5
6
7
2
3
4
用言の活用、助動詞・助詞の意味、役割に
ついて理解できたか。
◎
◎
5
【言語
活動】
◎
bd
○
acd
○
◎
ace
◎
○
◎
ad
ad
◎
○
acde
◎
○
acd
◎
○
acd
◎
○
abd
漢字の意味を調べ、正確な現代語訳ができ
たか。また、登場人物の行動から、その性格
を想像することができたか。
11
物語
『源氏物語』「若
紫」(8)
登場人物の人間
関係を読み取ると
ともに、光源氏の
女子に対する心情
やその理由を読み
取る。
便覧などを使って、系譜を確認し、登場人
物の立場や物語の展開をつかむことができ
たか。
思想
それぞれの文章
「無為にして為さ から、人間のあり
ざ る こ と 無 し 」 方や生き方、もの
「小国寡民」(6) の見方や考え方な
どについて、読み
取る。
既習の漢文学習事項を生かし、自己の力で
現代語訳し、そこから筆者の考えを読み取る
ことができたか。
物語
『大和物語』「を
ばすて」(6)
登場人物の行動や人間関係から人柄や心
情を理解し、物語の展開を把握することがで
きたか。
敬語の用い方から人間関係を正しく読み
取ることができたか。
12
1
時数合計(60)
物語の焦点を正
確にとらえ、登場
人物の人間像をつ
かむ。
○