2015.6.12 保健だより 学校保健委員会 特別号 高岡市立伏木小学校 保 健 室 6 月 2 日(火)に学校保健委員会「メディアと上手に付き合い、健康な 生活を目指そう」を開催しました。事前に行ったアンケート調査の結果(抜 粋)と講師の坪田先生のお話をご紹介します。 ~児童保健委員会からの提案発表~ 1日のテレビを見る時間(平日) どの学年も、1時間見ている人 が多い。休日になると、2 時間以 上テレビを見ている人が 2 倍に増 えることが分かった。インターネ ットの平日の利用については、6 年は、1 時間以上利用している人 が 40%いた。その他の学年は、20% という結果になった。 1日のゲームをする時間(平日) 6 年生は、半数以上の人が 1 時 間以上ゲームをしていた。休日に なると、2 時間以上ゲームをする 人は、4~6 年生で 5 倍以上に増え ていた。また、テレビやゲームを 寝る 1 時間前から直前まで利用し ている人がどの学年も 60%いた。 何時に寝ていますか 学年が上がるにつれて就寝時刻 が遅くなっていることが分かる。 朝すっきり起きられますかの質問 では、なかなか起きられない人が どの学年も 10 人以上いた。6 年生 には、18 人と多かった。 雨晴クリニック 副院長 坪田 聡先生のお話 メディア(テレビ、インターネット、ゲーム等)は、色んな情報を得たり楽しんだりすることが できてよい面もあるが、使い方を間違えると生活習慣が乱れて体調不良になるなど悪い面もある。 現在よく言われている「アウトメディア」は、時間や心、人とのつながりを取り戻すために、メデ ィアに触れない時間を作る取り組みである。子供はメディアに触れるのを1~2時間までとし、時 間を決めて利用することが必要である。 健康な生活を目指すために ①規則正しい生活を送る。 早寝、早起き、朝ごはんの中でも特に、早寝がとても重要で生活の一番の基盤になる。 ②ぐっすり眠る。 ぐっすり眠るとメタボや高血圧を防ぎ、長生きできる。子供は、9~10時間は寝ることが 必要である。眠りの時間が少ないと、頭が働かずイライラしたり、けがをしやすくなったり、 勉強に集中できなくなったりする。ぐっすり眠ることで、持っている力を十分に発揮すること ができる。 ③光と食事のコントロールをする。 明るいところは目が冴えてしまうため、夜にコンビニに行くのは避ける。また、夜食も眠り の妨げになるため、とらないほうがよい。朝ごはんを食べることは目を覚まし、体内時計を働 かすことに役立つ。 本当の力を出すための10のアイディア ①夕ご飯は 7 時までに食べる。 ②眠る一時間前までにお風呂にはいる。 ③テレビやゲームは、眠る 1 時間前にやめる。 ④眠る前に「おやすみなさい」と言う。 ⑤決めた時間に眠る。 ⑥休みの前日もいつもより2時間以上遅く眠らない。 ⑦電気を消して静かな部屋で寝る。 ⑧目が覚めたら、カーテンを開ける。 ⑨朝食をしっかり食べる。 ⑩学校では活発に過ごす。 この中から1つだけ決め、 今日から実行しましょう。う まくできた自分の姿を想像 し、周りの人に約束します。 紙に書いて毎日見るのもいい です。1ヶ月は頑張ってみま しょう! 保護者の皆さんへ 「睡眠についての親子の約束」 ①夕食は、7時までに食べさせる。 ②寝る1時間前までにお風呂に入る。 ③小言は、午後8時までにする。 ④朝、カーテンを開ける。 ⑤朝食を食べさせる。 ストレスを感じる ことは眠りの妨げに なるため 親がまず手本を見せ、親子一緒に取り組んでいくことがとても大切である。 ※「日本小児科学会の提言」にメディアの使用について参考にしたいことが書いてあると紹介して いただきました。インターネットでも閲覧できますので、ご覧ください。 http://jpa.umin.jp/download/media/proposal02.pdf 今後もアウトメディアを呼びかけ、子供たちの生活習慣を整え、心身ともに 健康に過ごせるように取り組んでいきたいと考えています。ご協力お願いしま す。
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