1 長期経営計画 (1)学校教育目標 歴史に培われた伝統に学びながら、21世紀を担う平和で民主的な社会の形成者として、人 間愛に満ちた心身共に健全で逞しい工業技術者を育成する。 校訓 「至誠剛健」(誠実で心身ともに逞しく) (2)現状と課題 本校は、中堅技術者を養成しようという県民の熱意と期待により、明治31年に創設され、 110余年にわたって有為な工業人を輩出してきた歴史と伝統に輝く中核校である。 26,000名を超える卒業生が県内をはじめ全国の各地で活躍されており、保護者や地 域、社会から本校に対する信頼と期待にも応えてきた。 産業構造や就業構造がめまぐるしく変化する中で、職業人として求められる知識・技能の高 度化への対応を怠ることなく、地域産業・社会において求められる人材を育成する。 (3)目標達成のための学校経営ビジョン (ア)目指す学校像 ・生徒一人ひとりが明るく、生き生きとした活力ある学校生活が送れる学舎 ・地域に根ざし、保護者との連携を深め、地域や保護者から愛され誇りとされる学校 ・就職・進学など生徒の夢の実現を支援し、社会が求める工業技術人を育成する学校 (イ)目指す生徒像 ・佐工生としての誇りと自信にあふれ、佐工生としての自覚と責任ある行動のとれる生徒(誇 りと自信、自覚と責任) ・学校の教育活動に主体的に取り組み、自らの興味・関心・適性を大切にしながら他と協調 できる人間性に富み、心豊かな生徒(人間性と心) ・自ら目標を持ち日々心身を鍛練し、気力・体力の充実に努める生徒(体力と気力) ・基礎的な知識と技術・技能を習得し、創造性に富み、感性豊かで、生涯学び続けることで 自らの可能性を追い求める生徒(知識と技術・技能) (ウ)目指す教師像 ・教育のプロとして、生徒一人ひとりの能力を最大限に伸ばすために指導力の向上を図り、日 々研鑽に励む教職員 ・生徒や保護者、地域並びに産業界等との連携を深め、信頼される教職員 2 学校運営計画 (1)本年度の教育目標 ① 学力の充実向上(日々の学習、小テストによる学力向上) (ア)授業が基本であることを再認識し、分かる授業を実践するために教科研究を十分に行い、 ICT機器を積極的に活用しながら学力の定着・向上を図る。 (イ)小テストや週末課題等を通して基礎学力の充実と自主学習、家庭学習の習慣化を図る。 (ウ)ものづくりを通して工業技術・技能を習得させると共に、授業や実習の工夫改善を図り、 関心、意欲、創造力、問題解決能力等を育てる。 (エ)資格検定の取得や各種コンテストに参加することで、学習への興味・関心を持たせ、将来 にわたって自己啓発ができる人間を育てる。 (オ)進展するグローバル化に対応するために、自らの専門性を国内外で生かせる力の育成を図 る。 ② 生徒指導の徹底(規範意識、挨拶、礼儀、マナーの向上) (ア)社会生活をする上で大切であり、人格の形成にも大きく係わる基本的生活習慣を身に付 けるための生活指導を徹底する。 (イ)自他の生命を思いやり、人権を尊ぶ豊かな心の教育を根幹に置き、暴力やいじめ等の未然 防止に努める。 (ウ)服装・挨拶・マナー指導には、徹底して全職員で取り組むとともに、保護者会へも紹介 し、連携した取り組みを行う。 ③ 進路指導の充実(満足度の高い進路の実現) (ア)生徒一人ひとりが満足度の高い進路を実現できるよう、学校プロジェクト「SAKO V」 を全職員で実践し支援する。 (イ)発達段階に応じた組織的・計画的なキャリア教育の充実に努め、将来の在り方生き方を主 体的に考えさせ自己実現に向けた望ましい勤労観・職業観を育成する。 (ウ)満足度の高い生徒の進路実現が出来るよう、進路先の開拓や情報の収集・整備に努めると ともにキャリアカウンセリング体制を充実する。 ④ 特別教育活動の推進(主体的に活動する力を養う) (ア)部活動や生徒会活動及び学校行事は、全人的教育の場であるという認識に立ち、各種活 動の活性化に努めると共に、心身共に健康で協調性豊かな生徒の育成を図る。 (イ)ものづくりの根本に安全教育があることを認識し、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾) 運動を推進する。 (ウ)ものづくりや部活動等において、「地域連携・貢献」という視点を取り入れ、学校や生徒 が持つ技術力や行動力を生かし、地域に積極的に貢献する。 (エ)グローバル化社会に対応できる、豊かな国際感覚を身に付けさせる。 ⑤ 教育相談の充実(心の交流を大切にする) (ア)教職員がカウンセリングマインドを持ち、生徒への相談支援システムの構築に努める。 (イ)担任・副担任・部活動顧問等と教育相談やスクールカウンセラーとの連携を密にし、教職 員が共通理解を図りながら指導に当たる。 ⑥ 人権・同和教育の推進(人権尊重の精神と態度を養う) (ア)差別の現実に深く学ぶ姿勢と、被差別部落の人々に対する部落差別の問題を正しく認識す る。 (イ)人権・同和教育の視点に立った人権尊重の教育を、学校教育活動のあらゆる面に位置づけ て実践していく。
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