JAISA-RF140022A RFID機器の電波の安心・安全への取り組み 平成 27 年 5 ⽉ ⼀般社団法⼈ ⽇本⾃動認識システム協会 Copy Right © 2009 JAISA 1 JAISA-RF140022A 1.JAISA の活動 電波の生体への影響に関する安全基準として、 総務省の電波防護指針があります。 JAISA では、電波防護指針の運用面での適用支 援の目的で、運用者を対象に「RFID 機 器にお ける電波防護指針および適合確認方法の解説書」 を作成し、指針への適合確認手順を詳しく解説し、 安全基準の正しい適用について啓蒙活動を実施 しています。 これによって、利用者の安心・安全を図ります。 Copy Right © 2015 JAISA 2 JAISA-RF140022A 2.電波防護指針の概要 出所:総務省 ICNIRP :国際非電離放射線防護委員会 IARC:国際がん研 疫学研究、動物、細胞、ばく露評価究機関 Copy Right © 2015 JAISA 3 JAISA-RF140022A 3.総務省の電波防護指針(1/2) 電波が人体へ与える影響について、長年の研究の蓄積と して、電波の主要な作用は、「刺激作用」(100kHz 程度 以下) と「熱作用」(100kHz 程度以上)であることが確認 されています。 その他の作用については、生体内の現象と関連した状態 で確認されたものではなく、人の健康に支障を及ぼすとい う事実も示されていません。(平成2年6月) 刺激作用および熱作用が影響を及ぼすとされる電波の強 さに十分な安全率を考慮した指針として、総務省から電波 防護指針(平成2年策定、平成9年追加)が開示されてい ます。http://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/ele/medical/protect/ (平成 26 年 11 月現在) Copy Right © 2015 JAISA 4 JAISA-RF140022A 3.総務省の電波防護指針(2/2) 総務省は、「電波防護のための基準への適合確認の手引 き」を作成して電波防護指針への具体的な適合確認方法 を開示しています。 http://www.tele.soumu.go.jp/resource/j/material/dwn/guidance.pdf (平成 26 年 11 月現在) さらに、人体頭部で吸収される電力の比吸収率 (SAR) の 許容値(2W/kg)を強制規格として追加規定しています。 (平成14年6月) ※比吸収率(SAR:Specific Absorption Rate)とは、 生体が電磁界にさらされることによって単位質量の組織 に単位時間に吸収されるエネルギー量をいう。 5 Copy Right © 2015 JAISA JAISA-RF140022A 改訂履歴 改訂記号 Rev. A 改訂年月 平成21年7月 平成27年5月 改訂内容 RFID-TR090724として初版発行 ・他のガイドラインとの整合を取るため下記を変更 文章番号をJAISA-RF140022に変更 ヘッターフッターの追加 総務省HPへのリンク先更新 Copy Right © 2015 JAISA 6
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