株 式 会 社 東 辰 - エコアクション21

環 境 活 動 レ ポ ー ト
( 平 成 2 5年 度 版 )
対象期間:平成25年 2月1日~平成26年1月31日
中国 上海上空
(2013年7月15日)
日本 千葉上空
平成26年3月31日発行
株 式 会 社 東 辰
環 境 方 針
基本理念
株式会社 東 辰は、ビル賃貸業(複合ビル)・ビル管理業務並びに
月極駐車場及び時間貸駐車場を行っていく上で、地球環境の保全が、私
たち世代の重要課題の一つであると考え、持続可能な循環型社会形成に
寄与出来る事業活動を目標とします。
基本方針
1 環境保全に関する目標を設定し、取組結果を見直すことにより、継続的な
環境改善に取り組んでいきます。
①地球温暖化防止のため省エネルギーの推進をします。
②循環型社会への対応のため省資源、節水につとめます。
③廃棄物排出量の削減、リサイクルの推進につとめます。
④グリーン購入を積極的に進めます
⑤入室率100%を確保出来るように、省エネタイプの各種設備機器
の
導入につとめます。
2 環境に関する法規制及びその他の要求事項を順守します。
3 全従業員に対して、この環境方針の周知徹底を図るとともに、環境
教育を計画的に行い、環境保全活動の定着、向上に努めます。
制定:平成23年 10月 1日
東京都大田区山王二丁目8番26号
株式会社 東 辰
代表取締役 小宮山 宜克
- 1 -
1.事業概要
(1)事業所名 株式会社 東 辰
( 2 ) 代表者名 小宮山 宜克
( 3 ) 所 在 地 東京都大田区山王2丁目8番26号
( 4 ) 事業内容 ビル賃貸業・一般及び月極駐車場
1. 賃貸業務(複合ビル)
1階 ココカラファイン㈱・2階 ㈱スカイラーク(ジョナサン)
2階 ㈱クレアクレイス・ジェイズダンスアカデミー・シーシーエー㈱
3階 ㈱マネージファィブ・4階 ㈱臨海セミナー
5階 日本年金機構・6階 ㈱イーオン
2. 駐車場業務
月極駐車・・・30台
一時駐車・・・20台
合計収容台数 50台
(5)事業規模
・資 本 金 1,000万円
・従 業 員 9 名(内派遣社員5名)
・床 面 積
3,979.50㎡
2.管理責任者氏名及び担当者連絡先
(1)環境管理責任者-小宮山 宜克
(2)担当者連絡先-野並 昌子
電 話 03-3772-6690
FAX 03-3772-6646
E-mail [email protected]
- 2 -
3.組織と役割・責任
代表取締役
小宮山 宜克
環境管理責任者
小 宮 山 宜克
事務管理責任者
野 並 昌 子
ビル管理責任者
鈴 木 和 夫
対象組織
駐車場管理責任者
長 塩 善 矩
役割・責任
a. 環境経営に関する統合責任
b. 環境経営システムの実施及び管理に必要な人、設備、費用、時間の準備
代表取締役
c. 環境管理責任者の任命
d. 環境方針の策定
e. 環境方針の見直し及び評価
a. 環境経営システムの構築/実施/管理
b. 環境目標/活動計画の起案/運用管理
環境管理責任者 c. 従業員に対する教育訓練
d. 緊急事態時訓練並びに法規制の順守
e. 訓練並びに法規制順守の評価
a. 設備機器の点検/管理
ビル管理責任者
b. ビル環境衛生に関わる水質検査及び貸室内環境調査の実施
c. 定期的な害虫調査の実施
事務管理責任者
a. EA21活動に必要な事務
b. テナントからの要求を各責任者へのスムーズな伝達
a. 活動の推進/実施
駐車場管理責任者
b. 館内及び駐車場内の照明管理
c. 駐車場社員の顧客対応管理
d. 駐車場内に於いて発生したトラブル処理
- 3 -
4.環境目標・環境活動計画
平成25年度
朱色記載は、新規導入活動
環 境 目 標
1
1-1
1-2
1-3
2
3
二酸化炭素の削減
電気使用量の削減
都市ガス使用量の削減
ガソリン使用量の削減
一般廃棄物の削減
水使用量の削減
4
テナント入室率を維持する。
5
グリーン製品の購入
活 動 計 画
設備機器の増設・整備・リニューアルにより、二酸化炭素
の発生を抑え、削減に努める。
ビル全体の不要箇所の消灯
トイレは消灯し、使用時に点灯する。
長時間使用しない電気機器のプラグは抜く。
共用部照明の節電に努める。
閉館後、空調・照明の消し忘れを確認する。
電気使用量を抑えるため、全館LED照明にする。
空調に使用の為、温度設定を夏季28度・冬季20度とする。
空調機の運転をAM8:00、停止時刻をPM10:00を厳守する。
空調効果を高める為、冷温水発生器のメイン機能部品の
リニューアルを実施する。
定期整備による燃費向上を計る。
積極的に、公共交通機関の利用に努める。
エコドライブの励行。
会議及び社内資料は、裏紙の再利用。
コピー機A4資は、裏紙を入れておく。
使い捨て製品の使用、購入を抑制する。
廃棄物の仕分けをし、リサイクルに努める。
月別・ごみ別の記録用紙を作成し、廃棄物管理を行う
使用後は、蛇口の閉め忘れに注意する。
流しっぱなしにせず、こまめに蛇口を閉める。
バルブ・配管からの漏洩の定期点検の実施。
入室率維持の為、設備機器の点検を行う。
入室率維持の為、省エネ機器の導入に努める。
平成25年2月、UGS装置を設置する。
平成25年4月、空調機整備を行う。
平成25年5月~6月、全館LED照明に交換する。
平成25年8月、エレベーターをリニューアルする。
エコマーク商品の購入を積極的に行う。
購入可能なエコマーク商品の調査を行う。
- 4 -
5.取組結果の評価
基準年は、平成22年2月~平成23年1月、活動期間 平成25年2月~平成26年1月
項 目
1
二酸化炭素の削減
単位
(㎏-Co
2)
電気使用量の削減
2
3 都市ガス使用量の削減
5
6
ガソリン使用量の削減
一般廃棄物の削減
水使用量の削減
7 テナント入室率を維持する
8
達成率
評価
376,764
365,461
319,288
114%
室内照明・非常照明のLED
化並びに冷温水発生器の
大々的な保守により電気・ガ
スの使用量が全体的に消費
を抑えられた為、排出量を抑
える事が出来た。
878,464
852,110
743,769
115%
全館LED化・エレベーターのリ
ニュウアル寄る消費電力の
削減が出来た。
156%
LED化と室内照明の半分消
灯。
116%
例年に無い寒波であった
が、中間期に冷暖房発生機
のリニューアル及び運転を
止めた為、削減できた。
100%
積極的に、公共交通機関の
利用に努めると共に、エコ
カーの導入並びに従来車に
於いては、エコドライブを励
行する事で現状を維持出来
た。
148%
各テナントに排出量削減の
依頼をすると共に、自販機
の缶・ペットボトル等を納入
業者に処分を依頼した為、
大幅な削減につながった。
98%
「ひねるとジャーは、ただじゃ
ない」を合言葉に、節水に努
めたが、飲食関係のテナント
の需要が多かった為か、現
状維持には至らなかった。
100%
テナントの要求事項(修繕)
並びに要望外で実施した「L
ED化とエレベーターのリ
ニューアル」により、環境を
整えた結果 退出テナントは
なかった。
(kwh)
自社分及び共用部
4
平成22年 目標値(基 平成25年
基準年 準年-3%) 実施値
グリーン製品の購入
48,490
(㎥)
(ℓ)
(t)
(㎥)
19,709
2,840
22.25
4,916
47,035
19,118
2,755
21.58
4,769
30,033
16,475
2,749
9.99
4,860
(%)
100
100
100
(品目)
0
3
0
- 5 -
対応商品の購入は、無かっ
た
6.次年度の取組内容
平成25年度は、建築後28年を経過する為、消費電力・消費燃料を抑える為、設備機
器(冷暖房機・エレベーター・室内・非常用照明のLED化)を中心にリニューアル並びに各テ
ナントが安心して業務遂行できるようにする為、電気事故軽減の目的で「UGS機器(過
電流遮断機)」を設置した。
今年度で、設備機器の交換並びに保守を終えたので、次年度は、各テナントへの節
電・節水の啓蒙に勤め、2年間ほど現状維持を図る。3年後には、各テナントに「安心・
安全・快適」に利用して頂く為、消防用設備の改修を予定している。
尚、次回 平成26年度版 「環境活動レポート」 発行は、平成27年3月31日とする。
- 6 -
6-1.次年度取組内容及び中期目標
平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度
環 境 目 標
担当部門
1
1-1
活
動
計
画
1-2
活
動
計
画
1-3
活
動
計
画
2
二酸化炭素の削減
ビル全体の不要箇所の消灯
トイレは消灯し、使用時に点灯する。
長時間使用しない電気機器のプラグは抜く。
共用部照明の節電に努める。
閉館後、空調・照明の消し忘れを確認する。
空調に使用の為、温度設定を夏季28度・冬季
20度とする。
空調機の運転をAM8:00、停止時刻をPM10:00
を厳守する。
水使用量の削減
5
活
動
計
画
使用後は、蛇口の閉め忘れに注意する。
流しっぱなしにせず、こまめに蛇口を閉める。
バルブ・配管からの漏洩の定期点検の実施。
目標
目標値
実績値
Co2排出量
-1%
316095
-2%
312902
-3%
309709
-1%
736,331
-2%
728,893
-3%
721,455
-1%
16,310
-2%
16,145
-3%
15,980
-1%
2721.00
-2%
2694.00
-3%
2666.00
-1%
-2%
-3%
319,288
743,769
278,169
16,475
34,736
2,749.00
6,382.31
目標
目標値
実績値
9.89
9.79
9.69
-1%
4811
-2%
4762
-3%
4714
9.99
(t)
目標
目標値
実績値
4,860.00
(㎥)
目標
目標値
実績値
100%
目標
目標値
実績値
0
0
0
100%
100%
100%
100%
100%
(%)
グリーン製品の購入
エコマーク商品の購入を積極的に行う。
購入可能なエコマーク商品の調査を行う。
活 動
(ℓ)
テナント入室率を維持する。
入室率維持の為、設備機器の点検を行う。
入室率維持の為、省エネ機器の導入に努める。
活 動
(㎥)
一般廃棄物の削減
3
活
動
計
画
目標
目標値
実績値
Co2排出量
ガソリン使用量の削減
定期整備による燃費向上を計る。
積極的に、公共交通機関の利用に努める。
エコドライブの励行。
目標
目標値
実績値
目標
目標値
実績値
Co2排出量
活 動
(kwh)
都市ガス使用量の削減
会議及び社内資料は、裏紙の再利用。
コピー機A4紙は、裏紙を入れておく。
使い捨て製品の使用、購入を抑制する。
廃棄物の仕分けをし、リサイクルに努める。
月別・ごみ別の記録表を作成し、廃棄物管理を
実施する。
4
(㎏-Co2)
電気使用量の削減
活
動
計
画
活
動
計
画
基準年
単位
(品目)
- 7 -
1
2
3
7.環境関連法規制の順守
1.環境関連法規等一覧
法規則
建築基準法
保健衛生法
ビル管理法
消防法
要求事項
点検項目 評価
建築設備点検・・・年1回
○
特殊建築物定期点検・・・3年1回
○
受変電設備点検・・・年6回
○
受変電設備年次点検・・・年1回
順守
○
エレベーター年次点検・・・年1回
○
カーリフト月次点検・・・月2回
○
受水槽定期清掃・・・年1回
○
高置水槽定期清掃・・・年1回
○
飲料水水質検査(簡易項目)・・・年1回
○
排水槽清掃・・・年3回
順守
○
○
冷温水発生器定期点検・・・年2回
○
全熱交換機フィルター交換・・・年2回
○
高性能フィルター交換・・3年1回
○
空気環境測定・・・年6回
○
害虫防除・・・月1回
○
順守
共用部定期清掃・・・月1回
○
共用部日常清掃・・・週5回
○
窓ガラス定期清掃・・・月1回
○
消防設備点検・・・年1回
○
消防設備点検(官公庁提出書類)・・・年1回
順守
防火管理報告(官公庁提出書類)年1回
廃棄物処理法
○
エレベーター月次点検・・・月2回
飲料水水質検査(16項目)・・・年1回
事業系廃棄物の分別リサイクル及び廃棄
物減量
特記事項
○
○
順守
家電リサイクル法
廃棄時
自動車リサイクル法
廃棄時
資源の有効な利用
の促進に関する法 パソコンのリサイクル
律
廃棄時
○
2.違反、訴訟
関連法規制への違反、また、関係当局よりの違反指摘並びに訴訟は、過去3年間ありません。
- 8 -
7-2.ビル管理関係法令
ビル管理関係法令を遵守した作業内容並びに実施状況
平成25年度 予定・・・○ 実施・・・●
実 施 月
実施
項 目
回数
2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
空気環境測定
6/年
●
●
●
●
●
害虫防除
6/年
● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
備考
1
●
●
建築設備定期点検
1/年
●
(官公庁提出書類)
特殊建築物定期点検
1/3年
H23年実施
(官公庁提出書類)
冷温水発生器点検
2/年
●
●
2/年
●
●
給水ポンプ点検
2/年
●
●
受水槽定期清掃
1/年
●
4月の中間期
に、大々的な
保守実施
・冷暖房切替
全熱交換機
フィルター交換
飲料水質検査
1/年
(簡易項目)
飲料水質検査
1/年
●
(16項目)
水質検査
1/月
排水槽清掃
3/年
受変電設備点検
6/年
受変電設備
1/3年
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
H25年2月実
施
●
年次点検
-10-
項 目
エレベーター定期検査報
告
実施
回数
1/年
2
3
4
実 施 月
5 6 7 8 9 10 11 12
備考
1
●
(官公庁提出書類)
カーリフト設備点検
2/月
ハロン消火設備点検
2/年
消防設備点検
1/年
● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
●
●
●
消防設備点検報告
1/年
●
(官公庁提出書類)
防火管理報告
1/年
●
(官公庁提出書類)
機械警備遠隔監視
毎日
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
供用部定期清掃
1/月
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
供用部日常清掃
毎日
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
定期窓ガラス清掃
1/月
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
-9-
2Fのみ
8.代表者による全体評価と見直し結果
エコアクション21の活動3年目、テナントへの省エネ啓蒙を基本とし、二酸化炭素削減の
為、消費電力・消費燃料に係わるビル設備のリニューアルを実施した。
取り分け、LED化は大きな成果を得た。このLED化に於いて、消防法と建築基準法の違い
で、常時点灯しなければならない非常用照明のLED化の器具探しに苦慮したが、大きな大き
な成果に繋がったと思う。また、リニューアルには多額の資金が必要だか、エコアクション21認
証取得による助成制度と大田区の助成制度(利子補給)を活用出来た事が、設備機器交換の
きっかけとなった。
当社が、エコアクション21への取り組みに繋がった「東日本大震災」 あれから3年が経過し、
復興の兆しがなかなか見えない状況だが、あの時の電力不足により大変な思いをした事で、
エネルギーの必要性を肌で感じた。今後もこの事を忘れず、エコアクション21への取り組みを
行って行きたい。
-11-