三年B組 破山先生! ID:109500

三年B組 破山先生!
穀雨
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︻あらすじ︼
FGOの山の翁がかっこよすぎて、つい書いてしまった話。山の翁
に憧れる男が転生しただけなので山の翁本人ではありません。それ
でもよければどうぞ。
目 次 ﹃死告天使﹄ │││││││││││││││││││││││
1
﹃死告天使﹄
やぁやぁ皆さんこんにちアズライール。僕は駒王学園で教師わし
ている破山︵はやま︶というものです。好きなものは生徒達の笑顔で、
僕には凄い秘密があってね⋮実は、ここの⋮ハ
Dの世界の人じゃなくて転生者なんだ。
嫌いなものは残業さ
だから
﹁神は死んだぁ
﹂
?
﹂
﹁ニー○ェも死んだ
ぜーますよ﹂
﹁そうはいかんざき
じゃなくて本当ですか
﹂
?
ハートつけないでクレメンス⋮それとなんであんなに当た
Dの世界に行ってもらう。特典一つ決めてね♡﹂
シャス﹂
逃げ足が速くて今日も追いかけているんだ。
師として咎めないといけなくて逃げる彼らを追いかけるんだけど⋮
年生に変態三人組と呼ばれている子がいてね。覗きとかするから教
でも近頃は悩みの種︵田梨沙︶があってね⋮原作が始まったのか、二
充実した生活をしているよ。
りしちゃってそれ以来教師としてはまだまだ新米だけどそれなりに
よ⋮けれどまだ数年先で暇だったから教師になったのだが⋮どはま
翁やってたはいいんだけど、ふいに原作思い出して日本まで来たわけ
みたいに転生しちゃったんだ。約千年前の中東にね。それで、山の
﹁オッケー
じゃ頑張ってねぇ︵^o^︶﹂
らんのじゃ。しかし特典かぁ、じゃあFATEの初代山の翁でオネ
﹁ヴォエ
D
﹁まじまじ、レアガチャの星5の輩出並に本当だから。ハイスクール
!
﹁勇 気 出 し て 人 を 助 け た 君 を 転 生 さ せ た ら ど う な る か し り て ー で ご
で、何のようでごぜーますよ
﹁それもそうだなぁ
﹂
たらひげがもっさりの男性がいてね。その男性が神だって言うもん
ようとして、逃がしたはいいんだけどころころされちゃって⋮気づい
ことの発端は、ハイエー○に攫われそうになっている男の子を助け
イスクールD
!
!
!
1
×
!
!
!
×
﹂﹂﹂
﹂﹂﹂
君達も速いですが今日こそ捕まえて、
いつも思うけど速ぇ
﹂
先生
﹁待ちなさい
﹁﹁﹁げぇ
﹁これでも鍛えているんです
﹂
﹂
﹂
身の、けつの危険を感じるぅ
反省室に連れて行きますよ
﹁﹁﹁反省室は嫌だぁ
﹂
﹁なら捕まってもしょうがないですよねっ
﹂﹂﹂
﹂﹂﹂
﹂﹁俺の、俺達の﹂﹁エロに対する情熱は
﹁じゃあ、覗きなんてやめなさい
﹁先生
!
!
﹁﹁﹁それは無理っ
!
!
!
﹁そ、そうですか⋮﹂
!
!
!
!
!
﹁﹁﹁誰にも止められないんだぁぁぁぁぁぁぁぁ
!
山の翁より性欲が強いのか
ああ、今日も反省室に彼らを連れて行けなかった⋮すいません、ビ
と、結局捕まえられなかった⋮なぜだ
!
?
!
!
リー先生・阿部先生・熊先生⋮あなたたちとの熱心な話し合いをまた
出来ず仕舞いになってしまった。申し訳ない気持ちがいっぱいだ。
三人組が逃げて追いかける毎日だったが、最近は三人組の一人の兵
藤君が覗きに来なくなり、変わりに三年生のグレモリーさんと一緒に
いたり、彼女の所属する部活に入ったりしている。原作が完全に入っ
たらしく、自分も原作に入って裏ボスみたいに兵藤君に意味深な言葉
を掛けたり・助言したりしたかったが、兵藤君が僕を見ると条件反射
で逃げるし残業で夜中まで残るし、結局は話せなかった︵ ・ω・`︶
´
どぉん
﹂と音が聞こ
兵藤君に話しかけるのが失敗してから何日かして、今日もまた残業
で夜中まで居残っていると、外から﹁どぉん
!
た。そういえば原作に合ったなと、エクスカリバーのところか⋮と考
いながら生徒達を見ると、オカルト研究部の部員達で皆驚きの顔だっ
いきなり人が現れて急停止した†漆黒の翼†を持つ男性と向かいあ
襲っていた。なぁにこれ︵^q^︶⋮慌てて生徒のまえに飛び出す。
える。何事かと校庭に飛び出すと†漆黒の翼†を持つ男が生徒達を
!
2
?
﹂
えると†漆黒の翼†を持った†漆黒の堕天使†のコカビエルが話掛
けてきた。
﹁貴様、何者だ
﹁僕はここの教師だ。あなたが誰かは知らないし、生徒達がどんな事
情であなたとなにをしていたかもわからない。しかし、生徒達を襲っ
﹂
ているのが見えたんだ。ならば大人として、教師として生徒を守る
ここからどかんぞ
!
﹂と
死んでも知らんぞぉぉぉぉ
逃げてっ
!
師としては守らんとあかんでしょ。守る力もあるわけだし⋮
﹁じゃあ、意地でもどいてもらおうか
光の槍が何本も向かってくる。生徒たちも﹁先生
!
!
いている。
﹂
﹁せ、先生⋮その姿は
﹁貴様なにものだ
﹂
土煙が舞い、しばらくして収まると、その場にいる全員が口を開け驚
言っているが私は初代山の翁に変身し、光の槍を剣で落とす。そして
!
﹂
嘘です。あなたが誰で生徒が何者か全部知っています。しかし、教
!
!
﹁私は初代山の翁⋮﹂
﹂
何か知っているんですか
?
﹁初代山の翁ですって
﹁部長
﹂
生徒やコカビエルにも問い詰められ僕は正体を明かす。
?
!?
ちはハサンと呼ばれ全員が特殊な技術を持っている⋮その中で初代
はなぞが多くあまりどういった人かわからないけれど⋮歴代ハサン
﹂
にとっては恐れ多い人らしいわ⋮﹂
﹁なぜ、中東の暗殺者がここに⋮
﹂
!
戦いのまぶたが今⋮落とされた。
コカビエルは槍を構える。私は、剣を構えることで承知と合図し、
山の翁よ⋮私はコカビエル。では続きを始めようではないかぁっ
﹁ふん。もはやそんなことはどうでも良い。自己紹介がまだだったな
﹁それはわからないわ⋮本人から聞かないと⋮﹂
?
3
?
﹁え、ええ。山の翁とは中東の暗殺集団として有名よ。歴代の頭目た
!
奴が投げた槍をマントで落とす。驚いている奴に一瞬で近づき斬
りかかる。奴は間一髪で避け今度は槍の先端をこちらに向け突撃す
る。剣で受け流し蹴りを入れる。奴は鼻血を少し出しながらもさっ
きより多くの槍を投げる。それを砕き・落とし・投げ返す⋮あらゆる
方法で止める。奴の攻撃を避けながら、斬りつけるもなかなかしぶと
く致命傷を避ける。時間にしてまだ一時間程度だが休む暇なしに戦
うので体感だと、もっと戦っている気がする。﹁らちがあかないな﹂と
思いアレをやろうかと思っていると、やつがいきなり大声で笑った。
なんて楽しい戦いなんだ
俺は傷だら
﹁フハ、フハハ、フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハっっっっっっ
最近は
いやー楽しくて愉しくて仕方が無いっ
この拮抗状態で
さぁ貴様の本気で俺と殺し合いするのだ
貴様はまだ本気を出していないだろう
のを久しく忘れていたぞ
しかしだ
は、貴様ももどかしろうっ
﹂
!
挑まれる側でつまらん戦いばかりだったが、挑む側がこれほど楽しい
!
!
けで貴様は無傷だが、これほど血に汗握るものは久しぶりだ
!!!!
たが戦闘狂でもあるようだ⋮そろそろ決着を着けねばな。
﹂
﹁済まなかったなコカビエル。私の全力はもはや戦いではなくただの
俺を侮るなよ
?
神が死に、強い力を持った奴も前の戦争で大
殺しだ⋮それでもいいのか
﹁然り
!
﹂
どうでもいい
だ
もはや戦争など
死合うのみ
!
!
貴様との戦いにおいてなにもかも不要
!
し戦おうとした。しかし、貴様がここに現れたんだ
められたが俺の中の滾りは静まらなかった。だから俺は戦争を起こ
量に死んだ。しかし俺は戦いたいと渇望していた⋮アザゼルにも止
!
﹂
がいいっっっっっっっっっ
﹁来いっっ
﹂
!
私は奴にゆっくりと近づく、そして⋮
﹁信託は下った⋮聴くが良い⋮晩鐘は汝の名を指し示した﹂
!
4
!
!
!
!
なるほど⋮奴を侮っていた。原作でも確かに戦争狂と呼ばれてい
!
﹁なるほど⋮汝の覚悟はしっかりと伝わった⋮では私の全力⋮受ける
!
﹁告死の羽⋮⋮首を絶つかっ
﹃死告天使﹄っっっっっ
﹂ゴーン
!!!!!
﹂
いったいどういうことなんですか
向かう。
﹁先生
かりません
﹂
﹁あの姿は
﹂
﹁わけがわ
!?
﹂
?
﹁ま、待てよ
﹂
たいものだ⋮ではよろしく頼むよ﹂
うよ。しかし、これほどの実力者がいるなんてね、今度じっくり戦い
死んだと報告させてもらって、こちらも後日コンタクト取らせてもら
われていただけだ。まぁ回収は不可能になったがね。コカビエルは
いっても今敵対するわけではなく。ただコカビエルを回収しろと言
帝。私 は 今 白 龍 皇 の ヴ ァ ー リ、所 属 は 堕 天 使 の と こ ろ だ。堕 天 使 と
﹁おやおや、やはり気づいていたか。初めまして山の翁⋮それに赤龍
白い鎧を着けた男が降りてくる。
う。空から見ている君もそれでいいかい
﹁答えたいところですが⋮今日はもう遅い。後日ゆっくり話しましょ
生徒達に詰め寄られ問いかけられてしまう。
!?
顔は良い笑顔だった⋮山の翁からいつも教師の姿で生徒達のほうへ
鐘の音が鳴り止んだ後、コカビエルは即死した。けれども奴の死に
!
した。絶望した⋮
﹁明日からどうすんべぇ﹂と悩みながら、残業が残っていることに絶望
たら、嫌だな。しかし、今日は疲れた。早く皆帰らせて寝よう⋮
だったと気づき、ため息が出る。戦闘狂の男に好かれる運命とかだっ
兵 藤 君 の 制 止 を 振 り 切 っ て 飛 ん で い く ヴ ァ ー リ 君 ⋮ 彼 も 戦 闘 狂
!
5
!
!