ブラジルの金融市場動向 Weekly Report

2016年12月5日
ブラジルの金融市場動向 Weekly Report
【2016年11月26日~2016年12月2日の推移】
【1】先週の回顧
【ブラジル・レアル 為替推移】 (2016年11月4日~2016年12月2日)
ブラジル連邦議会上院が11月29日(現地、以下同様)、
歳出に上限を設ける法案を可決したことで、テメル政権
が財政立て直しに向けて前進したことが相場の上昇に寄
与しましたが、2016年7-9月期のGDP(国内総生産)統計
が引き続きマイナス成長となったことは相場の下落要因と
なりました。30日、ブラジル中央銀行のCopom(金融政策
委員会)は、政策金利を14%から0.25%ポイント引き下げ、
13.75%にすることを全会一致で決定しました。
12月1日には、汚職を減らし、取り締まりを容易にするた
めの反汚職法案に、不当な取り調べを受けた場合に検
察や裁判官を逆に罰すことができるという条項を加えて、
下院が法案を可決しました。これに対し、大手石油会社
をめぐる汚職捜査を担当する検察官らが、法案が最終的
に成立した場合には辞任する可能性を示唆したことによ
り政治家の汚職を取り締まる取り組みが後退するとの見
方から、ブラジル金融市場への懸念が高まりました。
40
(円/レアル)
(レアル/米ドル)
円/レアル(左軸)
38
レアル
2.8
レアル/米ドル(右軸、上下反転)
36
2.6
32.65
3.0
34
3.2
32
3.4
30
3.6
3.48
28
高
安
3.8
26
11/4
11/11
11/18
11/25
4.0
12/2
※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。
【2】今週の見通し
今週は、インフレ率などが発表される予定です。ブラジ
ル中央銀行はCopomの声明文の中で、今後の景気回復
ペースが想定より緩やかなものにとどまるとの見通しを示
したほか、インフレ率についても上昇圧力の沈静化が続
いていると述べており、引き続き追加利下げの可能性を
ほのめかしています。その一方で、外部環境がとりわけ先
行き不透明であるとしており、今後の利下げの幅やペー
スは経済環境やインフレ見通し、外部環境次第で変わり
うると述べています。
引き続き、財政健全化の動向や、テメル政権の財政再
建の実行力が注目されています。公的年金支給年齢の
引き上げや社会保障改革などの緊縮策には各方面から
反発も予想されるほか、政局は汚職捜査関連により不透
明となっており、政界の動きが財政再建に影響を及ぼす
可能性があることに注意が必要です。
【ブラジル 金利推移】
13.5
(2016年11月4日~2016年12月2日)
(%)
2年国債
13.0
12.5
12.0
11.98
11.5
11.0
10.5
11/4
11/11
11/18
11/25
12/2
【3】主要経済指標
発表日
11/28
11/30
12/1
12/1
12/2
12/9
発表頻度
毎月
四半期
毎月
毎月
毎月
毎月
期間
2016年10月
2016年7-9月期
-2016年11月
2016年10月
2016年11月
指標名
基礎的財政収支(億ブラジル・レアル)
GDP(前年同期比)
SELICレート
ブラジル製造業購買担当者指数(PMI)
鉱工業生産(前年同月比)
インフレ率(前年同月比)
データ
396
-2.9%
13.75%
46.2
-7.3%
--
(参考)前回
-266
-3.6%
14.00%
46.3
-4.7%
7.87%
(出所:ブルームバーグより大和投資信託作成)
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