技術分野︓繊維加⼯技術 応⽤分野︓夏⽤繊維素材 快適性評価⽅法 ちぢみ肌着の快適性向上 シーズ保有機関 発 明 者 技術の概要 ︓ 滋賀県東北部⼯業技術センター ︓ 三宅 肇 ちぢみ肌着の科学的⾒地による快適性向上のための評価法 ・肌着の快適性を科学的⾒地から解析・評価。 ・⾼島ちぢみの快適性に⼤きく影響する特性を市販肌着と⽐較。 ・⾼島ちぢみの⽣地構成ならびに凹凸形状による快適性評価と構成、形状の最適化。 ・肌着と外被間の狭⼩空間での乾燥性能を含めた解析と評価。 技術の特徴 ちぢみ快適性向上のための⽣地構成技術の開発 ・従来⾼島ちぢみに於いては快適性を科学的に評価する⼿法が確⽴していなかった。肌着の快適性に⼤きく影響 する⽔分特性、特に⽔分乾燥性について科学的評価法を確⽴した。 ・市販ニット製品と⽐較し⽔分特性、⽔分乾燥性を評価のうえ、綿・ポリエステ繊維による構成法を最適化することで、より 快適性の向上した⾼島ちぢみ製品を開発。 着⽤試験による「⾼島ちぢみ肌着」と「市販肌着」の⽐較結果(成⼈男性 約40名) ⽋点の 改良 快適性評価の 向上 技術の活⽤例 改良肌着 夏⽤繊維素材、肌着等の快適性評価法 ・夏⽤繊維素材 ・肌着等の快適性評価法 快適性評価法の提案・試験の実施 夏⽤⾐料 最適素材の 提案・改良 夏⽤繊維素材 肌着の快適性評価法 技術開発の経緯 肌着の快適性についての科学的評価技術開発が急務 近年クールビズ製品の普及が進むに従い肌着の快適性が注⽬されるようになり、国内各社から様々な機能を付与した肌 着が市場に台頭して来ている。そのため⾼島ちぢみも競合品との差別化を図り、より快適な⽣地を開発していくことが急 務となっている。そこで滋賀県東北部⼯業技術センターでは地域の織物産業の更なる活性化のため、⾼島ちぢみの科学 的⾒地に基づく快適性評価法を確⽴すると共に本評価法を基本に、より快適性が向上した⾼島ちぢみ⽣地の開発を⾏ う。本開発により各地域に於ける新たなちぢみ⽣地の評価・開発に対応可能である。 産官⾦による連携⽀援 産 官 ⾦ ・産業⽀援機関による共同研究、共同開発における体制構築、推進⽀援 ・研究開発資⾦獲得⽀援、販路探索等の事業化⽀援 ・産官連携よる新たな製品の共同開発及び新たな⽣地の試験研究⽀援 ・産官連携による研究開発資⾦獲得⽀援、販路探索等の事業化⽀援 ・研究開発、事業化のための資⾦調達、融資⽀援 ・事業化、企業経営コンサルティング 企業の⽅へ⼀⾔ ・ちぢみの新たな⽣地開発を検討したい企業さん 研究参加を期待します。 ・肌着等の科学的快適性評価を検討したい企業さん 研究参加を期待します。 特許の情報、その他 ■ 特許の情報及び知財権利化の構想 ・ 特許の情報 現状特許出願なし ・ 知財権利化の構想 今後ちぢみ⽣地快適性の研究開発を継続し、これら の研究課程において顕著な成果が得られた場合には当 該技術に関連する知的財産の権利化またはノウハウに よる保護を検討予定である。 ■ その他の情報 ⽤語解説 ⾼島ちぢみ︓江⼾時代の天明年間(1781〜1789) に琵琶湖⻄岸の旧⾼島郡の農家が冬場の副業として始 めた。横⽷に強い「撚(よ)り」をかけ、布の表⾯にシボと いうしわを出した織物で、「⾼島クレープ」の呼び名もある。 肌に触れる⾯積が⼩さいため、さらっとした着⼼地が特徴 で、吸⽔性も良く、肌着の素材として重宝されている。 この資料についての問合わせ先︓近畿経済産業局 産学官連携推進室 公益財団法⼈ 新産業創造研究機構 TEL 06-6966-6164 TEL 078-306-6805
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