～英国のEU（欧州連合）離脱決定に伴う景気下押し圧力への警戒感～日米の金融政策の結果を受けて、一時的に弱含む展開～週刊日本株レポート（8/8～8/12）（9/20～9/23）が後退していく中、緩やかに上昇週刊日本株レポート～ 2016年9月20日作成１．日米株式と円／ドルの推移＜円/ドル＞＜米国株＞＜日本株＞円ﾄﾞﾙ 22,000 19,000 日経平均 125 NYダウ円円/ドル 120 20,000 18,000 115 18,000 17,000 110 16,000 16,000 14,000 15/09 15/11 16/01 16/03 16/05 16/07 16/09 15,000 15/09 15/11 16/01 16/03 16/05 16/07 16/09 105 100 95 15/09 15/11 16/01 16/03 16/05 16/07 16/09 （注）チャートは過去1年単位日経平均 NYダウ円/ﾄﾞﾙ円ﾄﾞﾙ円 2015/12/31 （前年末） 19,033.71 17,425.03 120.22 2016/8/31 （前月末） 16,887.40 18,400.88 103.43 2016/9/16 （前週末） 16,519.29 18,123.80 102.29 過去3年高値水準日付 20,952.71 2015/6/24 18,668.44 2016/8/15 125.86 2015/6/5 過去3年安値水準日付 13,748.94 2013/10/8 14,719.43 2013/10/9 96.57 2013/10/8 過去３年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成２．日本株市場先週の振り返り～円高ドル安の進行を受けて、軟調に推移～先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が▲446.47円（▲2.63％）、TOPIXが▲32.36ポイント（▲2.41％）となり、円高ドル安の進行を受けて、軟調に推移する展開となりました。業種別（東証33業種）にみると、保険業、陸運業、医薬品など6業種が上昇する一方、海運業、鉄鋼、不動産業など27業種が下落しました。週明けの12日の日本株市場は、先々週末に米国株市場が大幅下落したことなどを受けて、下落して始まりました。翌13日は、FOMC（米連邦公開市場委員会）のメンバーであるブレイナード理事などの利上げに対する慎重な発言を受けて9月利上げ観測が後退したことを背景に米国株市場が反発したことなどから、日経平均も反発しました。その後は、米国の9月利上げ観測の後退を受けて円高ドル安が進行したことなどから、日経平均が一時16,300円台まで下落する場面もみられました。３．今週の主な予定日程曜日国・地域日本 9月20日 Tue 9月21日 Wed 9月22日 Thu 9月23日 Fri 決算発表予定他米国項目前回日銀、政策委員会・金融政策決定会合（21日まで） FOMC（21日まで）住宅着工件数 8月 1211千件日本貿易収支 8月 5136億円米国景気先行指標総合指数 8月 0.4％欧州ドラギECB（欧州中央銀行）総裁が講演（フランクフルト）日本全産業活動指数（前月比） 7月 1.0％米国決算発表　：　9/20　フェデックス、アドビ・システムズ ※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成４．日本株市場今週の見通し～日米の金融政策の結果を受けて、一時的に弱含む展開～今週の日本株市場は、20～21日にかけて開催される日銀の金融政策決定会合とFOMCの結果を受けて、一時的に弱含む展開を予想します。日銀の金融政策決定会合では、「総括的な検証」において、これまでの政策の有効性とマイナス金利幅の拡大を含めた追加金融緩和の余地を示すものの、追加金融緩和は見送られるとみています。またFOMCについても、米国金利先物市場での9月利上げの織込みが20％程度に留まる中、年内利上げの可能性を示唆しつつも、今回の利上げは見送られるとみています。この結果、為替市場では円高ドル安圧力が高まりやすく、日本株市場は弱含むと予想します。但し、日銀は追加金融緩和のスタンスを維持し、FRB（米連邦準備理事会）は利上げスタンスを維持する中、円高ドル安の動きは一時的とみていることや日銀によるETF（指数連動型上場投資信託受益権）買入れがサポート要因となることなどから、日経平均が16,000円を割り込む可能性も低いと考えます。その他の注目材料として、日米の金融政策発表後の22日に行われるドラギECB総裁の講演などが挙げられます。金融商品取引業者関東財務局長(金商)第301号加入協会：一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会 URL：http://www.alamco.co.jp 本資料は、朝日ライフアセットマネジメント（以下、当社といいます）が、投資の参考となる情報提供を目的として作成したもので、特定の商品に対する投資勧誘を意図するものではありません。本資料は当社が信頼できると判断した情報に基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。資料中に記載されたグラフ、数値等は過去の実績であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。また、コメントについては作成日時点での判断であり、将来予告なく変わることがあります。最終的な投資決定はお客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 1609142