ある暗殺者の記憶 卓ちゃん ︻注意事項︼ このPDFファイルは﹁ハーメルン﹂で掲載中の作品を自動的にP DF化したものです。 小説の作者、 ﹁ハーメルン﹂の運営者に無断でPDFファイル及び作 品を引用の範囲を超える形で転載・改変・再配布・販売することを禁 じます。 ︻あらすじ︼ これは、大切な物を失った暗殺者の話。 1 目 次 の記憶 ││││││││││││││││││││││││ ??? の記憶 僕は夢を見た。どんな夢かも分からない。 ただ分かることは、ここは絶対危ない場所だとという事。 見知らぬ地面、見知らぬ建物ではないどこか。 そして僕は絶対にこの場所を知っている。でも記憶のどこかに穴 があるような感じで思い出せない。 でも、これが夢というにはおかしいと思う。明らかに現実味がある からだと思う。そろそろ自己分析は止めて周りをしっかり見るとし よう。 そう、この︿殺人現場﹀の周りを見よう。 僕の目の前には、怪物がいた。 なんて言ったらいいか分からない程にでかく、恐ろしい怪物だ。 その隣には、笑っている人がいる。凄く狂ってる人がいる。︿人が 死んでいる﹀。そう、人が死んでいるのに笑っている。 怪物の前には、緑の髪の色が綺麗な女の子がいた。 その子は、たくさん血が流れている。多分死んでいる。 他の子もそうだ。たくさん死んでいる。 赤髪、黒髪、茶髪、金髪。 いろんな子がいるけど、それらは、皆死んでいる。 顔を見て、誰なのかを知りたいのにモヤがかかっていて、 分からない。 僕のスマホが、震えている。 そこから、女の子が出てきて喋った。 ﹃⋮⋮⋮⋮⋮⋮さん、は⋮やく⋮⋮逃げてくだ⋮﹄ 言葉は途切れてしまった。スマホが壊された。 早く逃げなきゃ。早く逃げて行かないと。 後ろには、先生がいる。大好きな先生がいる。 もちろん、顔にはモヤがかかっている。 何故か、この人を先生だと思ってしまう。 顔なんて全然分からないのに。 1 ??? ﹃⋮⋮⋮君⋮⋮あなただけでも⋮⋮逃げなさい。大丈夫です。⋮⋮先 生は、⋮⋮必ず⋮生きて見せるので。あなたは⋮生きて下さい。そし て⋮私が⋮死んでも⋮復讐に身を囚われないで⋮下さい。少しの間 ⋮ですが⋮⋮︻さようなら︼﹄ そう言うと先生は、怪物に向かって戦いに行った。 だけど、先生はほんの数秒で死んでしまった。 それを見て、僕は逃げ出した。凄く怖かった。 足が棒のようになるまで走り続けた。 ここがどこかも分からない。雨が降り続いている。 あの二人は、絶対に殺して 誰もいない廃墟の中でこの人、︽この夢の主人公︾は、 叫んだ。 復讐してやる ﹃殺してやる⋮⋮あの二人を殺してやる やる !! ﹄ ? ﹃うわぁ はぁ⋮はぁ⋮はぁ⋮。﹄ そう言うとその人は首にナイフを当てて、自殺した。 今からそっちに行くね りがとう。もう、この世界に生きる意味なんて無くなったよ。だから 俺はようやく、仇を討てたよ。これも皆と先生のおかげなんだ。あ ﹃やっと、殺せた。皆、先生、見ていてくれたかな。 そしてあの時の二人を殺した後、その人は、 ている。 いろんな所で人を殺している。しかし、殺す時は必ずナイフで殺し そこから断片的な夢だった。 そう言うとその人は、消えた。 あげるからね。﹄ だから待っていて、皆、そして先生。僕がいや、 ︻俺︼が仇を討って !! ? これは、きっと⋮⋮。 ﹃おはよう。マスター。よく寝られた まぁそれを見ると熟睡とは言 でも、これは誰の夢なのかはわかっていた。 そう僕﹁潮田 渚﹂はとてつもなく変な夢を見た。 その人が自殺した後に目が覚めた。 !! 2 !! えなさそうだけどね ﹄ この僕のサーヴァント、 ︻アサシン︼の生きていた頃の記憶なんだろ う。 3 ?
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