ある暗殺者の記憶 ID:98232

ある暗殺者の記憶
卓ちゃん
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︻あらすじ︼
これは、大切な物を失った暗殺者の話。
1
目 次 の記憶 ││││││││││││││││││││││││
???
の記憶
僕は夢を見た。どんな夢かも分からない。
ただ分かることは、ここは絶対危ない場所だとという事。
見知らぬ地面、見知らぬ建物ではないどこか。
そして僕は絶対にこの場所を知っている。でも記憶のどこかに穴
があるような感じで思い出せない。
でも、これが夢というにはおかしいと思う。明らかに現実味がある
からだと思う。そろそろ自己分析は止めて周りをしっかり見るとし
よう。
そう、この︿殺人現場﹀の周りを見よう。
僕の目の前には、怪物がいた。
なんて言ったらいいか分からない程にでかく、恐ろしい怪物だ。
その隣には、笑っている人がいる。凄く狂ってる人がいる。︿人が
死んでいる﹀。そう、人が死んでいるのに笑っている。
怪物の前には、緑の髪の色が綺麗な女の子がいた。
その子は、たくさん血が流れている。多分死んでいる。
他の子もそうだ。たくさん死んでいる。
赤髪、黒髪、茶髪、金髪。
いろんな子がいるけど、それらは、皆死んでいる。
顔を見て、誰なのかを知りたいのにモヤがかかっていて、
分からない。
僕のスマホが、震えている。
そこから、女の子が出てきて喋った。
﹃⋮⋮⋮⋮⋮⋮さん、は⋮やく⋮⋮逃げてくだ⋮﹄
言葉は途切れてしまった。スマホが壊された。
早く逃げなきゃ。早く逃げて行かないと。
後ろには、先生がいる。大好きな先生がいる。
もちろん、顔にはモヤがかかっている。
何故か、この人を先生だと思ってしまう。
顔なんて全然分からないのに。
1
???
﹃⋮⋮⋮君⋮⋮あなただけでも⋮⋮逃げなさい。大丈夫です。⋮⋮先
生は、⋮⋮必ず⋮生きて見せるので。あなたは⋮生きて下さい。そし
て⋮私が⋮死んでも⋮復讐に身を囚われないで⋮下さい。少しの間
⋮ですが⋮⋮︻さようなら︼﹄
そう言うと先生は、怪物に向かって戦いに行った。
だけど、先生はほんの数秒で死んでしまった。
それを見て、僕は逃げ出した。凄く怖かった。
足が棒のようになるまで走り続けた。
ここがどこかも分からない。雨が降り続いている。
あの二人は、絶対に殺して
誰もいない廃墟の中でこの人、︽この夢の主人公︾は、
叫んだ。
復讐してやる
﹃殺してやる⋮⋮あの二人を殺してやる
やる
!!
﹄
?
﹃うわぁ
はぁ⋮はぁ⋮はぁ⋮。﹄
そう言うとその人は首にナイフを当てて、自殺した。
今からそっちに行くね
りがとう。もう、この世界に生きる意味なんて無くなったよ。だから
俺はようやく、仇を討てたよ。これも皆と先生のおかげなんだ。あ
﹃やっと、殺せた。皆、先生、見ていてくれたかな。
そしてあの時の二人を殺した後、その人は、
ている。
いろんな所で人を殺している。しかし、殺す時は必ずナイフで殺し
そこから断片的な夢だった。
そう言うとその人は、消えた。
あげるからね。﹄
だから待っていて、皆、そして先生。僕がいや、
︻俺︼が仇を討って
!!
?
これは、きっと⋮⋮。
﹃おはよう。マスター。よく寝られた
まぁそれを見ると熟睡とは言
でも、これは誰の夢なのかはわかっていた。
そう僕﹁潮田 渚﹂はとてつもなく変な夢を見た。
その人が自殺した後に目が覚めた。
!!
2
!!
えなさそうだけどね
﹄
この僕のサーヴァント、
︻アサシン︼の生きていた頃の記憶なんだろ
う。
3
?