診療録の退院後5⽇以内の点検数 診療録管理体制加算により、退院時要約の14⽇以内の完成率が90%以上が必須となった。未整理の診療録 を早めに医師へ依頼し、完成率90%以上の維持を保つため。なお院内の診療記録記載ガイドラインでは、 退院時要約は7⽇以内に完成することとしている。 4⽉ 96% 5⽉ 91% 6⽉ 99% 7⽉ 99% 8⽉ 100% 9⽉ 77% 10⽉ 98% 11⽉ 96% 12⽉ 81% 1⽉ 99% 2⽉ 99% 3⽉ 95% H27年度(N=11545) 94% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 当院値の定義・算出方法 分⼦: 診療録の退院後5⽇以内の点検数 分⺟: 退院数 ×100 (%) ※グラフ中のN数は分⺟の値を⽰しています。 解説(コメント) 診療情報管理体制1の施設基準のひとつに、退院時要約完成率14⽇以内90%が必要である。また、院内規約では7⽇ 以内の完成をあげている。そのために、退院後3⽇⽬から5⽇以内に診療記録記載内容を確認することで、記載不⾜や 未記載を確認し、主治医へ連絡することにより、施設基準である退院時要約完成率90%以上を保ち、なお、院内規約 7⽇以内完成へもつなげることが出来ると考えるためである。また、退院時要約のみならずメディカルスタッフの記録 や同意書等有無の確認を早期の⾏うも可能である。そして、診療報酬に必要なICDコードや様式1に必要な情報を取り 上げ、重症度の確認も主治医に早期に⾏う事ができる。診療記録全般の精度向上に繋がる。 改善策について 年間では94%で5⽇以内の確認ができている。しかし、9⽉および12⽉が90%を下回っていたのを確認すると、12 ⽉は年末年始の連続休暇のため、5⽇以内の確認が出来ていなかった。また9⽉はシルバーウィーク前の⽊⾦曜⽇に 「診療情報管理学会学術⼤会」開催され、発表・参加のためスタッフ不在が多くなり、確認が遅れたことが要因だっ た。そのため、連休前は退院3⽇後からではなく、退院翌⽇から確認をすることで5⽇以内の確認率を上げることが可 能と思われるので、今年度は連休前の確認体制を早めることとする。しかし、年間を通して、⽬標である退院後14⽇ 以内の退院時要約完成率は90%を超えているのは、5⽇以内確認が功を奏していると考える。 ⽂責:診療情報管理室⻑ ⼤⼭ 純代
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