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(別添2)
平成 28 年度エコツーリズム推進普及関連業務
仕様書
1.業務の目的
エコツーリズム推進法(平成 19 年 6 月法律第 105 号)に基づくエコツーリズム推進全
体構想(以下「全体構想」という。)の認定数は、平成 28 年 9 月現在で 7 件あり、全国
的な促進を行うという観点から不十分な状況といえる。一方、本年度は新規及び見直しで
全体構想の認定を受ける地域が 6 地域あり、エコツーリズムへの取組に対するニーズが高
まりつつある。
こうした中、昨年度は、「平成 27 年度エコツーリズム推進全体構想の効果的な広報等
に関する検討会」を行い、エコツーリズム推進全体構想の意義や利点を情報発信すること
や、全体構想認定地域間での取組を共有する場をつくる等の推進方策を取りまとめた。
本業務では、更なるエコツーリズムの推進・普及等を図るため、エコツーリズムに取り
組む地域や関係者が一堂に会し、相互の取組状況の共有や情報交換、課題解決を行う場の
設定、地域の取組の発展とネットワークの強化を図るため、全体構想地域の認定証交付式
や、課題別の情報交換会等に関する業務を行う。
2.業務の内容
請負者は、以下の(1)~(3)の業務を平成 29 年 2 月の 2 日間(想定)で実施す
る。実施に当たっては、時期、業務内容、スケジュール、出席者の取りまとめ、成果物
の作成等、事前に環境省担当官の指示を受け、また、実施後に環境省担当官の了承を得
ること。さらに、より多くの媒体に報道されるよう、プレス各社に呼びかけを行う。
なお、(1)~(3)の実施場所は環境省において確保する。
(1)全体構想策定地域への認定証交付式
以下の全体構想策定地域に対し、認定証交付式を行う(出席者は各地域 2 名で 10 名程
度、既全体構想認定地域 16 名程度、
「第 12 回エコツーリズム大賞」の受賞者 20 名程度、
エコツーリズム推進法共管省庁(国土交通省観光庁、文部科学省、農林水産省)3 名程
度(以下「エコツーリズム関係者」という。)及び環境省職員 5 名程度の計 54 名程度を
想定)。
【新規認定】4 件
・上市まちのわ推進協議会(富山県上市町)
・愛媛県石鎚山系エコツーリズム推進協議会(愛媛県西条市、久万高原町)
・串間エコツーリズム推進協議会(宮崎県串間市)
・奄美群島エコツーリズム推進協議会(鹿児島県奄美市、大和村、宇検村、瀬戸内町、
龍郷町、喜界町、徳之島町、天城町、伊仙町、和泊町、知名町、与論町)
【見直し認定】1 件
・鳥羽エコツーリズム推進協議会(三重県鳥羽市)
(業務内容)
ア
認定証交付式の出席者取りまとめ
イ
式次第案及び認定証交付式進行案の作成
ウ
会場設営・撤収・エコツーリズム関係者へのお茶を配付
エ
必要資料の作成(A4 版 5 頁程度)及び印刷(49 部)
オ
結果の取りまとめ
全体構想策定地域の認定証交付式の概要等の取りまとめを行う。
-1-
(2)情報交換会の実施
全体構想認定地域におけるこれまでの活動成果、認定のメリット及び認定後の課題
の共有、最近のエコツーリズムを巡る動向等を踏まえた課題の意見交換を目的とした
情報交換会を実施する(出席者はエコツーリズム関係者から各テーマ 12 名程度、有識
者 4 名及び環境省職員 5 名程度の計 57 名程度を想定)。
(業務内容)
ア
情報交換会の出席者取りまとめ
イ
情報交換会のテーマ設定
テーマは以下の内容から、ウの有識者にヒアリングを行い、情報交換会のテーマ
を 4 件程度設定する。
(想定されるテーマ)
全体構想策定・認定の意義や利点、インバウンド対応、ガイド・コーディネーター
等担い手の確保と育成、国立公園とエコツーリズム、エコツーリズムの効果的な広
報、地域振興のためのエコツーリズムの課題と発展等
ウ
有識者の選定
請負者は、環境省担当官と協議の上、エコツーリズムに知見を有する有識者 4 名
程度(6~3 級)を選定し、委嘱を行う。有識者は、テーマ設定への助言、情報交換
会資料への助言や情報交換会でのファシリテーションを行う。
なお、有識者への必要な謝金、旅費等の支払いについては請負者が行うこととし、
謝金については、1 名当たり 17,700 円(1 日当たり)を支払い、旅費は「国家公務
員等の旅費に関する法律」に準じて支給する。
エ
次第案及び情報交換会進行案の作成
オ
会場設営・撤収・エコツーリズム関係者及び有識者へのお茶を配付
カ
必要資料の作成(A4 版 6 頁程度)及び印刷(52 部)
設定するテーマの内容に従い、環境省担当官と協議の上、情報交換会の資料を作
成する。
キ
結果の取りまとめ
設定するテーマ毎に、会議の概要及び議事録を作成する。
(3)全体構想認定地域によるネットワーク会議
全体構想認定地域(新規認定の 5 地域、既存認定の 8 地域)による活動を活性化する
ことを目的としたネットワーク会議を開催する(出席者は各地域 2 名の 26 名及び環境省
職員 5 名程度の計 31 名程度を想定)。なお、ネットワーク会議は以下のとおり実施する。
(業務内容)
ア
全体構想認定地域の出席者取りまとめ
以下の 13 協議会に呼びかけ、出席者の取りまとめを行う。
・飯能市エコツーリズム推進協議会(埼玉県飯能市)
・渡嘉敷村エコツーリズム推進協議会(沖縄県渡嘉敷村)
・座間味村エコツーリズム推進協議会(沖縄県座間味村)
・谷川岳エコツーリズム推進協議会(群馬県みなかみ町)
-2-
・鳥羽市エコツーリズム推進協議会(三重県鳥羽市)
・名張市エコツーリズム推進協議会(三重県名張市)
・南丹市美山エコツーリズム推進協議会(京都府南丹市)
・小笠原エコツーリズム協議会(東京都小笠原村)
・てしかがえこまち推進協議会(北海道弟子屈町)
・上市まちのわ推進協議会(富山県上市町)
・愛媛県石鎚山系エコツーリズム推進協議会(愛媛県西条市、久万高原町)
・串間エコツーリズム推進協議会(宮崎県串間市)
・奄美群島エコツーリズム推進協議会(鹿児島県奄美市、大和村、宇検村、瀬戸内
町、龍郷町、喜界町、徳之島町、天城町、伊仙町、和泊町、知名町、与論町)
イ
次第案及びネットワーク会議進行案の作成
ウ
会場設営・撤収・13 協議会の出席者へのお茶を配付
エ
必要資料の作成(A4 版 13 頁程度)及び印刷(26 部)
オ
結果の取りまとめ
会議の概要及び議事録を作成する。
(4)エコツーリズムの推進普及に関する取りまとめ
(1)~(3)の業務を踏まえ、エコツーリズムの取組を全国的に普及拡大させ、エ
コツーリズムの概念や、全体構想の意義等が国民に広く理解してもらえるよう、全体構
想認定地域の取組に関する成果や改善点等の取りまとめを行う。
(5)報告書の作成
請負者は、本業務の結果を、業務履行期限に余裕をもって報告書原案としてとりまと
め、環境省担当官の確認を受けた上で、業務履行期限までに最終成果物として提出する
こと。
3.業務履行期限
平成 29 年 3 月 31 日まで
4.成果物
(1)報告書
70 部(A4 再生紙、ダイレクト製版、両面、20 頁程度)
(2)電子媒体
報告書の電子データを収納した DVD-R 等 3 式
報告書等及びその電子データの仕様及び記載事項等、別添によること。
(3)提出場所
別紙のとおり。
5.著作権等の扱い
(1)成果物に関する著作権、著作隣接権、商標権、商品化権、意匠権及び所有権(以下
「著作権等」という。)は、環境省が保有するものとする。
(2)成果物の中に請負者が権利を有する著作物等(以下「既存著作物」という。)が含
-3-
まれている場合、その著作権は請負者に留保されるが、可能な限り、環境省が第三者
に二次利用することを許諾することを含めて、無償で既存著作物の利用を許諾する。
(3)成果物の中に第三者の著作物が含まれている場合、その著作権は第三者に留保され
るが、請負者は可能な限り、環境省が第三者に二次利用することを許諾することを含
めて、第三者から利用許諾を取得する。
(4)成果物納品の際には、第三者が二次利用できる箇所とできない箇所の区別がつくよ
うに留意するものとする。
(5)納入される成果物に既存著作物等が含まれる場合には、請負者が当該既存著作物の
使用に必要な費用の負担及び使用許諾契約等に係る一切の手続を行うものとする。
6.情報セキュリティの確保
請負者は、下記の点に留意して、情報セキュリティを確保するものとする。
(1)請負者は、請負業務の開始時に、請負業務に係る情報セキュリティ対策とその実施
方法及び管理体制について環境省担当官に書面で提出すること。
(2)請負者は、環境省担当官から要機密情報を提供された場合には、当該情報の機密性
の格付けに応じて適切に取り扱うための措置を講ずること。
また、請負業務において請負者が作成する情報については、環境省担当官からの指
示に応じて適切に取り扱うこと。
(3)請負者は、環境省情報セキュリティポリシーに準拠した情報セキュリティ対策の履
行が不十分と見なされるとき又は請負者において請負業務に係る情報セキュリティ
事故が発生したときは、必要に応じて環境省担当官の行う情報セキュリティ対策に関
する監査を受け入れること。
(4)請負者は、環境省担当官から提供された要機密情報が業務終了等により不要になっ
た場合には、確実に返却し又は廃棄すること。
また、請負業務において請負者が作成した情報についても、環境省担当官からの指
示に応じて適切に廃棄すること。
(5)請 負 者 は 、請 負 業 務 の 終 了 時 に 、本 業 務 で 実 施 し た 情 報 セ キ ュ リ テ ィ 対 策 を 報
告すること。
(参考)環境省情報セキュリティポリシー
http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/sec-policy/full.pdf
7.その他
(1)請負者は、本仕様書に疑義が生じたとき、本仕様書により難い事由が生じたとき、
あるいは本仕様書に記載のない細部については、環境省担当官と速やかに協議しその
指示に従うこと。
(2)本業務を行うに当たって、入札参加希望者は、必要に応じて本業務に関連する資料
を、所定の手続きを経て環境省内で閲覧することを可能とする。
資料閲覧を希望する者は、以下の連絡先に予め連絡の上、訪問日時及び閲覧希望資
-4-
料を調整すること。
ただし、コピーや写真撮影等の行為は禁止する。また、閲覧を希望する資料であっ
ても、情報セキュリティ保護等の観点から、提示できない場合がある。
連絡先:環境省
自然環境局
国立公園課
国立公園利用推進(TEL:03-5521-8271)
(3)本業務の実施に当たっては、エコツーリズムに関する幅広い知識や経験を備え、経
常的にエコツーリズムに関する業務を実施し、全体構想認定地域の活動成果や課題等
を理解している人材確保を必須とする。
(4)会議運営を含む業務
会議運営を含む業務にあっては、「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」(平
成 28 年 2 月 2 日閣議決定)の「会議運営」の判断基準を満たすこと。
-5-
(別添)
1.報告書等の仕様及び記載事項
報告書等の仕様は、「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」(平成 28 年2月2
日閣議決定。以下「基本方針」という。)の「印刷」の判断の基準を満たすこと。
なお、「資材確認票」(基本方針 204 頁、表3参照)及び「オフセット印刷又はデジタ
ル印刷の工程における環境配慮チェックリスト」(基本方針 205 頁、表4参照)を提出す
るとともに、印刷物にリサイクル適性を表示する必要がある場合は、以下の表示例を参考
に、裏表紙等に表示すること。
リサイクル適性の表示:印刷用の紙にリサイクルできます
この印刷物は、グリーン購入法に基づく基本方針における「印刷」に係る判断の基準にし
たがい、印刷用の紙へのリサイクルに適した材料[Aランク]のみを用いて作製しています。
なお、リサイクル適性が上記と異なる場合は環境省担当官と協議の上、基本方針
(http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/kihonhoushin.html)を参考に適切な
表示を行うこと。
2.電子データの仕様
(1)Microsoft 社 Windows7 SP1 上で表示可能なものとする。
(2)使用するアプリケーションソフトについては、以下のとおりとする。
・文章;Microsoft 社 Word(ファイル形式は Word2010 以下)
・計算表;表計算ソフト Microsoft 社 Excel(ファイル形式は Excel2010 以下)
・画像;BMP 形式又は JPEG 形式
( 3 ) (2)による成果物に加え、「PDF ファイル形式」による成果物を作成すること。
(4)以上の成果物の格納媒体は DVD-R 等とする。事業年度及び事業名称等を収納ケース
及び DVD-R 等に必ずラベルにより付記すること。
(5)文字ポイント等、統一的な事項に関しては環境省担当官の指示に従うこと。
3.成果物の二次利用
(1)納品する成果物(研究・調査等の報告書)は、オープンデータ(二次利用可能な状
態)として公開されることを前提とし、環境省以外の第三者の知的財産権が関与する
内容を成果物に盛り込む場合は、①事前に当該権利保有者の了承を得、②報告書内に
出典を明記し、③当該権利保有者に二次利用の了承を得ること。
第三者の知的財産権が関与する内容の一部または全部について、二次利用の了承を
得ることが困難な場合等は、当該箇所や当該権利保有者等の情報を、以下の URL から
ダウンロード出来る様式に必要事項を記入し提出すること。
(2)環境省が保有するオープンデータの情報を政府が運用するオープンデータのポータ
ル サ イ ト 「デ ー タカ タロ グ サ イト DATA.GO.JP( http://www.data.go.jp/) 」 に掲 載
及び更新情報を反映させるためのデータに関する説明(メタデータ)について、成果
物 と併 せて以 下 の URL か らダ ウンロ ード出 来る 様式 に必要 事項を 記入 し提 出する こ
と。http://www.env.go.jp/kanbo/koho/opendata.html
-6-
4.その他
成果物納入後に請負者側の責めによる不備が発見された場合には、請負者は無償で速や
かに必要な措置を講ずること。
-7-
(別紙)
<報告書>
名称
環境省自然環境局国立公園課国立公園利用推進室
有識者
全体構想認定地域
エコツーリズム関係者
合計
-8-
送付部数
3
4名×1
13地域×3
24名×1
70
備考
直接持込み
直送