3 〜 G7 交通大臣会合、無事閉幕〜 燃料電池車などの展示エリアや議場 会合終了後、一般に向け開放 ドイツの大臣ら、長野県産ワインで乾杯。 神事の見学やワイン試飲で、町の人らとふれあい 10 伊・独の政府団、町内視察 の土屋芳春会長は、会合の全日 程終了後、「リゾート会議都市 を目指す軽井沢にとっては、一 つの通過点。まだまだ経験値を 積んで、これからに繋げたい」 と先を見据えた。 一般公開に来ていた町内の男性 は「天気が良くなかったのは残念。 警備上、難しいとは思うが、朝の 木立の中を大臣に散歩してもらっ たり、軽井沢の良さをもっと PR できたらよかった」 。中軽井沢で飲 食店を営む男性は、 「関わっている のは一部の人のみ。町全体で歓迎 している雰囲気を大臣らに直接伝 えたかった」と話した。 25 G7 のもてなしについて感謝の気 持ちを表し、会合が成功裏に 行われたことを強調した。県 産ワインについては「フラン ス、イタリアに匹敵する世界 的にも高い水準」と称賛。軽 井沢について「スポーツ、 芸術、 文化、自然が非常によく調和 している」と印象を述べた。 23 日の歓迎夕食会、24 日の植 樹には、長野県の阿部守一知事と 藤巻進町長も参加。24 日の会見で 阿部知事は「会合を成功させるこ とで、これまで以上に長野県、軽 井沢の認知度は上がる。今回の会 合の準備で築いた、大使館関係の 皆さんとのネットワークを維持し ながら、国際的な会議の誘致に積 極的に名乗りを上げていきたい」 。 藤巻町長は「G7 の開催は、軽井沢 にとって大きな試金石になる。い ろんな面で、経験を生かせるもの と思っている」と力を込めた。 大臣会合開催に向け、受け入 れ準備を進めてきた「町民会議」 23 いけい G7 に関わった人、町の人の反応は 大臣が腰掛けた椅子に座るボランティアスタッフら。 お茶のもてなしを受けるイタリアの大臣(左)ら。 流長野怡渓会の茶のもてなし を受けると、 「ボーノ(美味し い) 」と言いながら、飲み干す 団員も。 舞い手を務めた水澤万希子 さんは「 『浦安の舞』は、平和 をお祈りする舞いなので、世 界が平和になるよう思いを込 めて舞った。緊張しました」 と話した。 アレクサンダー・ドブリン ト連邦交通・デジタル・イン フラ大臣らドイツ政府団 人 は 日、軽井沢千住博美術館 や軽井沢風越公園を見学した あと、軽井沢駅北口のワイン ポータル「AU DEPART」 へ。白と赤、スパークリング の3種のワインを試飲した。 その後、会見に応じたドブ リント大臣は、軽井沢滞在中 会場の内と外で温度差も れた上田市の西沢恒幸さんは「水 素の燃料電池車は二酸化炭素の抑 制にも繋がる。値段が手頃になれ ば、乗ってみたい」と話していた。 グラツィアーノ・デルリオ インフラ・運輸大臣をはじめ、 イタリア政府団の6人は 日、 峠町の熊野皇大神社を訪れた。 水澤光男宮司の案内で、敷地 にある樹齢850年以上とい われる神木を見学後、軽井沢 御神楽保存会の神事「浦安の 舞」を観覧した。続いてお茶 屋「しげのや」で、茶道石州 展示エリアには、自動車、鉄道、 空港、船舶などの交通に関する企 業や大学、自治体のブースがあり、 各国の大臣らも会場を見学した。 ドイツのドブリント大臣は、水素 で作った電気を燃料に走るトヨタ と BMW の燃料電池車の前で説明 を受け、諏訪東京理科大学が開発 した、重心を傾けて移動するパー ソナルモビリティーに試乗。同大 4 年の丹羽真吾さんは「まさか乗っ てもらえるとは。慣れていなけれ ば一発で乗りこなすのは難しい。 上手でした」 。 全ての会合が終了後、オープニ ングセッションで使われた会議場 や展示室が一般公開された。通訳 ガイドのボランティアを務めた、 軽井沢高校 2 年の依田沙弥佳さん は、会議場でイタリアの大臣の席 に着席。一緒にボランティアをし た友人と写真撮影を楽しみ「ふか ふかで座り心地がいい」 。見学に訪
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