13.

13 室内空気環境
○気温、気湿:アスマン通風湿度計
○カタ冷却力:カタ温度計(カタ係数÷カタ温度
計が38℃から35℃に下降するまでの時間)
○気動:カタ冷却力と気温から算出
○感覚温度:気温、気湿、気動から感覚温度
図表により求める
アスマン通風湿度計(気温、気湿)
カタ温度計(カタ冷却力)
感覚温度図表
○必要換気量(m3/hr)
V = M÷(CS-C0)×100
V:必要換気量(m3/hr)
M:室内で発生するガス量(m3/hr)
CS:許容濃度(%)
C0:外気中または給気中のガス濃度(%)
計算のコツ:CSやC0が%表記の場合は、×100
をする。そうでない場合(L/m3等)は単位さえ注
意すれば、必ずしも必要ではない。
○換気回数(回/hr)
= 必要換気量(m3/hr)÷室内気積(m3)
考えてみよう(室内空気環境)
1 アスマン通風湿度計により、気温と気湿を
測定することができる(81回)
○
2 気湿は通常相対湿度で表すが、これは、空
気中の水蒸気圧と、その時の気温における飽
和水蒸気圧との百分比である(80回)
○
3 気動は、アスマン通風湿度計とカタ温度計
によって測定される(81回)
○
4 カタ冷却力は、室温に等しいカタ温度計の示
度における周囲の空気の冷却力を示す(81回)
× ヒトの平温(36.5℃)
5 カタ冷却力のうち、乾カタ冷却力に関係する
因子は、気温と輻射であり、湿カタ冷却力には
気湿が関係する(80回)
× 乾:輻射、気動 湿:輻射、気動、蒸発
6 熱輻射の測定には、輻射熱をよく吸収する
物体を用い、輻射熱の吸収によるこの物体の温
度上昇を測定する(既出なし)
○
7 感覚温度は、気温、気湿及び気動の三者が
複合して人体に感じさせる温度感と同じ温度感
を与える静止した飽湿の空気の温度である(80
回)
○
8 感覚温度は、アスマン通風湿度計と黒球温
度計によって測定される(81回)
× アスマン通風湿度計とカタ温度計
9 人の居住する室内の必要換気量は、二酸化
炭素濃度を指標として求められる(80回)
○
10 ガスコンロの使用で、室内のNOx濃度は上
昇する(85回)
○
11 建材から放出されるホルムアルデヒドは、
健康障害の原因となる(85回)
○
12 空調用冷却水中のレジオネラは、下痢性
疾患の原因となる(85回)
× 呼吸器系疾患
もっと考えてみよう(室内空気環境)
室内気積が1000m3の室内で100人が軽作業を
行っている。この時、1人当たりの発生するCO2
量は20L/hr/人であり、CO2許容濃度は0.1%、
外気中のCO2濃度は0.03%とする
1) 必要換気量(m3/hr)を求めよ
2) 1時間あたりの換気回数を求めよ
答 1) 2857 (m3/hr)
2) 3(回/hr)
外気のCO2濃度が0.3L/m3、室内のCO2許容濃
度が1.2L/m3、室内で発生するCO2量が180L/hr
であるとする。必要換気量(m3/hr)を求めよ
(85回)
答 200 (m3/hr)
気積400m3の室内で授業が行われている。在
室者は40人、 CO2の排出量は平均14L/hr/人、
外気のCO2濃度が0.03%、室内のCO2許容濃度
が0.1%とする。必要換気量(m3/hr)を求めよ
(既出なし)
答 800 (m3/hr)