2-①

2-①
対
120 分
象
:
地域連携担当教職員
必要な知識・技術
:
履
:
2 協働活動のシステム構築に関する知識・技術
① 社会に開かれた教育課程の実現に向けた教育課程内外
を通じた地域学校協働活動の推進に関する知識・技術
修
項
目
・ カリキュラム・マネジメントについて理解する。
・ 学校の教育課題に対応した地域学校協働活動の
在り方について理解する。
1. 導入講義【30 分】
「学校の教育課題と地域学校協働活動」
2. 演習【70 分】
「学校の教育課題と地域学校協働活動を
つなげてみましょう」
3. まとめ講義【20 分】
「地域学校協働活動を学校の教育課題の
解決に活用すること」
・演習における成果物、発表、参加態度等の
見取り
・1日のポートフォリオ評価での内容の理解
に関する自己評価
1.導入講義「学校の教育課題と地域学校協働活動」
ねらい)
カリキュラム・マネジメントの考え方のうち、特に学校の教
育目標達成のために教育内容と教育活動に必要な人的・物的資
源等地域にある資源も含めて活用しながら効果的に組み合わ
せることの重要性について理解する。
【30 分】
講師)
教育課程や地域連携活動
に詳しい大学教員等の研究
者や指導主事等が望ましい。
まとめの時間までを含めて
依頼する。
内容)
① 学校の教育課題の解決に地域との協働活動を活用する意
義や効果について
・地域とともにある学校の視点から講義をしていただく。
② カリキュラム・マネジメントの考え方について
・そのポイントについて講義していただきながら、特に、
具体的な外部資源の活用を意識した内容としていただ
く。
準備)
・講師の用意した講義資料
・スクール形式の机配置
講師への依頼内容)
②については、できるだけ
具体的な事例を交えてお話
しいただくよう依頼する。
2.演習「学校の教育課題と地域学校協働活動をつなげてみましょう」
ねらい)
自校の教育課題を洗い出し、その課題を解決するためにどの
ような地域の人的・物的資源とつながることが効果的かを考え
るとともに、地域学校協働活動の意義について理解を深める
【70 分】
講師)
導入講義を依頼した講師
または、研修担当者など参加
型学習の運営ができる方が
望ましい。
内容)
① 演習内容の説明【10 分】
・テーマの確認及び②~⑥の手順の説明を行う。
② 学校の教育課題の洗い出し【5分】
・自身の所属する学校の教育課題を考え、黄色の付箋 1
枚に1つずつ書く。
〔個人作業〕
③ 課題のグルーピング・選択【20 分】
・類似した課題をグルーピングし、見出しをつけてグルー
プで共有する。
〔グループ作業〕
④ 有効な地域の資源と活用方法【5分】
・グルーピングした課題からグループとして2つ選択し、
その解決のために有効な地域の資源とその活用方法を考
え、赤色の付箋 1 枚に1つずつ書く。
〔個人作業〕
⑤ グループ内で、よりよい解決策を考える。
【20 分】
・個人作業による付箋を順番に模造紙に提示しながらグル
ーピングし、グループ内での共有を図り、よりよい解決策
を考える。
〔グループ作業〕
⑥ グループ発表【10 分】
・各グループでの検討内容を全体で共有するため、それぞ
れのグループの代表者がその内容について発表する。
準備)
・1グループ、4~6人のグ
ループを編成する。
・7.5 ㎝×7.5 ㎝程度の付箋
を参加者数×10 枚程度、2
色分を用意する。
・グループに模造紙 1 枚
・参加者数分のサインペン
・グループで活動できるアイ
ランド形式の机配置
アドバイス)
・付箋に書く言葉は、できる
限り一枚に一言で書くよう
に指示する。
・グルーピングの作業を模造
紙上で行うと発表にも活用
できる。
3.まとめ講義「地域学校協働活動を学校の教育課題の解決に活用すること」
ねらい)
演習で発表された地域の資源と活用方法を用いながら、それ
らの地域学校協働活動をどのように学校の教育課題の解決に活
用するか理解する。
【20 分】
アドバイス)
・各グループで発表した模造
紙を壁等に貼っておくと終
了後に他のグループの活動
の様子も確認できる。また、
内容)
① 学校の教育課題の解決に活用するポイントについて
・発表された内容のからいくつかを取り上げ、解説してい
ただく。
時間があれば、優れた部分な
どをシール等で貼付して全
員で評価し、共有化すること
もできる。