微分積分学および演習Ⅰ 演習問題 2 2016 年度前期 工学部・未来科学部 1 年 担当: 原 隆 (未来科学部数学系列・助教) 演習課題 Exercises in class ※ ∗ 印の付いた問題は、少し難易度が高めです。 問題 2-1. (色々な関数の微分) 以下の関数を微分しなさい。 x3 − 6x x2 − 4 (1) f (x) = (4) f (x) = tan x (7) f (x) = log(log x) (10) f (x) = ee f (x) = x2 ex √ (5) f (x) = ex + 27 √ x+3 (8) f (x) = log x2 − 4 √ (11) f (x) = 3 sin(ex ) (2) x2 (3) f (x) = 32x (6) f (x) = ecos x (9) f (x) = xx (12) f (x) = cos(sin x) 3x + x3 問題 2-2. (連続であっても微分不可能な関数)∗ 関数 f (x) = |x| を考える。 (1) y = f (x) のグラフの概形を xy 平面上に図示しなさい。 (2) f (x) が x = 0 で連続であることを確認しなさい。 【ヒント】 先ずは f (x) が x = 0 で連続であることの正確な定義を思い出そう。 (3) ∆y = f (0+∆x)−f (0) = |∆x| とおく。∆x を 0 に近づけたときの 及び左極限 ∆y ∆y の右極限 lim ∆x→+0 ∆x ∆x ∆y を計算しなさい。この結果を用いて、f (x) が x = 0 で微分不可能で ∆x→−0 ∆x lim あることを確認しなさい。 【ヒント】 x = a で右極限と左極限が一致しないときは「f (x) は x → a で 収束しない 」と考えます。 問題 2-3. (逆三角関数の微分法) 以下の関数の微分を計算しなさい。範囲に注意すること!! (3) f (x) = arcsin(x) (5) f (x) = (arccos x)2 ( 3 5 π ≤ sin−1 x ≤ π 2 2 (2) f (x) = sin−1 x ( ) 3 1 − π ≤ arcsin x ≤ − π 2 2 (4) f (x) = arctan(x) (π ≤ arccos x ≤ 2π) (6) f (x) = Arctan (x2 ) (1) f (x) = Arccos (x) ) (0 ≤ arctan x < π)
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