Ⅰ類A 電気 電 気 専 門 問 題 平成28年 5 月施行 職員採用試験 指示があるまで開いてはいけません。 注 意 1 . 問題と解答用紙は別になっています。必ず解答用紙に解答してください。 2 . 問題は、【電Ⅰ】、【電Ⅱ】の 2 題あります。そのうち 1 題を選択して解答してく ださい。 3 . 解答時間は 2 時間30分です。 4 . 解答に当たっては、解答用紙の表紙に記載された注意をよく読んでください。 5 . この冊子は持ち帰ることができますが、解答用紙は絶対に持ち帰らないで ください。 【電Ⅰ】 次の〔電Ⅰ− 1 〕 、〔電Ⅰ− 2 〕、〔電Ⅰ− 3 〕の全てに答えよ。 〔電Ⅰ− 1 〕 磁気回路に関する次の問い(1)、(2)に答えよ。ただし、鉄心及びコイ ルの漏れ磁束はなく、鉄心の磁気飽和もないものとし、計算の過程も示すこと。 (1) 下図のように、磁路の平均の長さℓ=15×10−1m、断面積 S =5×10−4m2、 透磁率μ= 3×10−3H/mの環状鉄心に、コイルが巻数 N = 1500回で巻かれ ている。このとき、環状鉄心の磁気抵抗 〔A/Wb〕を求めよ。また、コイ ルに流れている電流を I = 3Aとしたときの起磁力 〔A〕及び磁束〔Wb〕を 求めよ。 N I ℓ S (2) 下図のように、(1)と同じ環状鉄心に、一次コイルが巻数 N 1 = 2000回 で、二次コイルが巻数 N 2 = 3000回でそれぞれ巻かれている。このとき、 一次コイルと二次コイルの相互インダクタンス M〔H〕を求めよ。また、 一次コイル及び二次コイルの自己インダクタンスをそれぞれ L〔H〕 、 1 L〔H〕 としたとき、 M 、 L 1及び L 2の関係を示せ。 2 N1 N2 L1 L2 注:〔電Ⅰ− 1 〕は〔電Ⅱ− 1 〕と同一の問題である 【電Ⅰ】−1/2 【電Ⅰ】 〔電Ⅰ− 2 〕 次の問い (1)∼ (3)に答えよ。 (1) 直流送電方式について、交流送電方式と比較した場合の長所及び短所 に言及して、説明せよ。 (2) 調相設備について、役割を述べた上で、種類を 3 つ挙げ、それぞれ説 明せよ。 (3) 計器用変成器について、役割を述べた上で、種類を 2 つ挙げ、それぞ れ説明せよ。 〔電Ⅰ− 3 〕 世界的に再生可能エネルギーの普及が進む中、都においても再生可能 エネルギーの導入を推進しています。このような状況を踏まえ、電気技術者の視 点から次の問い (1) 、(2) に答えなさい。 (1) 風力発電について、風速と風力エネルギーの関係式を示した上で、特 徴を説明しなさい。 (2) 都の施設において、再生可能エネルギーをエネルギー源として活用す る設備を導入する場合、どのような施設でどのような再生可能エネルギー の活用を図るべきか、それらの組合せの例(風力エネルギーは除く。) を 2 つ挙げ、それぞれ理由を示した上で、発電した電力の利用のあり方 について、あなたの考えを論じなさい。 ( (1)、(2)合わせて1 , 000字以上1 , 500字程度) 注:〔電Ⅰ− 3 〕は〔電Ⅱ− 3 〕と同一の問題である 【電Ⅰ】−2/2 【電Ⅱ】 次の〔電Ⅱ− 1 〕 、〔電Ⅱ− 2 〕、〔電Ⅱ− 3 〕の全てに答えよ。 〔電Ⅱ− 1 〕 磁気回路に関する次の問い(1)、(2)に答えよ。ただし、鉄心及びコイ ルの漏れ磁束はなく、鉄心の磁気飽和もないものとし、計算の過程も示すこと。 (1) 下図のように、磁路の平均の長さℓ=15×10−1m、断面積 S =5×10−4m2、 透磁率μ= 3×10−3H/mの環状鉄心に、コイルが巻数 N = 1500回で巻かれ ている。このとき、環状鉄心の磁気抵抗 〔A/Wb〕を求めよ。また、コイ ルに流れている電流を I = 3Aとしたときの起磁力 〔A〕及び磁束〔Wb〕を 求めよ。 N I ℓ S (2) 下図のように、(1)と同じ環状鉄心に、一次コイルが巻数 N 1 = 2000回 で、二次コイルが巻数 N 2 = 3000回でそれぞれ巻かれている。このとき、 一次コイルと二次コイルの相互インダクタンス M〔H〕を求めよ。また、 一次コイル及び二次コイルの自己インダクタンスをそれぞれ L〔H〕 、 1 L〔H〕 としたとき、 M 、 L 1及び L 2の関係を示せ。 2 N1 N2 L1 L2 注:〔電Ⅱ− 1 〕は〔電Ⅰ− 1 〕と同一の問題である 【電Ⅱ】−1/2 【電Ⅱ】 〔電Ⅱ− 2 〕 次の問い (1)∼ (3)に答えよ。 (1) オペアンプの特徴を述べた上で、オペアンプを使用した演算回路の例 を 1 つ挙げ、回路図を示して説明せよ。 (2) 赤外線センサを動作原理により 2 つに分類し、それぞれ説明せよ。 (3) PID制御について説明せよ。 〔電Ⅱ− 3 〕 世界的に再生可能エネルギーの普及が進む中、都においても再生可能 エネルギーの導入を推進しています。このような状況を踏まえ、電気技術者の視 点から次の問い (1)、 (2)に答えなさい。 (1) 風力発電について、風速と風力エネルギーの関係式を示した上で、特 徴を説明しなさい。 (2) 都の施設において、再生可能エネルギーをエネルギー源として活用す る設備を導入する場合、どのような施設でどのような再生可能エネルギー の活用を図るべきか、それらの組合せの例(風力エネルギーは除く。) を 2 つ挙げ、それぞれ理由を示した上で、発電した電力の利用のあり方 について、あなたの考えを論じなさい。 ((1)、(2)合わせて1 , 000字以上1 , 500字程度) 注: 〔電Ⅱ− 3 〕は〔電Ⅰ− 3 〕と同一の問題である 【電Ⅱ】−2/2
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