ベンチャービジネス論特講

ベンチャービジネス論特講
担当教員名
玉井由樹
授業科目区分
専門科目
配当年次
1・2年
履修区分
選択
授業の到達目標及びテーマ
○到達目標
本講義は、ベンチャー企業の創業、成長、集積を実現する地域とはどのような地域なのかを先行
事例に基づいて考察し、集積に関する理論(産業集積論、クラスター論、エコシステム論)の歴史
的展開と枠組みに関して理解を深めることを目標とする。
○テーマ
日本においてベンチャー企業を創業、成長、集積するにはどうするとよいのかをテーマに、これ
らに関する文献を読み、具体的事例を取り上げて考察することで、発展する地域と衰退する地域の
違いは何によってもたらされているか、それにベンチャー企業はどのように関連しているかを考察
することを目的とする。
この講義はテキストの輪読、つまり個々の学生
「大学発ベンチャーこそがベンチャーだという
がテキストの担当個所をまとめてきて紹介する
のが、著者の論でしたね。破壊的技術を生み出
形式で進んでいきます。
せる大学でなければダメだと、シンクタンクで
今日のテーマは、ベンチャー企業の集積のため
に必要な条件やプロセスに関するモデルの比較
検討。1つのモデルでは、ベンチャー企業の集
積に必要なのは、「大学や研究機関による研究
開発」、「アイディアと地域をつないで動かし
ていくことのできる人」、そしてそれを確立し
は不十分だと。ここでいう破壊的技術というの
は、ど う い う こ と で す か?」「例 え ば、ガ ラ
ケーからスマホへと、顧客が一気にスイッチす
るような技術のことでしょうか。」先生からの
問いかけや確認を受け、議論しながら内容の理
解が深まります。
ていく「支援機関」だとし、「準備」「整備」
「確立」の三段階があるとしています。
(2016年5月取材)