都市経営学事例研究D(地域経済)

都市経営学事例研究D(地域経済)
担当教員名
玉井由樹、羽田裕
授業科目区分
事例研究科目
配当年次
2年
履修区分
選択
授業の到達目標及びテーマ
○到達目標
「日本再興戦略計画(平成25年閣議決定)では、経済成長を確実に実現していく為に、目指すべ
きマクロ経済の姿を掲げるとともに、政策群ごとに各種の産業が達成すべき成果目標(KPI:Key Performance Indicator)を定めている。これらの目標が、個々の企業戦略にいかなるインパクトを与えて
いくのかを事例研究の中から分析する。また、研究内容が地域企業の発展に資することを目標とす
る。国家戦略の地方への波及効果を分析することも目標である。
○テーマ
同「戦略計画(Japan is Back)」をブレークダウンした経済産業省の地域政策を中心に都市経営学
の実践を研究する。
この日はヘンリー・チェスブロウ著の「オープ
受講している大学院生は、異なる分野の社会人
ンイノベーション」を輪読しました。20世紀終
経験のある方たち。自らの知識と経験を基にし
わりごろに企業内部だけで研究開発を行うク
た 議論 は、大変活発 なもの となりま す。「ク
ローズドイノベーションは崩壊し、企業外とも
ローズドイノベーションの利点は、イノベー
アイディアや技術を融合させてゆくオープンイ
ションを起こした企業が市場を独占できること
ノベーションへと移行しました。その流れをテ
だけれど、それが却って次の一手が出せない状
キストとディスカッションを通して分析してい
況に転じますよね」「技術革新によって、それ
きます。
までの徒弟制度では立ち行かず、先輩の技術を
どんどん超えていかなければならなくなった。
それで企業内だけでなく、外部との提携が必要
になったんだと思います。」
(2016年6月取材)