週刊日本株レポート (1/19~1/23)~ 戻りを試す展開を予想も、週末は波乱含み ~ 2015年1月19日作成 1.日米株式と円/ドルの推移 ドル 120 NYダウ 18000 日経平均 17000 <円/ドル> <米国株> <日本株> 18000円 円/ドル 円 115 16000 17000 15000 110 105 16000 100 14000 13000 14/01 14/03 14/05 14/07 14/09 14/11 15/01 15000 14/01 14/03 14/05 14/07 14/09 14/11 15/01 95 14/01 14/03 14/05 14/07 14/09 14/11 15/01 (注)チャートは過去1年 単位 日経平均 NYダウ 円/ドル 円 ドル 円 2014/12/31 (前年末) 17,450.77 17,823.07 119.78 2014/12/31 (前月末) 17,450.77 17,823.07 119.78 過去3年高値 水準 日付 18,030.83 2014/12/8 18,103.45 2014/12/26 121.85 2014/12/8 2015/1/16 (前週末) 16,864.16 17,511.57 117.51 過去3年安値 水準 日付 8,238.96 2012/6/4 12,035.09 2012/6/4 76.03 2012/2/1 過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 2.日本株市場 先週の振り返り ~ 日経平均は大幅に下落 ~ 先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が▲333.57円(▲1.94%)、TOPIXが▲16.85ポイント(▲1.22%)と、 日経平均は17,000円を下回り大幅に下落しました。業種別(東証33業種)にみると、ゴム製品、陸運業、医薬品など6 業種が上昇する一方、保険業、非鉄金属、鉄鋼など27業種が下落しました。連休明けの日本株市場は下落して始まり、 14日にかけて、①原油価格が下げ止まらないこと、②25日のギリシャ総選挙で緊縮財政反対を掲げる急進左派連合が第 1党になる可能性が高く選挙後の混乱が懸念されたことなどから、更に下落しました。15日こそ、118円近くまで円安ド ル高が進行したことを受けて大きく反発しました。しかしその晩、スイス国立銀行(中央銀行)が突然スイス・フランの ユーロに対する上限(1ユーロ=1.20スイス・フラン)撤廃を発表したことでスイス・フランが急騰し、これに併せて大 幅な円高ドル安が進行したことから、翌16日の日経平均は17,000円を大きく割り込む展開となりました。 3.今週の主な予定 日程 曜日 国・地域 日本 1月20日 Tue 1月21日 Wed 1月22日 Thu 1月23日 Fri 中国 項目 前回 日銀、政策委員会・金融政策決定会合(21日まで) GDP(国内総生産)(前年比) 10-12月期 7.3% 鉱工業生産(前年比) 12月 7.2% 日本 全産業活動指数(前月比) 11月 -0.1% 米国 住宅着工件数 12月 1028千件 欧州 ECB(欧州中央銀行)政策理事会 中古住宅販売件数(前月比) 12月 -6.1% 景気先行指標総合指数 12月 0.6% 中国 HSBC中国製造業PMI 1月 49.6 日本 決算発表 : 1/22 日本電産、安川電機 米国 決算発表 : 1/20 モルガン・スタンレー、IBM、ジョンソン・エンド・ジョンソン 1/21 アメリカン・エキスプレス(アメックス)、 eベイ 1/22 ベライゾン・コミュニケーションズ、スターバックス、コーチ 1/23 ゼネラル・エレクトリック(GE)、 マクドナルド 米国 決算発表予定 他 4.日本株市場 今週の見通し ※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 ~ 戻りを試す展開を予想も、週末は波乱含み ~ 今週の日本株市場は、原油価格が反発したことや、米国の消費センチメント指数が約11年ぶりの高水準となり、円安ド ル高が進んだこと、22日に開催されるECB(欧州中央銀行)政策理事会にて、国債購入を含む追加金融緩和が決定され るとの期待感などから、戻りを試す展開を予想しています。ただ、ECBの量的緩和は概ね市場に織り込まれており、サ プライズな内容がなければ材料出尽くしとなる可能性があることや、25日にはギリシャの総選挙を控えているため、週 末は波乱含みになるとみています。経済指標では、米国では21日の住宅着工件数、23日の中古住宅販売件数、中国では 20日の10ー12月期GDP(国内総生産)、鉱工業生産、23日のHSBC製造業PMIなどが重要と考えています。また、 米国の決算発表では、20日のIBM、23日のゼネラル・エレクトリック(GE)、マクドナルドなどに注目しています。 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号 加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会 URL:http://www.alamco.co.jp 本資料は、朝日ライフ アセットマネジメント(以下、当社といいます)が、投資の参考となる情報提供を目的として作成したもので、特定の商品に対する投資勧誘を意図するものではあり ません。本資料は当社が信頼できると判断した情報に基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。資料中に記載されたグラフ、数値等は過去の 実績であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。また、コメントについては作成日時点での判断であり、将来予告なく変わることがあります。最終的な投資決定はお客 様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 1501107
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