イーストスプリング・インド・バイウィークリー Vol.127を発行しました。 (PDF)

ご参考資料
Vol. 127
(対象期間:2016年4月4日~2016年4月14日*) *15日は祝日のため休場。
インド準備銀行(RBI、中央銀行)は4月5日の金融政策決定会合で、市場予想通り追加利下げに踏み切りました。代表的株価
指数のSENSEX指数は、利下げ直後に利益確定売りで大きく下げる場面もありましたが、モンスーン期(6月から9月にかけて
の雨季)の降水量が平年を上回るとの予測などで経済・物価の先行きに対する楽観的な見方が強まり、対象期間を通して見
ると1.4%高となりました。インド10年国債利回りは小幅に低下(価格は上昇)し、為替市場ではインドルピー安となりました。金
融政策とモンスーン期の降水量については、2ページ目の基礎講座をご参照ください。
[株式市場]SENSEX指数の推移
[株式市場]
個別銘柄では、SENSEX指数を構成する30銘柄中22銘柄が対象
期間中に上昇しました。その中で、発電機メーカーのバーラト重電
機が14.1%上昇して値上がり率トップとなりました。国営電力会社
ナショナル・サーマルパワーのバングラデシュにおけるジョイント・
ベンチャーから24億米ドル(約2 600億円)の受注があったと報じら
ベンチャーから24億米ドル(約2,600億円)の受注があったと報じら
れたことなどが株価を押し上げました。
(2002年12月31日~2016年4月13日)
週間騰落率
日付
終値
(ポイント)
(前週末比)
4月1日 25,269.64
40,000
4月8日 24,673.84
-2.4%
4月13日* 25,626.75
3.9%
30,000
* 4月14日と15日は、祝日のため休場。
[債券市場]
20,000
10,000
0
2002年12月 2005年12月 2008年12月 2011年12月 2014年12月
[為替市場]
[債券市場]インド自国通貨建て10年国債利回りの推移
(2002年12月31日~2016年4月14日)
10%
日付
利回り
4月1日
4月8日
4月14日*
7.47%
7.45%
7.44%
インド10年国債利回りは2月末以降、追加利下げ観測を背景に低
下(価格は上昇)しています。対象期間中、利回りは2013年7月以
来の低水準で推移し、4月5日の利下げ直後は利益確定売りで一
時的に上昇する局面もありましたが、物価の安定は続くとの見方
が強まる中で、小幅に低下しました。
1米ドル=111円台後半から107円台後半まで急速に円高が進む
中、インドルピーは対円で一時2014年2月以来の水準まで下落
し、対象期間中に3.5%の円高インドルピー安となりました。対米ド
ルでは、0.5%のインドルピー安でした。
変化幅
(前週末比)
-0.02%
-0.01%
[ニュース]
* 4月15日は、祝日のため休場。
9%
IMF:インドの7.5%成長予想に変更なし
8%
国際通貨基金(IMF)は4月12日に「世界経済見通し」を
発表し、世界の実質国内総生産(GDP)成長率見通し
を、2016年は1月時点の予想から0.2%引き下げて前年
比+3.2%に、2017年も0.1%引き下げて同+3.5%としまし
た。国別でもほとんどの国を下方修正していますが、イ
ンドについては2016年度(2016年4月~2017年3月)と
2017年度の実質GDP成長率はともに前年度比+7.5%
と、従来の予想を変更していません。エネルギー価格の
低下と実質所得の上昇で民間消費が引き続き成長を
けん引し、投資マインドと生産活動の回復による民間投
資の持ち直しが成長をさらに高めると見ています。
7%
6%
経済
5%
4%
2002年12月 2005年12月 2008年12月 2011年12月 2014年12月
[為替市場]インドルピーの対円レートの推移
(2002年12月31日 2016年4月14日)
(2002年12月31日~2016年4月14日)
(円)
3.5
円安インドルピー高
3.0
日付
為替レート
4月1日
4月8日
4月14日*
1.699
1.623
1.640
週間騰落率
(前週末比)
-4.5%
1.0%
インフォシス好業績、売上高見通しも予想を上回る
* 4月15日は、祝日のため休場。
2.5
企業
業績
2.0
1.5
円高インドルピー安
1.0
2002年12月 2005年12月 2008年12月 2011年12月 2014年12月
出所:上記のグラフはいずれもBloomberg L.P.のデータに基づきイーストスプリング・インベ
ストメンツ作成。
IT大手のインフォシスは4月15日、SENSEX指数構成銘
柄の先頭を切って1-3月期の業績を発表しました。売上
高は前年同期比+23.4%、純利益は同+16.2%の増収増
益で、ともに市場予想を上回りました。2015年度(2015
年 4 月 ~ 2016 年 3 月 ) 通 期 で も 、 売 上 高 は 前 年 度 比
+17.1%、純利益は同+9.4%の増収増益でした。同時に
発表した2016年度の売上高見通しは 市場予想を上回
発表した2016年度の売上高見通しは、市場予想を上回
る前年度比+11.8~+13.8%(米ドルベース)としました。
15日、インドの株式市場は休場でしたが、好業績と予想
を上回る売上高見通しを受けて、米国市場ではインフォ
シスの米預託証券(ADR)が前日比8.4%の大幅高となり
ました。
英国プルーデンシャル社はイーストスプリング・インベストメンツ株式会社の最終親会社です。最終親会社およびそのグループ会社は主に米国で事業を展開
しているプルデンシャル・ファイナンシャル社とは関係がありません。
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ご参考資料
Vol.127(対象期間:2016年4月4日~2016年4月14日)
[インド基礎講座] 金融政策とモンスーン期の降水量:平年を上回る降水量で物価の安定が続けば、一段の金融緩和も
インド準備銀行(RBI、中央銀行)は消費者物価指数(CPI)上昇率が鈍化する中で、昨年1月から9月まで4回にわたって政策金利を8.00%か
ら6.75%に引き下げました(図表1)。その後は据え置いていましたが、4月5日の金融政策決定会合では6.50%に引き下げました。RBIは財
政規律が維持されれば追加利下げの余地があるとしており、政府が2月29日に発表した予算案で2016年度の財政赤字目標を対国内総生
産(GDP)比3 5%に堅持したことから 多くの市場関係者が追加利下げを予想していました 4月12日に発表されたCPI上昇率と気象局のモ
産(GDP)比3.5%に堅持したことから、多くの市場関係者が追加利下げを予想していました。4月12日に発表されたCPI上昇率と気象局のモ
ンスーン期の降水量予測を受けて、物価の安定は続くという見方が強まっています。CPI上昇率は2月の前年同月比+5.26%から3月の同
+4.83%(速報値)に鈍化しました。モンスーン期の降水量は2年連続で平年を下回りましたが、今年は上回ると気象局は予測しています(図
表2)。農業の経済に占める割合が高いインドにとって雨季の降水量が経済と物価に与える影響は小さくなく、RBIも政策判断の材料として
重視しており、物価の安定が続けば一段の金融緩和も予想されます。
(図表1)政策金利とCPI上昇率*(前年同月比)の推移
(図表2)モンスーン期(6-9月)の降水量の推移と予測
(2013年9月~2016年4月、但しCPI上昇率は3月まで)
(2013年~2016年、平年[1951年~2000年の平均]比)
12%
11%
120%
政策金利
CPI上昇率
100%
10%
9%
6%
88%
86%
2014年
2015年
80%
8%
7%
106%*
106%
60%
16年4月
6.50%
40%
5%
4%
20%
16年3月
4.83%
3%
13年9月 14年3月 14年9月 15年3月 15年9月 16年3月
0%
2013年
2016年
*2016年3月は、速報値。
*インド気象局が4月12日に発表した定量予測。
出所:インド準備銀行(RBI)のデータに基づきイーストスプリング・インベストメンツ作成。
出所:インド気象局のデータに基づきイーストスプリング・インベストメンツ作成。
イーストスプリング・インベストメンツ株式会社について
165年以上の歴史を有する英国の金融サービスグループの一員です。
●イーストスプリング・インベストメンツ株式会社は、1999年の設立以来、日本の投資家のみなさまに資産
運用サービスを提供しています。
●イーストスプリング・インベストメンツ株式会社の最終親会社は、英国、米国、アジアをはじめとした世界
各国で業務を展開しています。
●最終親会社グループはいち早くアジアの成長性に着目し、アジアでは14の国や地域で生命保険および
資産運用を中心に金融サ ビスを提供しています 最終親会社グル プの運用資産総額は 2015年
資産運用を中心に金融サービスを提供しています。最終親会社グループの運用資産総額は、2015年
6月末現在、約5,050億ポンド(約97兆円、1ポンド=192.72円)に上ります。
イーストスプリング・インベストメンツ(シンガポール)リミテッドについて
■アジア地域を幅広くカバーする資産運用会社で、インドを含むアジア株式・債券に関する専門知識と豊富な経験を最大限活用した
運用を行います。
イーストスプリング・インベストメンツの属するグループのインドの運用会社(ICICIAM)について
■1993年にインド大手の民間銀行ICICI銀行の資産運用会社として設立され、1998年からはイーストスプリング・インベストメンツの属
するグループとの合弁で事業を展開しています。ICICI銀行は、1955年に設立され、2015年3月末現在、総資産は約6兆4,612億ル
す
弁
展
す
銀
、
設
、
月
、 資産 約
,
ピー(約12兆3,798億円、1ルピー=1.916円で換算)となっています。
■設立以来、インドで資産運用事業に注力している、インド大手の運用会社です。運用資産総額は約1兆7,215億ルピー(インドにおけ
るシェア約12.8%、2015年10-12月平均)となっています(出所:Association of Mutual Funds in India)。
[当資料に関しご留意いただきたい事項]
当資料は、インドの証券市場と政治、経済、文化等にかかる情報提供のみを目的として、イーストスプリング・インベストメンツ株式会社(「当社」)が株式
会社DZHフィナンシャルリサーチに情報提供を依頼し作成したもので、特定の金融商品等の勧誘・販売を目的とするものではありません。また、金融商品
取引法に基づく開示資料でもありません。当資料には、現在の見解および予想に基づく将来の見通しが含まれることがありますが、事前の通知なくこれら
を変更したり修正したりすることがあります。また、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。当資料で使用しているグラフ、パフォーマン
を変更
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あります。ま 、将来 市場環境 変動等を保証するも
ありま
。当資料 使用
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ス等は参考データをご提供する目的で作成したものです。数値等の内容は過去の実績や将来の予測を示したものであり、将来を保証するものではありま
せん。当資料は信頼できると判断された材料を使い、十分な注意を払って作成していますが、当社および株式会社DZHフィナンシャルリサーチは、必ずし
もその正確性、完全性をお約束するものではありません。また、掲載された企業につきましては、あくまで直近のトピックとしてご紹介させていただいたも
のであり、個別銘柄の売買の推奨を意図したものではなく、当社が運用を行う投資信託への組入れを示唆するものでもありません。
イーストスプリング・インベストメンツ株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第379号
加入協会 一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会
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