お客様用オーストラリアの経済トピック 2016 年 4 月 13 日消費者信頼感は軟調な⼀⽅、企業センチメントは良好 ● 4 ⽉の豪州の消費者信頼感指数は前⽉⽐ 4.0％減少し、引き続き 100 を下回る結果となり、依然として悲観派が楽観派を上回っています。豪州の消費者信頼感指数は、この 2 年間はほぼ 100 を下回った状態が続いています。 ● しかし、統計を⾒る際にはその背景を知ることが重要です。今⽉、調査が⾏われた週に、豪州準備銀⾏(RBA)から政策⾦利を据え置くという発表がなされましたが、なんら統計に影響を与える材料とはなりませんでした。 ● 消費者信頼感指数の構成指数のうち、「直近 1 年間の家計状況」が最低⽔準となり、「今後 5 年間の経済状況」がそれに続き低調でした。 ● 消費者信頼感指数から経済状況は停滞しているように⾒えますが、消費者は家庭⽤品の購⼊には良いタイミングだと考えているようで、実際、構成指数のうち、「家庭⽤品の購⼊時期」はこの１ヵ⽉間で唯⼀上昇しました。 ● 企業信頼感指数は消費者信頼感指数と⽐べ好調な結果となり、オーストラリア銀⾏企業信頼感指数(NAB)の調査は+6.1 ポイントと⼤幅な上昇となりました。企業景況感も 2014 年後半以降で最も⾼い⽔準となっており、景況感指数を構成する項⽬の雇⽤は 2011 年 6 ⽉以来の⾼⽔準となっています。 ● 2013 年以降、消費者信頼感指数と企業景況感指数は、ヒストリカルなデータに基づく予想に反し、より乖離する傾向があります。また、消費者信頼感指数はここ最近⼩売売上⾼と⼀般的な消費⽀出の伸びを推し量る指標（先⾏指標）としては、あまり有⽤ではなくなってきているということにも注意が必要です。当資料は、投資の参考となる情報の提供を⽬的として、AMP キャピタル・インベスターズ・リミテッド（オーストラリアにおける登録番号：ABN AMP キャピタル・インベスターズ株式会社 59 001 777 591; AFSL 232 497）から提供された情報をもとに AMP キャピタル・インベスターズ株式会社が作成したものであり、特定の有価証登録番号：関東財務局⻑（⾦商）第 85 号券への投資を勧誘する⽬的で作成したものではございません。当資料は、各種の信頼できると考えられる情報に基づいて作成されておりますが、加⼊協会：⽇本証券業協会、⼀般社団法⼈⽇本投資顧問業協会情報の正確性、完全性が保証されているものではありません。当資料中のいかなる内容も将来の投資成果及び将来の市況環境の変動等を保証するものではありません。当資料の記述内容、数値、グラフ等は作成時点のものであり、予告なく変更される場合があります。 1/1