マーケットコメント | 2014年12月26日 情報提供資料 足元における、バイオ医薬品関連 銘柄の下落について ジャナス・キャピタル・インターナショナル・リミテッド 足元における、バイオ医薬品関連銘柄の下落について 2014年12月22日、米薬剤給付管理会社大手のエクスプレス・スクリプツ・ ホールディングが、C型肝炎で最も多いタイプの患者向けの治療薬として、米 バイオ医薬品大手アッヴィの新薬のみを提供すると発表しました。この発表 をきっかけに、C型肝炎治療薬を販売する米バイオ医薬品大手ギリアド・サイ エンシズなどバイオ医薬品関連銘柄の株価が下落しました。 今回の下落は、バイオ医薬品関連企業が有効な新薬を開発しても、医療 費の抑制を目指す薬剤給付管理会社が、新薬の保険適用を見送るのでは ないかとの懸念によるものであると推察されます。 現在の医薬品業界は、大型医薬品の特許切れ、先発医薬品とジェネリック 医薬品の価格競争、医療保険制度改革法の施行などを背景に価格低下圧 力にさらされており、今回のエクスプレス・スクリプツ・ホールディングの決定 もその流れに沿うものと考えられます。 医薬品業界で価格低下圧力がトレンドとなっていますが、C型肝炎治療薬 市場は大きな注目を集めています。ジャナスでは、画期的な効能を有する 治療薬や副作用が非常に少ない治療薬の開発に取り組む企業に注目して きました。未だ満たされていない医療ニーズに応えられる治療薬を開発する 企業は価格決定力を維持できる傾向があり、ギリアド・サイエンシズのC型 肝炎治療薬「ソバルディ」も、発売当初はまさにそのような商品でした。 アッヴィは、低価格を武器に今後は一定の市場シェアを獲得すると見てい ますが、低価格競争が一層激しくなる一方で、ギリアド・サイエンシズの治療 薬が唯一の合理的な選択肢となる患者層も出てくることが想定されます。C 型肝炎ウイルスには複数のタイプがあることから、今後もC型肝炎治療薬市 場は拡大が期待されます。 1 • 運用プロセスが一貫して投資を成功に導くことを保証するものではありません。 • 当資料の見解は2014年12月時点の筆者の見解であり、市場環境や経済状況の変化によって随時変更される可能性があります。コメントは個別銘柄の 保有や市場セクターの推奨を目的としたものではなく、広範なテーマの説明を目的としています。 • 当資料中で説明・例示された銘柄がジャナスの運用するポートフォリオに現在組み入れられているまたは過去に組み入れられていたかどうかを明言す るものではありません。資料中の説明・例示は、市場全般または経済条件を分析すること、または調査プロセスの特定要素を紹介することを唯一の目 的としており、有価証券の売買の推奨または保有銘柄の示唆を行うものではありません。 • ジャナス・キャピタル・グループは、提供された情報の正確性、完全性、時宜性、また当資料の利用による成果を保証するものではありません。当資料を 作成するにあたり、一般的に公開されている情報は全て正確かつ完全であるとみなし、独立した検証を受けておりません。 • 当資料のコメントは、各市場における今後の金融または経済動向の一般的な予測または期待を反映した、見通しに関するものです。実際の成果または イベントは当資料に記載された見通しと大きく異なる可能性があります。このような差異が生じる場合の要因は、見通しに関するコメントに記載した要因 に加え、インフレ、景気後退そして金利のような一般的な経済情勢などがあります。 • 当資料は、ジャナス・キャピタル・インターナショナル・リミテッド(以下「JCIL」)により作成されたものです。JCILは、英国金融行為監督機構により認可・ 監督を受けています。日本では金融庁の監督の下、関東財務局に投資運用業および投資助言・代理業を行う金融商品取引業者として登録されていま す。当資料は、投資助言を意図するものまたは有価証券の売買の勧誘または推奨を行うものではありません。ジャナス・キャピタル・グループ及びその 関連会社は、当資料の一部または全部、または当資料を基に作成された情報の、第三者に対する違法な配布がなされた場合には責任を負うものでは ありません。また、提供された情報の正確性、完全性、適時性について保証するものではなく、それを使用したことによる結果について何ら保証するも のではありません。全ての投資と同様、固有のリスクがあることにご留意ください。当資料中の情報は、示された日付現在までのみ更新されたものです。 いかなる分析、意見、試算、または予測についても、予告なくこれを変更することがあります。 • 当資料または当資料に含まれる情報の配布は法律で規制されていることがあり、その使用が違法となるいかなる地域または状況では、使用することが できません。 • 当資料は機関投資家または販売会社向けに作成されたものであり、一般の閲覧または配布には使用できません。 • 手数料等について:投資一任契約にかかる報酬額およびその他費用は、お客様に委任された運用資産の額や運用戦略(方針)等によって異なります ので、その合計額を表示することはできません。投資一任契約に基づき当社または当社の関連会社が運用するファンドを組み入れる場合には、ファンド で発生する運用報酬との調整を行う場合があります。また、運用資産において行う有価証券等の取引に伴う売買手数料等はお客様の負担となります。 • 投資リスクについて:投資一任契約に基づき、主に有価証券への投資を行いますが、当該有価証券の価格の下落により、投資元本を割り込むおそれ があります。また、外貨建て資産に投資する場合には、為替の変動によっては投資元本を割り込むおそれがあります。したがって、お客様の投資元本 は保証されているものではなく、運用の結果生じた利益および損失はすべてお客様に帰属します。 • 上記に記載している手数料等や投資リスクは、一般的な投資一任契約において想定されるものです。手数料等や投資リスクは、個々の投資一任契約 により異なりますので、投資一任契約を締結される際には、事前に契約締結前交付書面をよくお読み下さい。 • JCILは顧客との投資一任契約等に基づき顧客口座の運用を行います。ジャナス・キャピタル・グループの運用子会社であるジャナス・キャピタル・マネジ メント・エルエルシーまたはインテック・インベストメント・マネジメント・エルエルシー、パーキンス・インベストメント・マネジメント・エルエルシーは、当該口 座の運用権限の再委託先または当該口座に組入れる外国籍ファンドの再委託先となります。 • これらの運用子会社は日本において金融商品取引業者として登録されていないため、日本の投資家に対して投資助言または投資一任サービス等を提 供することはできません。ただし、適用される法令に則って認められる範囲での契約についてはこの限りではありません。 商号:ジャナス・キャピタル・インターナショナル・リミテッド 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第782号 加入協会:一般社団法人日本投資顧問業協会 NS-1214(119)0115 Japan DIA 2 投資信託にかかるリスクと費用 【投資信託にかかるリスクについて】 投資信託は、株や債券等の値動きのある証券(外貨建資産には為替リスクもあります)に投資をし ますので、市場環境、組入有価証券の発行者にかかる信用状況等の変化により基準価額は変動 します。したがって、投資者のみなさまの投資元本は保証されているものではなく、基準価額の下 落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。 【投資信託にかかる費用について】 当社取り扱いの投資信託のご購入にあたっては、ご購入価額に対して最大4.32%(税込み)の購入 時手数料をご負担いただきます。また、換金時に直接ご負担いただく費用として、換金時の基準価 額に対して最大0.5%の信託財産留保額をご負担いただく場合があります。投資信託の保有期間中 に間接的にご負担いただく費用として、信託財産の純資産総額に対する運用管理費用(信託報酬: 最大3.20%(税込み・年率))およびその他の費用を間接的にご負担いただきます。その他の費用は 定率でないもの、定時に見直されるもの、売買条件等に応じて異なるものがあるため、当該費用お よび合計額を表示することができません。また、運用成績に応じた成功報酬をご負担いただく場合 があります。なお、お客さまにご負担いただく手数料等の合計額については、購入金額や保有期間 等に応じて異なりますので表示することができません。 ※上記は、2014年9月30日時点においてみずほ証券にてご購入いただける公募国内投資信託につ いて記載したものです。外国投資信託の場合も、購入時手数料や換金時手数料の他、運用管理費 用等の名目で、保有期間中に間接的にご負担いただく費用があります。また、上記は今後予告なく 変更される場合があります。ご投資にあたっては投資信託説明書(交付目論見書)や契約締結前交 付書面等(目論見書補完書面含む)をよくお読みください。 〈ご留意事項〉 本資料は情報を提供することを目的とした補足資料であり、法令に基づく開示書類ではありませ ん。また、個別商品のご購入・ご換金の申し込みを勧誘するものではありません。本資料は、み ずほ証券が情報提供のため信頼できると判断した投資信託委託会社等が作成した資料をお客 さまに配布するものですが、その資料の正確性、完全性および将来の市況環境の変動等を保 証するものではありません。また、掲載データはあくまで過去のものであり、将来の市況動向等 を保証するものではありません。 商号等: 加入協会: みずほ証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第94号 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、 一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会 (2014年9月30日)
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