大阪労働局 Press Release 西野田労働基準監督署発表 平 成 28 年 3 月 30 日 労働安全衛生法違反の疑いで書類送検 (物置製造ラインにおける自動梱包機の運転開始の合図を行わせなかった疑い) 平成28年3月30日、西野田労働基準監督署(署長中務憲一)は、下記のとおり株 式会社島本工業所及び同社代表取締役を労働安全衛生法違反の疑いで、大阪地方検察庁 に書類送検した。 記 1 被疑者 (1)事業場名 株式会社島本工業所(しまもとこうぎょうしょ) 本社所在地 大阪市東成区東小橋 事 業 内 容 その他の金属製品製造業 (2)同社代表取締役A 2 違反条文等 労働安全衛生法違反 同法第20条第1号 同法第27条第 1 項 労働安全衛生規則第104条第1項 同法第119条第 1 号(罰則) 同法第122条(両罰) 3 事件の概要 被疑会社株式会社島本工業所は、その他の金属製品業を営む事業者、同社の代表 取締役Aは、被疑会社の業務全般を掌理し、同工場で働く労働者の安全を統括管理 する者であるが、同人は、平成27年10月19日、大阪市西淀川区百島に所在す る株式会社B大阪工場内のC作業所において、壁材を梱包するために、同社労働者 Dに自動梱包機と呼ばれる機械を使用させ、梱包作業を行わせるに際し、当該自動 梱包機の運転を再開するにあたり、作動を開始した自動梱包機の内枠と外枠との間 に身体の一部が入り込むことにより、移動してきた内枠と外枠との間に身体の一部 が挟まれる危険を及ぼすおそれがあったので、一定の合図を定め、その合図をする 者を指名して、労働者Dに対し合図を行わせなければならないのに、その措置を行 わず、自動梱包機の運転を再開させ、もって機械による労働者の危険を防止するた めの必要な措置を講じなかったものである。 4 参考事項 (1) 平成27年10月19日午後2時30分頃、被疑会社C作業所において、労働 者Dが、自動梱包機を使って家庭用物置の壁材の梱包作業を行っていたが、作業 不良が発生したため機械を停止し、不良原因を取り除き再起動しようとしていた ところ、自動梱包機の内枠と外枠との間に身体を入れ込んで作業していた労働者 Dが再起動して移動してきた内枠と外枠との間に挟まれて死亡するという労働災 害が発生している。 (2) 労働安全衛生法では、機械の運転を開始する場合には、一定の合図を定め、合 図をする者を指名して、関係労働者に対し合図を行わせなければならないと定め られている。 (3) 適用法条文は、別紙のとおり。 別紙 (事 業 /者 の 講 ず べ き 措 置 等 ) 第二十条 事業者は、次の危険を防止するため必要な措置を講じなければならな い。 一 機 械 、 器 具 そ の 他 の 設 備 (以 下 「 機 械 等 」 と い う 。 )に よ る 危 険 二∼三 (省略) (労 働 者 の 遵 守 事 項 ) 第二十七条 第二十条から第二十五条まで及び第二十五条の二第一項の規定により 事業者が講ずべき措置及び前条の規定により労働者が守らなければならない事項 は、厚生労働省令で定める。 (罰 則 ) 第百十九条 次の各号のいずれかに該当する者は、六月以下の懲役又は五十万円以 下の罰金に処する。 一 第 十 四 条 、第 二 十 条 か ら 第 二 十 五 条 ま で 、第 二 十 五 条 の 二 第 一 項 、第 三 十 条 の 三 第 一項若しくは第四項、第三十一条第一項、第三十一条の二、第三十三条第一項若し くは第二項、第三十四条、第三十五条、第三十八条第一項、第四十条第一項、第四 十二条、第四十三条、第四十四条第六項、第四十四条の二第七項、第五十六条第三 項若しくは第四項、第五十七条の三第五項、第五十七条の四第五項、第五十九条第 三項、第六十一条第一項、第六十五条第一項、第六十五条の四、第六十八条、第八 十 九 条 第 五 項 (第 八 十 九 条 の 二 第 二 項 に お い て 準 用 す る 場 合 を 含 む 。 )、 第 九 十 七 条 第二項、第百四条又は第百八条の二第四項の規定に違反した者 (罰 則 ) 第百二十二条 法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、 その法人又は人の業務に関して、第百十六条、第百十七条、第百十九条又は第百二 十条の違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人又は人に対しても、 各本条の罰金刑を科する。 (運 転 開 始 の 合 図 ) 第百四条 1 事業者は、機械の運転を開始する場合において、労働者に危険を及ぼすおそれの あるときは、一定の合図を定め、合図をする者を指名して、関係労働者に対し合図 を行なわせなければならない。
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