現代文B - 新潟県立八海高等学校

 平成27年度シラバス(2年現代文) 新潟県立八海高等学校
学年(コース) 2学年(体育科、家庭福祉科、普通科)
国語(現代文B) 単位数・2単位
使用教科書 東京書籍 『新編現代文B』
副教材
LT現代文1(浜島書店)、パスワード級別漢字(浜島書店)
1.学習目標
評論や小説など様々な文章の特徴を捉え、主体的に解釈する基礎を養うとともに、自己の文章表現に役立てようとする意志を育てる。
2.指導の重点
・基本的な言語の習得と、漢字の確実な習得を目指す。
・文章を意識して読み解き、その読みが一般性を持つような根拠を考える。
・さまざまな文章への理解を通して、自己の考えを確立させることを目指す。
・自己の意見を的確な言葉遣いで表現し、他者を意識して伝えられるようにする。
3.指導計画
月
4
・
5
月
(
一
学
期
中
単元名
随想
教材
主要学習領域
松沢哲郎『心、言葉、きずな』 読むこと
俵万智『さくら、さくら、さくら』 意欲・関心
評論1
森博嗣『科学的であるために』 読むこと
河合隼雄『「ふしぎ」ということ』 知識・理解
(
一
学
期
末
小説1
吉本ばなな『みどりのゆび』
井上ひさし『ナイン』
詩
中原中也『一つのメルヘン』
吉野弘『I was born』
(
二
学
期
中
10
書くこと
意欲・関心
・登場人物や出来事、あらすじを把握する。
10
・登場人物の果たす役割や風景描写の効果など細部に目を配るこ
とによって得られる小説のおもしろさに気づく。
・主題を的確に捉えた感想を書けるようにする。
・詩的言語の働きを理解し言語感覚を磨く。
2
・詩歌における技法や表現の特徴などを理解する。
・作者の思想、心情などを読み取る。
・内容を理解した上で工夫して朗読できる。
(夏休み)9・10・11・12・13
評論2
今井むつみ『言葉と世界』
廣淵升彦『安心について』
読むこと
知識・理解
・論理展開の大枠をたどりながら、細部にも目を向ける読解を心掛ける。 10
・新しい発想と論理的な展開に興味を持たせ、筆者の斬新な視点を学ばせる。
小説2
井伏鱒二『山椒魚』
書くこと
読むこと
知識・理解
書くこと
・言語と文化の関係について考え、自分の意見をまとめる。
・登場人物の心情やその変化を丁寧に読み取る。
・作品の構成や展開をたどり、内容を理解する。
・寓話の意味を考える。
・主題について考え、感想文を書く。
小説3
「LT現代文」14・15・16
夏目漱石『こころ』
読むこと
知識・理解
・登場人物の心情や行動をおさえる。
・作品の時代背景を理解する。
話すこと・聞くこと
・口頭での感想の交換と感想文を書く。
(
二
期
末
「LT現代文」17・18・19
)
1
・
2
・
3
月
7
「LT現代文」5・6・7・8
)
1
1
・
1
2
月
読むこと
意欲・関心
読むこと・聞くこと
)
9
月
・
1
0
月
時間
[LT現代文1」1・2・3・4
)
6
・
7
月
学習活動(指導内容)
・筆者の心情や思考の流れを読み取り、随筆の特徴を知る。
・主題文を的確に捉え、筆者の論理の展開を明確に読み取る。
・個性的な表現を味わい、随想の魅力を知る。
・論理の流れをつかみ、筆者の考えを把握する。
・文の構成、展開、要旨などを的確に捉える。
・思考のあり方について考え、自分の力で考える態度を養う。
8
10
(冬休み)20・21・22・23・24
読書と人生
須賀敦子『塩一トンの読書』
読むこと
小関智弘『楽に働くこと、楽しく働くこと』知識・理解
・さまざまな文章を読み、視野を広げ、考えを深める。
・読書が人生につながっていくことを理解する。
8
小説2
石田衣良『旅する本』
・小説を読む楽しさに気づかせる。
・日々の生活の中で読書する習慣が身につくように促す。
5
(
三
期
末
読むこと
意欲・関心
)
70
4.教科書外の学習
・定期的な課題〈問題集「LT現代文1」〉 ・週1回程度漢字テスト実施「パスワード級別漢字」 ・新聞記事等の活用 ・長期休業明け課題テスト
の実施
5.評価規準と評価方法
評価は次の5観点から行う。
(①関心・意欲・態度)
(②思考・判断) (③技能・表現)
(④知識・理解)
関心・意欲・態度
話すこと・聞くこと
書くこと
読むこと
知識・理解
・積極的に学習に ・人の話を集中して聞くことがで ・書き言葉できちんと書く ・教科書の本文をきちんと ・基本的な漢字を書くことができる・熟語
参加している・予習 きる・感想や尐々のコメントを適 ことができる・まとまった 朗読できる・さまざまな文 を適切に文字化できる・社会的な問題や
をしている・ノートを 切な表現で話すことができる・内 文章を論理的に書くこと 章を読解し自分の意見を 幅広い思考方法を理解することができる
工夫して取ってい 容を理解した上で朗読できる。 ができる
持つことができる
る
以上の観点をふまえ、・定期考査や小テスト、課題テストの結果・授業態度や意欲、関心・提出物や課題の内容・予習状況 などから総合的に評価する。