伊豆天城の和精油・薬草をブランド化 温故知新 香る森 アロマファクトリー創業 伊東もんじゃ組 代表 平山早苗 事業概要 【動機】 ◆ 植物の多様性に富んだ天城連山 伊豆半島は2012年日本ジオパークに認定された。 「伊豆半島ジオパーク(いずはんとうジオパーク、英: Izu Peninsula Giopark)とは、 静岡県の伊豆半島における大地(ジオ)が育んだ貴重な資産を多数備えた地域が、それらの保全と活用によって 経済・文化活動を高め、結果として地域振興につなげていく仕組みである[1]。 メインテーマは「南から来た火山の贈りもの」 で、これは伊豆半島がフィリピン海プレートに載って南から来た火山島であったことに由来する。」(ウィキペディア) 天城の山々の植物は非常に多様性に溢れており、固定種も多い。シダ類の種類の多さは日本一である。 薬草も豊富で、江戸時代には薬草の産地として知られ、江戸幕府に献上していた。 ◆日本のアロマのパイオニア! 高級和菓子を食する時に使う、爪楊枝の木である「黒文字」もまた漢方の材料となり、現在でも有名な薬用酒の 原料の一部とされている。 枝葉に非常に強い香りがあるため、戦前は、香料として輸出をしていた。 伊東市内では富戸や池、中伊豆から天城湯ヶ島、河津にかけて20箇所もの搾油所があり高値で売れたため 産業となっていた。 戦後、合成香料の普及により衰退。 明治時代、日本で最初に水蒸気蒸留法でアロマ精油を抽出したのが伊豆である。パイオニアである。 その先駆者の技術を引き継ぎ今も搾油されている三代目がいる。その技術を継承したい。 事業概要 【意義・目的】 ◆温故知新!なぜ今和精油なのか? アロマセラピーは元々ヨーロッパで広まり、ハーブから抽出する精油のほとんどが海外からの輸入品である。 香りは「脳」の記憶を司る部分と密接な関係があることから、最近では和精油の研究が進められている。 あるお医者様がテレビで「認知症予防のためのアロマブレンド」と言った翌日からその精油が品切れになった。 黒文字の精油の成分が認知症予防に効果があるのでは?ということで研究され検証が行われている。 この検証結果が発表され効果が期待されると、圧倒的に収量が足りなくなり乱獲が始まるかもしれない。 私達は森の生態系を守りながら、天城の和精油をブランド化して高く売りたい。 ◎富士山から繋がる天の城の大地から採れる黒文字の香りはひときわ高貴な芳香を放つ。 ◎日本のアロマのパイオニアであること ◎非常に少ない量しか採れない事 この点からも高級和精油としてのブランド力が期待できる。 同時に天城の薬草をもう一度掘り起こし、薬草茶や薬膳料理 化粧品 健康食品の開発をする。 ビジネスモデル(全体) 原材料採取 海外 首都圏 通 販 林業・NPO団体 きこりチーム 採取・精油抽出作業 アロマファクトリー 材料の提供 精油卸販売・小売販売 提 供 体験工房・ワークショップ レストラン・喫茶 地産地消 地元飲食店 宿泊施設 ・ホテル・旅館 ・ペンション <<自然食・薬草の提供>> ・漢方薬・薬草酒 薬草茶 ドレッシング ・化粧水・入浴剤 ・マッサージオイル(アロマオイル) 生産農家 無農薬野菜材料 発酵保存食加工 漢方薬材料 薬膳料理の材料 ◇食べる ◇飲む ◇つける ◇嗅ぐ ◇つかる もんじゃ組 ビジネスモデル(伊東市) NPO法人伊東里山クラブ NPO法人地域生活就労サポートセンターすう 森林の保全・管理 オリジナル商品製造技術 クロモジ健康茶加工、販売 伊豆クロモジの採取・商品化・資源の育成を連携して 合同会社マザーアース アロマ精油&化粧品、企画販売 黒文字香料製造会社と提携 蒸留・搾油作業 アロマ精油と芳香蒸留水の商品化 黒文字健康茶の商品化 クロモジの木工製品製造 爪楊枝・箸・箸置き等 営業戦略 【健康・若返り・美容は永遠の欲望のテーマ】 <希少性が高く手に入れにくいモノは無理してでもほしい!> 希少性が高くニッチな商品に対して、一般の顧客が購入できる価格帯のサブライン商品を準備する。 *精油を抽出する際にできる芳香蒸留水を利用してつくる化粧品、石鹸を販売 *ホテルや旅館でのスパ・エステルームの施術のメニューに使用する。 商品が誰によってどのように作られているか。という物語の付加価値で商品のブランドイメージを高める。 *検証(障がい者就労/女性や高齢者就労) *伊東発のビジネスモデルを成功事例とし、伊豆地域に波及させ地域内連携によりブランディング強化を図る *森林保全と並行し、みかん類、竹林などの耕作放棄地を活用しクロモジ増殖を積極的に進める。 1.黒文字精油の収量を増やす 1.検証を生かした戦略を実行・販売拡大 採取可能な山の確保 2.黒文字採取の人的確保 2.森の整備の範囲を拡大する 障がい者就労/女性や高齢者就労 3.採取と同時に植林(黒文字&薬草) 3.ブランディングの確立 耕作放棄地の活用 4.商品のブランディング・販売実績を作る 4.スタッフのスキルアップ 5.体験ワークショプで認知度を上げる (クチコミ) 6.顧客満足度の調査、検証 5.リピーターからのフィードバック 6.雇用を増やす 市場のニーズと希少性 ◆ 黒文字の枝葉から採れる精油は非常に少ないので安くは提供できない。 かつて世界的に有名な香水の原料が引き金になり、乱獲された香木「ローズウッド」は絶滅危惧種となっている。 成分が似ている「黒文字」精油が高貴な香りだけでなく、認知症予防の効果が認められたら価値はさらに上がる。 対象顧客=富裕層 セレブ層 (アンチエイジング・認知症予防) 海外の富裕層にアピール 商品開発基本ポリシー=世界に誇れる質の良い伊豆発信のモノ創り 伊豆の宝である自然になるべく負荷をかけないモノ創り *商品で地域を知ってもらい、商品で地域のグレードをあげる 地域 パワースポット 伊豆 商品 MADE IN 伊豆 AMAGI 天城 アロマファクトリー創業により期待される効果 第3次産業 第1次産業・2次産業 *原材料の確保(植物の採取) *商品の企画デザイン *原材料の製造(蒸留作業) *森林の整備、保全 *商品の販売 第6次産業 アロマファクトリー 森を守る環境に配慮した仕事である 五感を取り戻す健康的な仕事である 自然の恵みを商品化する創造的な仕事である 誇り・郷土愛・美意識 *雇用創出 豊かな伊豆天城の植物から得られる様々な薬効を商品化することにより、 環境を守りながら、世界に誇れる商品作り、ブランド創りをする産業を興すことは、 今まで伊豆の外に流れていた経済活動と若者の人口の流出を食い止める一助となることと思います。 女性やニートやひきこもり、障がいを持った方達にも安心して働く場所を作り出すことが可能です。 観光がメインの産業から地域の資源を生かし、地域に暮らす人々が誇りを持って働ける企業を目指します。 市民・行政の役割・財源案 市民の役割 ・ それぞれの専門分野を活かす (伊東は人材の宝庫である) ・ 小さな市民活動のコミュニティを連携させ、相互扶助で活動の枠を拡げる 行政の役割 ・ 広報宣伝 地域ブランド構築は官民一体となって行わなければ定着しない。 「おらが町の自慢話」をみんなが声を大にして発信!! 財源案 ・ 市民ファンド、クラウドファンディング ・ 各種助成金、補助金 最後に・・ 天城の山々のパワーみなぎる植物の恵みをいただき製品にしていくこと。 その製品が地域の人々を潤わせる産業になっていくこと。 その産業が社会の「弱者」と言われる人々も 誇りを持って幸せに働ける 「場」になること。 そんな願いを込めたプロジェクトです。
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