シンポジウム 2. 培養皮膚とアログラフトを用いた重症熱傷ハイブリッド治療 再生医療の進歩は一昔前に比べて、培養表皮の quality を格段に進歩させ、 容易に臨床応用が可能となった。一方で本邦では二十余年の歴史をもつアロ グラフトは、特に広範囲熱傷において確実に救命に一躍をかってきた。残念 ながら本年より供給が一時停止されているアログラフトであるが、温故知新 ともいうべき、培養皮膚とアログラフトの併用が確実に治療成績を挙げてい る報告が散見される。アログラフトの効果を改めて見直す一方で、培養皮膚 の効果を最大限に発揮するハイブリッド治療の有用性をご討論いただきたい。
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