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等4β2数P
これまでの流れ
クラスの雰囲気・学力
教科書や問題集の基本レベルの問題は、8割の生徒は一度説明すればそのときは理解できるが、家庭学習の習
慣があまりない生徒が多く、
次の授業時には忘れている。
進研模試で偏差値 50 を下回る生徒が 5 人に 1 人おり、
授業内外問わず1人で学習することが出来ない。一方で、教室全体へ発問したときの反応は比較的よく、授業
を聞く姿勢は出来ている。数学の授業は好きなようで、前向きに取り組んでいる。
4 月~9 月(前期前半および後半)
①
授業冒頭に行う小テストにペアワークを導入
・1人で解く(4 分)
・ペアで確認、教え合い(2 分)
・模範解答配布、さらに確認、教え合い(2 分)
②
3 回に 1 度、まなボードを用いてグループワーク
軌跡を実際に辿ってみる、三角比の公式を作るなど、難しいわけではないが1人では手が進みにくい作業を
グループでさせる。
10 月~12 月(後期前半)
授業内のすべての作業をグループで行う。黒板が見づらい場合は机ごと前を向いてもOK
・1週間分の座席表(エクセルでランダムに作成)を見てチャイムが鳴る前にグループを作る
・小テスト(4 分)
、模範解答配布後答え合わせ(2 分)
・講義(残り時間)
すべてをグループワークにしたことによる効果
・数学=ベクトル=嫌いというイメージがない
・早く解けた生徒が解けない生徒に教えてくれるので、下位をフォローできる
・不良点常習の生徒が意外に教える立場になることもあり、自信につながる
(こちらも褒める要素が増える)
12 時間は小テストと講義とグループの作業を交えてベクトルの基本的な演算を学習。
13 時間目以降は下記のような問題を扱い、
「チェバ・メネなど、定理に気付くと幾何は楽」
「ベクトルは内分や
角度に強い」ということを確認。
具体的に扱った問題
△において,辺を:に内分する点を,辺の中点をとし,
線分と線分の交点をとする。,  とするとき,を,を用いて表せ。
△の辺をそれぞれ::に内分する点をとし,との交点を
との交点をとする。このとき,次の比を求めよ。 ① :
② :
③ :
④ :
△のの二等分線ととの交点をを:に内分する点をの交点をとする。
であるとき,:を求めよ。
△において,辺の中点を辺を:に内分する点を辺を:に内分する点を
線分と線分の交点をとする。このとき,:を求めよ。
直角三角形でない△の頂点,から,それぞれの対辺,またはその延長上に下ろした垂線の
足をそれぞれとし,の交点をとする。であることを証明せよ。