野草で染せ ん 色しょくをしよう!

月 日
名前
イネ
遊び・調理
せ ん しょく
野草で染色をしよう!
ほんかくてき
せ ん しょく
あぜや田んぼ周辺の野草を使って、本格的な「染色」にちょうせんしよう。
色の原料には、あぜに生えているコブナグサがいい。コブナグサは、イネの仲間(イネ科)
の植物で、日本に昔から生えている野草だ。
手に入りにくい材料があったら、学校の先生や農家の人に相談しよう。
そめもの
染物を楽しんで、自分だけのオリジナルの小物を作ろう!
そ
1. 染めたい布を、うすめた牛乳につける。
に
2. コブナグサを細かく切り、15 分くらい煮る。
に
じる
3. 布をしぼって水につけ、2の煮汁につける。
せんえき
4. ばい染液(ミョウバンや鉄などを溶かした液)に布をひたす。
く
かわ
5. 3、4 を繰り返して、好みの色になったら、水ですすいで乾か
かわ
すよ。乾いたらきあがり。
わす
注意! 火を使うから、必ず大人といっしょにやろう。ゴム手袋も忘れずに用意しよう。
ココがポイント
メモ
探してみよう
せ ん しょく
コブナグサってどんな草?
田んぼまわりに生える草で染色に使える
コブナグサは、葉っぱの形が魚のフナに
草は他にあるかな。調べて、
探してみよう。
に
似ていることから名前がついたという。ま
こ ぶね
た、葉っぱを小舟に見立てて、という説も
ある。
は ち じょう じ ま
東京都の八丈島では、このコブナグサを
かりやす
せ ん りょう
せん
刈安と呼んで、染料に使ってきた。この染
りょう
きぬおりもの
は ち じょう じ ま
料で染めた糸を使った絹織物は、八丈島の
き
は ち じょう
名産品、「黄八丈」として有名だよ。
当資材は平成 20 年度農林水産省にっぽん食育推進事業の一環として作成されました。
作成:社団法人農山漁村文化協会