体育科4年「みんなで回って…ハイ、ポーズ(マット運動)」 浜松市立気賀小

体 育 科 4 年 「 み ん な で 回 っ て … ハイ、 ポーズ(マット運動)」
浜松市立気賀小
1
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はじめに
本 学 級 は 3 2 名 の 児 童 が 在 籍 し 、
動 か す こ と が 好 き な 児 童 が 多 い 。
に 関 す る 意 識 調 査 で は 、 体 育 科 の
が「楽しい」と感じる児童は27名
ど ち ら か と い え ば 楽 し い 」 と 感 じ
童 は 3 名 、「 ど ち ら か と い え ば 楽 し
い 」 と 感 じ る 児 童 は 2 名 で あ っ た
定 的 な 回 答 を し た 児 童 の 理 由 を 見
、「 友 達 に バ カ に さ れ る 」 と 「 技 能
」 で あ っ た 。 ま た 、 調 査 に よ る と
運 動 が 好 き で は な い と 考 え る 児 童
か っ た 。 そ こ で 、 マ ッ ト 運 動 の 事
実 態 調 査 を 行 っ た 。 そ の 結 果 、 前
3 1 名 、 後 転 は 1 3 名 、 壁 倒 立 は
の児童が習得していた。
以 上 の 結 果 か ら 、 本 単 元 で は 、 す
の 児 童 に 「 で き る 」 喜 び や マ ッ ト
の 楽 し さ を 味 わ わ せ る こ と を 目 的
る 。 そ し て 、 否 定 的 な 回 答 を し た
も 「 楽 し い 」 と 感 じ る た め に 、「 で
」 と い う 成 功 体 験 を よ り 多 く 味 わ
る た め に 、 ス モ ー ル ス テ ッ プ の 場
定 す る 。 ま た 、「 友 達 と の か か わ り
意 図 的 に 設 定 す る た め に 単 元 の 終
に 集 団 演 技 を 行 っ た り 、 友 達 同 士
言 し 合 っ た り す る こ と で 、 友 達 と
し て 演 技 す る こ と の 楽 し さ を 感 じ
たい。
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2 実践
( 1)「 早 く やり た い 」と 思う(課 題設定 )
本単元の導入で、児童に2つの映像を見せ
た。1つ目は、体操選手の床の演技である。
児童は、真剣な眼差しで映像を見て、着地が
ピタッと止まると歓声があがった。また、体
操選手の中には、小学校6年生から練習を始
めてオリンピック選手になれた選手もいるこ
とを伝えた。これらにより、児童は「頑張れ
ばあの技ができる」と感じ、意欲が高まった。
2つ目は、男子高校生の新体操団体の映像
である。6人の選手が息を合わせた演技を決
める度に拍手が起こり、児童も「集団演技を
やりたい」と感じた。それにより、単元の終
わりまで意欲が継続した。
これら2つの映像により、児童は「あの選
手のようになりたい」と考え、大きな目標を
もつようになり、早くマット運動をやりたい
と感じるようになった。
阿部恭大
ようになった技を集団演技でたくさん発表し
たい」という意見が出た。そこで、集団演技
のチームの仲間が、より多くの技を習得でき
るように協力し合うことを共通理解した。
また、技のポイントを理解した上で練習す
るために、授業の始めに「技のポイント」を
話し合う場を設定した。チーム内で出た技の
ポイントを全体で確認した後、練習した。
そうすることで、全員が技のポイントを共通
理解することができ、同じ視点で助言し合う
こともできる。さらに、デジタルカメラの連
写機能を活用した。児童の後転の連写画像を
見せて、マットを手で押しながら立つことを
実感できた。また、教師の開脚前転の連写画
像から、足を開くタイミングを確認し、全員
が技のポイントを共有することができた。
(3) 仲間がいるからできた(相互交流)
授業では、集団演技のチームで練習するこ
とを意図的に行うことで、チームの仲間との
交流を図った。仲間の演技を見て、一言アド
バイスを行ったり、互いに簡単な補助をした
りした。
一言アドバイスでは、全員で技のポイント
を共通理解した上で練習しているため、的確
なアドバイスができた。特に、水色チームは、
リーダーを中心に互いにアドバイスし合うこ
とで、腕立て横跳び越しが時間内に全員でき
るようになった。
また、前転ができなかった A 子には、教
師が簡単な補助を行った。その様子を見て、
チームの仲間が進んで A 子に補助をするよ
うになった。その結果、A 子は前転ができる
ようになり、チーム全員が A 子の頑張りに
拍手を送り、みんなで大喜びした。
3
成果と課題
【成果】
○授業後の感想では、否定的な回答をする児
童はいなかった。また、16名の児童が、
友達とのかかわりからマット運動(集団演
技)の楽しさを感じていた。
○新たにできるようになった技の数が、全員
2つ以上増えた。また、事後の実態調査で
は前転と腕立て横跳び越しは全員、後転は
28名、壁倒立は15名、開脚前転は18
名、開脚後転は30名、補助倒立は17名
の児童が習得できた。
○課題設定と見通しの共有は、映像を活用す
ることで成果が上がったことを実感できた。
【課題】
(2) 技のポイントを考える(共有)
●全員ができるようになるためのスモールス
「友達にバカにさせる」と回答した児童に
テップの場の設定を再考する。
「友達と活動して楽しい」と思えるように、
●
技のポイントは、個々の演技によって異な
単元の終わりに集団演技を行う計画を立てた。
る
ため、個々に合ったアドバイスをするに
そして、上記の通り、教師から集団演技を提
は
、
技の分析がさらに必要である。
案し、児童は賛成した。その後、どんな集団
●場が広がると児童の見取りが難しくなる。
演 技 に し た い の か を 話 し 合 う 中 で 、「 で き る