文法器ミニチュア - NPO法人 文法器普及会

自学自習にぴったり。
これならわかる。
助動詞・助詞の接続
「文法器ミニチュア」
NPO法人文法器普及会
℡/Fax 0465-43-2667
〒256-0803
神奈川県小田原市中村原720-4
使い方
○
○
○
必ずホワイトボード用マーカーを使って下さい。
刻まれているミシン目に沿って折り曲げ、折り返して切り離します。
自分で活用を記入する。
活用は説明書裏面にも印刷されています。
左端には各活用形に接続する助動詞が記載してあります。
未然形に接続する助動詞の活用を記入する。
連用形に接続する助動詞の活用を記入する。
終止形に接続する助動詞の活用を記入する。
連体形に接続する助動詞の活用を記入する。
已然形に接続する助動詞の活用を記入する。
動詞・形容詞・形容動詞の活用を記入する。
未然形・連用形・終止形に接続する主な助詞。
連体形・已然形・に接続する主な助詞と係助詞。
※係り助詞はさまざまな語に接続するので・・・
カラーバーはありません。
「文法器ミニチュア」の特長
1
「自分の判断が、正しいのか、間違っているのか」を自分で確かめられます。
2
読むだけでは理解するのが面倒な古典文法の接続関係を一目で理解することができます。
3
さまざまな品詞分解の判断に役立ちます。
4
文法の学習時間が短縮でき、生み出された時間を有効に使うことができます。
※助動詞・助詞が記入されていないプレートは予備・敬語の並び順などに応用できます。
1
動詞・形容詞・形容動詞・助動詞活用表と、助動詞・助詞の接続一覧表
参考
「日本語文法大辞典」明治書院
「日本語文法辞典」大修館
「日本国語大辞典」小学館
「古典文解釈の公式」学研
「漢文解釈辞典」角川書店
※
※
ホームページ「文法器とは」に→『文法器』の使用説明書(pdf)もあります。こちら
接続関係の例外・優先順位は「うごく活用表」 こちら
詳細 →9ページへ
2
例
1-1「咲く」+完了の助動詞「ぬ」
1-2 完了の助動詞「ぬ」が接続する活用形を自分で判断して動かす。
1-3 接続の正誤を確かめる。
接続が正しければ、
接続するプレートの色と
活用形欄カラーバーの色が、
一致する。
「連用形接続の『ぬ』は完了」とも判断できる。
現代語訳「咲いた。」
3
例
2-1 「咲く」+打ち消しの助動詞「ず」の連体形「ぬ」
2-2 打ち消しの助動詞「ず」の連体形「ぬ」が接続する活用形を自分で判断して動かす。
2-3 接続の正誤を確かめる。
接続が正しければ、
接続するプレートの色と
活用形欄カラーバーの色が、
一致する。
「未然形接続の『ぬ』は打ち消し」とも判断できる。
現代語訳「咲かない~」
4
例
3-1
同音の識別
同音であっても、接続(プレートの色)によって違う助動詞であることを理解する。
『土佐日記』「男もすなる日記~~するなり。
」
桃色プレートは
終止形(桃色カラーバー)に接続する
伝聞推定の「なり」
「~と聞く」
3-2
緑色プレートは
連体形(緑色カラーバー)に接続する
断定の「なり」
「~である。」
5
例
4-1 同音の識別 助動詞か、形容詞か。
『徒然草』
「あやしうこそものぐるほしけれ。
」
係り結びに注目すると、
「こそ~けれ。
」なので、次のように判断してしまいやすい。
4-2 接続の正誤を確かめる。
青色プレートは連用形に接続する。
終止形(桃色のカラーバー)には
接続できない。
青色プレートは
4-3
連用形(青色カラーバー)
「ものぐるほしかり」に
接続するのが正しい接続。
4-4 青色「けれ」過去・詠嘆の助動詞は、終止形に接続しない。
「こそ~」の結びは、形容詞已然形「ものぐるほしけれ」の活用語尾であることが確かめられる。
6
例
5-1 助詞の識別 「ば」の識別
同音であっても、接続によって意味が違うことを理解する。
助詞プレート上部の
橙色カラーバーは
已然形(橙色カラーバー)
に接続する
確定条件の「ば」
「~ので、
」
「~すると、
」
5-2
助詞プレート上部の
黄色カラーバーは
未然形(黄色カラーバー)
に接続する
仮定条件の「ば」
「もし~ならば、」
例
6
係り結びの学習に
花
花
已然形と命令形が
終止形と連体形が
同音でも、
同音でも、
已然形で結ぶことを
連体形で結ぶことを
確かめる。
確かめる。
7
例
「不
7-1 漢文の書き下し文に
レ
3
可
レ
2
戦
1
也」
4
7-2 書き下し文も、古典文法の接続に基づいていることを理解して、判断する。
7-3
の部分で、接続の正誤を確かめる。
プレートの色と、活用形欄のカラーバーの色が一致していれば、正しい接続であることが確かめられる。
漢文を書き下し文にするときは、助動詞・助詞の漢字はひらがなで書く。
カラープレートは全て助動詞であるので、ひらがなで書くことが分かる。
「戦ふべからざるなり」
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助動詞の優先順位
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