平 成 28 年 3 月 18 日 広島労働局労働基準部監督課 広島中央労働基準監督署における文書の誤送付について 広島労働局(局長 星 直幸)は、広島中央労働基準監督署(署長 落合 正典。以下 「広島中央署」という。 )において発生した文書の誤記載について、下記のとおり事実を確 認の上、必要な措置を講じましたので、概要をお知らせします。 記 1 概要 A事業場の代表者に対し、B氏に係る労働基準法に基づく申告処理を行うため、来署 を求める文書(以下「来署依頼書」という。)を送付した際、当該来署依頼書に、本事案 とは全く関係のないC氏の氏名が記載されていたもの。 2 事実経過 (1) 平成 28 年 3 月 4 日、広島中央署の職員Xが、B氏からA事業場に係る申告を受理 した。 (2) 同月 7 日、広島中央署の担当職員Yは、A事業場の代表者あて来署依頼書を作成 し、発送した。 (3) 同月 14 日、A事業場の代表者から、来署依頼書に心当たりのないC氏の氏名が記 載されている旨の電話連絡があり、誤記載が判明した。 (4) 同日、広島中央署の次長及び方面主任監督官がA事業場を訪問し、代表者に対し 経過を説明の上、謝罪し、理解を得るとともに来署依頼書を回収した。 (5) 同日、C氏に電話連絡するも電話がつながらず、同月 15 日、C氏に再度電話連絡 し、氏名の誤記載について謝罪した上、広島中央署の次長及び方面主任監督官がC 氏の自宅を訪問の上、謝罪し、理解を得た。 3 発生原因 (1) 担当職員が来署依頼書を、以前使用した同様の事案の来署依頼書に係る電子デー タを上書きする方法で作成する際、申告者の氏名を2か所記載する様式であること に気づかず、1か所のみ修正し、もう1か所の修正を失念したこと。 (2) 来署依頼書の決裁課程において、来署依頼書の内容を十分に確認しなかったこと。 (3) 発送作業の際の複数人による確認(ダブルチェック)が形骸化しており、来署依 頼書の宛先と封筒の宛先に誤りがないかのみ確認を行い、記載内容まで確認を行わ なかったこと。 4 再発防止策 (1) 広島中央署においては、平成 28 年 3 月 15 日、署長が、相談員を含む全職員に対 する研修会を実施し、 ①文書作成の際に電子データの上書き修正を行わないこと ②文書作成時、決裁時及び発送時において発送文書の全内容を確認すること を指示した。 (2) 広島労働局においては、同月 16 日、労働基準部長が、労働基準部各課(室)長及 び管下の全労働基準監督署長に対し、 ①個人情報を含む文書等を、 「電子データの上書き修正により作成しないこと」につ いての再度の徹底 ②決裁時並びに発送時のダブルチェックの再度の周知徹底 を文書で指示した。 また、今後、個人情報を含む文書全体の作成方法及び決裁時における確認の方法 について、改めて労働基準部長から文書で指示することとしている。 〔担当〕広島労働局労働基準部監督課 監督課長 大西 啓一 主任監察監督官 井上 一弘
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