平 成 28 年 3 月 1 日 広島労働局労働基準部労災補償 課 広島労働局労働基準部労災補償課分室における文書の誤送付について 広島労働局(局長 星 直幸)は、広島労働局労働基準部労災補償課(課長 上眞完二。以 下「労災補償課」という。)において発生した文書の誤送付について、下記のとおりその事実を 確認の上、必要な措置を講じましたので、概要をお知らせします。 記 1 概要 労災補償課において、被災労働者Aさん(以下「Aさん」という。 )のB医療機関における 労災診療費請求内訳書(以下「レセプト」という。)を点検したところ、疑義が生じたためB 医療機関宛てに照会文書を送付する際、誤って宛先をC医療機関として作成し送付した。 照会文書には、被災労働者の氏名等の個人情報が記載されていた。 2 事実経過 (1) 平成 28 年2月 18 日、B医療機関からの請求に関して、Aさんに係るレセプト内容に 疑義があったため、同医療機関の担当である職員Xが照会文書を作成したが、宛先を誤 ってC医療機関として送付した。 (2) 同月 23 日、C医療機関の担当者から「照会文書に記載された被災労働者は当機関に はいない」旨の電話連絡があり、この時点で誤送付が判明した。そこで、電話を受けた 職員Xは、誤送付したことを謝罪し、誤送付した文書の破棄を依頼した。 (3) 同日、職員Xは、上司である職員Yに誤送付の報告をした。 誤送付の報告を受けた職員Yは、労災補償課長に事実経過を報告し、直ちにB医療機 関に連絡して文書を回収するよう指示を受けた。 職員YはB医療機関に連絡し改めて謝罪するとともに文書の回収について依頼したと ころ、既にシュレッダーにかけて廃棄されていたことが判明した。 (4) 同月 24 日、労災管理調整官からAさんに電話で経過を説明し謝罪したところ、理解を 得た。 3 発生原因 (1) 照会文書に宛名及び所在地を記載する際には、医療機関コードをシステム端末に入力 する方法を採っているが、B医療機関ではなくC医療機関の医療機関コードを誤って打 鍵入力したこと。 (2) 照会文書の決裁時及び発送時の複数人によるチェックが機能していなかったこと。 4 再発防止策 (1) 労災補償課においては、平成 28 年2月 24 日、労災補償課長から非常勤職員を含む職 員全員に対し事案説明を実施し、個人情報の厳正な取扱いを周知徹底した。 また、誤送付した文書については速やかに回収し被害の拡大を防ぐこととし、シュレ ッダー等による廃棄処分はたとえ先方の申し出があっても行わないよう周知徹底した。 (2) 広島労働局においては、同月 24 日、労働基準部長から局内各課室長及び管下の全労 働基準監督署長に対し、翌 25 日には総務部長から局内各課室長並びに管下の全労働基 準監督署長及び公共職業安定所長に対し、文書作成時及び発送時の内容確認の徹底を含 めた個人情報漏えい防止対策の徹底を文書で指示した。 〔担当〕広島労働局労働基準部労災補償課 労 災 補 償 課 長 上眞 完二 労災管理調整官 船本由美子
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